「あの時…。3月でした。花見のシーズン。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「でも…。まっ。数年前の出来事ですけど…。…で、その事に気付いて僕は…、もぅ完璧に、堕ちてましたね~~。目の前真っ暗で…。」
ビールを一口飲んで、
「あの時…。3月でした。花見のシーズン。僕が絶望で、酒飲んで、ふらふらしているときに、サラリーマンから絡まれまして。その時に、助けてくれたのが、麗子さん。ジョエルの社長です。」

4人共に、その話に目を真ん丸にして口窄めて、それぞれの顔を見るように、頷く。

瑛子、
「そういう事~~~。」

阿寿沙、
「そうなんだ~~。」

悠里、
「へぇ~~~。」

優維香、
「リーダー…。そんな過去が…。」

小埜瀬、優維香を見て微笑んで、
「えぇ。」
そして他の3人も見て、ニッコリと。

悠里、小埜瀬に、
「えっ…???…えっ…???…でも…。それから…???…社長に助けられてから…、どんな風に…???」

その声に瑛子も阿寿沙も、
「うんうんうん。」

優維香、小埜瀬を見て、
「リーダー…。」

小埜瀬、
「そのまま、社長のお宅に。」

いきなり4人、目を真ん丸に、
「う~~っそっ!!!」

小埜瀬、笑みを。
「えぇ。僕も信じられなかったんですけど…。」

そこまで言って、思わずクスリと笑って。
「…でも、後から聞くと…。麗子さん。…あ。…すみません。会社では社長と言ってますけど、プライベートでは麗子さんって言ってるんです。向こうは、隆英って言ってますけど…。」

優維香たち、顔を見合わせて、
「わお。」

小埜瀬、
「社長が言うには。」

4人、コクリと。

「私も、何故かは分からない。…でも、どうしてか、放っておけなかった。と言う。」

またまた4人、
「わお。」

「…で、確か。あの時…。」
空を見ながら小埜瀬。
「シャワーを浴びて~~。それからリビングで休もうとしたときに、麗子さんの旦那様と初めてお会いして…。」

4人、
「うんうんうん。」

「挨拶、しました。…でぇ~~。事の顛末を話して。それから僕の事を話して。今迄の事…。」

またまた4人、
「うんうん。」

「…で、僕の大学の事を話したら。…そうしたら、今度は旦那様の方がいきなり顔の表情を変えて明るくなったんです。」

途端に4人、
「へっ…???」

瑛子、
「どうして…???」

阿寿沙も悠里も、
「うんうんうん。」

優維香、目をパチクリとさせて…。

小埜瀬、可笑しがりながら、
「何と…。旦那様の大学の出身が、僕と同じなんです。」

いきなり4人、
「え――――――――っ!!!」

また周囲の客たち。そして絃爾と美智子も優維香たちのテーブルに顔を。
優維香たち、またもや口に手を。そして体を小さく。

悠里、体を小さくさせながらも、
「いやいやいや。リーダーの大学って…。」

瑛子、阿寿沙、優維香、
「うんうんうん。」

「東和大です。」

その大学の名前に、4人、またまた目を真ん丸に、そして思いっきり背筋を伸ばす。

そして今度は、声を低く、
「うそでしょ。」
「まじ…。」
「東和大。」
「す、凄過ぎ。」

そして4人、すぐさま頭を低く、瑛子、
「東和大、一流大学。」

「いやいやいや。国内でも3本指に入るよ。」
阿寿沙。

悠里、目をパチクリさせながらも、
「まじ、凄過ぎ。」

優維香、小埜瀬を見て、
「リーダ~~~。」
そして、
「ええ…???…あの…、東和大っ…。そうすると、つまりは、社長の旦那様も、東和大…???」

小埜瀬、キョトンとした顔で、
「えぇ。…そういう事です。…それからが、麗子さん以上に僕と意気投合して凄かったです。麗子さんも呆気に取られてましたけど…。…で、ふたりの提案で、僕、その時、アパートでひとり暮らしだったんですけど…。」

4人、
「うんうんうん。」

「旦那様から、所持金もなしにアパートにいても仕方がないだろ。家に来なさいって。」

瞬間、4人、顔の表情がにこやかに、
「ははは。凄い。」
「なんとも…。」
「いやいやいや。」
「凄過ぎる~~。」

「…と、言うか。」
小埜瀬、
「旦那様の方が僕の話を聞いて…。でも、全く否定しなくって、楽しそう…、って言えばいいのか。」

悠里、
「いやいやいや。」

「何でも話しを…、聞いてくれました。そうか、そうかって…。」

瑛子、
「へぇ~~~。」

「…で、半年ほど、七瀬家に、居候…???」
にこやかに顔を傾げて。
「望都さん。つまりはお嬢さんの部屋が空いてるから、そこに住み込みなさいって…。」

瑛子、
「何と。」

阿寿沙、
「凄いよね~~。」

小埜瀬、また空を見て、
「元々、僕、海外に出る事が夢だったんです。計画はありましたから。」

その話を聞いてまたもや、瑛子、目をパチクリとさせて、
「凄っ。」

阿寿沙、
「リーダーって…。」

優維香、
「…で…???…リーダー…???…その後。」

小埜瀬、優維香を見て、
「えぇ。すっかりと…、七瀬家にお世話になり、大学卒業後に、無事…、海外に…。その援助も、旦那様が…。」

いきなり4人、目を真ん丸に。そして口を縦に大きく。

小埜瀬、
「これが、僕と麗子さんとの関係です。」








好きになれない。   vol,205.   「あの時…。3月でした。花見のシーズン。」

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