「僕が以前に、海外で知り合った日本人。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 優維香、悠里、敬嗣の話に、
「う~~っそ。」
「凄ぇ~~~。」

「…で、梶美耶乃を一番に可愛がっている人物が~~。ちょっと待ってね~~~。」
敬嗣、タブレットを机から。そして…。画面にタップ。
「はい、この人~~。日本経済団体連合会、専務理事、榊神埜進(さかきじんのしん)。はい、どうぞ。」
優維香と悠里にタブレットを。

ふたり、コクリと。
「拝見します。」

小埜瀬も。

優維香、悠里、
「へぇ~~~。この人~~。」

優維香、
「見た事、ないけど…。ふんふん。」

悠里、
「全然。私も~~。」

すると、
「おや。」
小埜瀬。

優維香、その声に、
「…ん…???…リーダー…???」

悠里も、
「えっ…???」

小埜瀬、
「この人ですね~~。僕が以前に、海外で知り合った日本人。」

優維香、
「あぁ~~。うんうんうん。リーダーがデザインをあげた人。…って、この人…???」
小埜瀬を見て。

小埜瀬、
「えぇ。この人にです。」

いきなり悠里、
「え~~ぇえ~~~???」

敬嗣、
「ほぉほぉほぉ。」

小埜瀬、
「…と、言う事は~~。」
目をキョロキョロとさせて…。

敬嗣、男性を見て、
「ふん。」

小埜瀬、数秒…。そして、フィンガースナップ。
「そういう事ね。」

優維香、小埜瀬を見て、
「リーダー…???」

悠里も、
「うん…???」

小埜瀬、
「かかかかか。つまりは…。私のデザインは、この…、榊さんと言う人から、全部、伊玖伊那の梶社長に、渡されていたと…。」

瞬間、優維香も悠里も、
「え―――――――っ!!!」

小埜瀬、口を搾って、
「合点がいきました。まま。先だってのスタッフコレクションもそうですが、え…とぉ~~。あ、ほら。雑誌の…。」

優維香、
「あ~~。うんうんうん。確かに。あれって…、リーダーの。」

小埜瀬、
「えぇ。」

悠里、
「え゛え~~ぇえ~~。…って、事は何…???…つまりは、伊玖伊那、全部、伊玖伊那独自のデザインじゃなくって、そのままパクリって訳~~~???」
そして悠里、
「えぇ~~~ぇえ~~。酷いよそりゃ~~~。そんなのありぃ~~~???…こっちは、こっちで、必死に~~。」

敬嗣、話を聞きながらに微笑むように。

優維香、
「あ、でも…、リーダー。」

小埜瀬、
「はい。」

「でも、幾らなんでも、リーダーは、それ以来、この、榊って言う人とは…。」

小埜瀬、すぐさま首を横に振り、
「いえ…。一度も…。ましてや、日本に来てのこの人とは、全く、面識は…。」

「…と、なると~~。スタッフコレクションからの~~。夢蔵の…、あの…、デザインは…???」

小埜瀬、
「いえ…。僕のデザインでは…。」

「あぁ。その件ですか。」
いきなり敬嗣。

優維香と悠里、
「えっ…???」

敬嗣、ニッコリと。
「まま。私もこう見えて、こういう商売柄、あちらこちらと…。」

優維香、悠里、共に、
「うんうんうん。」

「この、榊神埜進と言う人、とにかく、目利きは凄いとの評判。祖父も言ってますけど。目利きであの人に適う人は、まずいない。との、事。聞くところによるとその人、ある学生を見つけたようなんです。」

優維香と悠里、
「学生…???」

敬嗣、コクリと、
「えぇ。それも…、凄い絵を描く学生だそうです。その学生に目を付けて、何かしら、とんでもない事をやってくれる。そんな風に感じたんじゃないんですかね~~。その学生を自分で引き受けて、後は梶社長に面倒を見てくれらしい事を…。…多分、その学生の絵が、デザインとして、夢蔵に。」

いきなり優維香と悠里、
「え―――――――っ!!!…学生の…???」

「とんでもない絵を描く学生って話です。」

優維香、ポツリと、
「とんでもない絵を描く学生…。」

悠里、
「わっちゃ~~。学生…。…って大学生…???」
敬嗣に。

敬嗣、
「いえ…。高校生です。」

小埜瀬も優維香も、
「高校生。」

悠里、優維香と小埜瀬を見て、
「それじゃあ何…???…つまりは…。私たち、その高校生の…、描いた…???」
僅かに顔を傾げて、
「絵って…、言うか…、その…、デザイン…???」

小埜瀬も優維香も、
「うんうんうん。」

悠里、小埜瀬に優維香、そして敬嗣を見て、
「そのデザイン…、って言うか…、絵…???…まぁ…。多分、描いたとしても…、デザイン的に、修正は施さなきゃ。」

優維香、
「確かに。」

小埜瀬、
「チーフ殿みたいに。…と、なると…。」

優維香と、悠里、同時に、
「私たち、高校生に…、負けた…???」

瞬間、敬嗣、思いっきりニッコリとして、
「いやいやいや。…そういう訳ではないと。思います。…ただ、話によると、ずば抜けた絵を描くというのは本当らしいです。しかも…、大人顔負けの。アーティストとしても売れる絵。との事のようです。」

小埜瀬も、優維香も悠里も、顔を見せ合い、
「大人顔負けの。アーティストとしても売れる絵。」

「但し。」
敬嗣。
「表には一切顔を出さない。」
3人を見ながら…。

そして3人それぞれが、訝しそうな顔をして、
「表には一切顔を出さない。」

悠里、
「…って、どういう事…???」








好きになれない。   vol,304.    「僕が以前に、海外で知り合った日本人。」

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