そんな3人を見て小埜瀬、目をパチクリと、
「へっ…???…どうしたんですか…???」
中々、口から手を離せない悠里と瑛子、池辺。
口をヒョットコみたいにしながらも焦点の合わない目での優維香。
悠里、思わず小埜瀬に、
「いやいやいや。リーダー、その…、あ、ここにも素敵な人、いた~~。なんて…。言ったら、困るでしょう~~、そんな、ダイレクトに~~。」
そんな悠里に小埜瀬、
「あ、いや…。でも…、その通りだし。現に、柿崎さん、奇麗でしょ。そして、素敵な人に間違いないし。それに…、冴島さんに…。武蔵野さんだって。課長もそうですよ~~。」
いきなり池辺、あらたまったように小埜瀬に、一礼をして、
「ありがとうございます。」
途端に悠里、右目を歪めて…。瑛子も…。ふたり、同時に、
「…と、言うか…。つまりは…、そういう訳ね。」
けれども優維香、口を尖らせて、
「わぁ~~。ふ~~ん、そうなんだ~~。じゃ、つまりは。リーダー、私たちが同じように、素敵な人って言う風に、見ている訳ね~~。」
間髪入れずに小埜瀬、
「いけません…???…僕は、嘘は嫌いですけど…。」
瞬間、瑛子、
「かかかかか。…やられたよ。…でも…。みんな、噂してるんですけど…。リーダー。」
顔を傾げてニンマリとしながら瑛子。
その声に小埜瀬も悠里も優維香も池辺も、
「はっ…???」
悠里、瑛子に、
「どういう事…、それって~~。」
池辺も、
「うんうんうん。」
瑛子、
「リーダーに賀寿恵さ~~~んって。」
池辺、いきなり、
「え~~~???」
優維香と悠里、
「う~~っそっ!!!」
小埜瀬は目をパチクリと。そして、いきなり、
「へっ…???」
そして両手を…。
その時、
「お待たせしました。」
ウェイトレス2人が、トレイを持って。
優維香、小埜瀬、
「あっ。」
それぞれの前にメニューが…。
4人、
「わお。美味しそう~~。」
小埜瀬、
「それではまず…。」
それぞれの飲み物を…。5人が、それぞれグラスを持って、
「乾杯。お疲れ様です。」
そして、一口。
「うんうん。」
「おいし。」
「う~~ん。」
「はは。」
優維香、
「…で…???…何々…???…瑛子さん。その…、噂って…。」
瑛子、すぐさま両眉を上下に。
「ふん。実はね。」
瑛子、若手たちが噂をしていた事を…。
瞬間、小埜瀬、ビールを飲みながら、
「ぶっ。」
優維香、悠里、池辺も、
「え―――――――っ!!!」
小埜瀬、いきなり咽たように、
「んふ。んふ。うっ。」
そんな小埜瀬を悠里、そして優維香も池辺も…。
小野瀬、すぐさま、口に手を。そして…。瑛子に、口に手を当てたままに、
「んふ…。ちょっと~~。武蔵野さ~~ん。」
困った顔をして、
「待ってくださいよ~~。まっ。確かに、お昼に、ちょっと会社から遠い、キッチンカーの…。…でも、あれは…。社長から誘われて~~。もぅ~~。面白半分に社長が~~。」
間髪入れずに瑛子、
「は~~い。それはもぅ~~、若手には、申し入れておきました~~。…多分、そういう事だろうと…。」
悠里、優維香、
「えっ…???…そうなの…???」
途端に小埜瀬、ふたりに、
「僕、言いましたよね。」
池辺、悠里と優維香を見て、
「えっ…???…何を…???」
悠里、
「あん。」
池辺を見て、
「実は、私たちもリーダーには、賀寿恵さんいいなぁ~~って~~。でも…、リーダー、全然ありませんって。リーダー、賀寿恵さんに会ったのっ…。」
そこまで言って、目を右上に、
「ん…???…じゃあ、今日で、もしかして…。4回目…???」
小埜瀬、その声に、こちらも目を右目に…。
「…ん…???」
そして、指折り…。
「そう…なるかな…???…僕が…、弓さん。…んん。その…、賀寿恵さんですよね。最初に会ったのが…。アトランタのホテル。仕事で、アメリカ、ジョージア州。アトランタのホテルにいた頃、なんですよ。」
悠里と優維香、
「凄っ。アメリカ、ジョージア州。聞いただけで。」
「うんうんうん。」
瑛子、
「何ともグローバル。」
小埜瀬、ビールを一口。
「あのホテルのレストランで、偶然、バッタリと。遭って。七瀬社長。」
4人、一斉に、
「へぇ~~~。そうだったんだ~~。」
「あの時、七瀬社長、何かを考えてたのか、未だに…。…でぇ~~、夕方、また会えないかって…。僕も特に断る理由もなかったので…、いいですよって。その時、初めて弓さんと。」
また4人、
「へぇ~~~。」
「…で、夕方にも…。そこで…、私の会社に来ないって誘われて。」
すくさま4人、
「え―――――――っ!!!…それだけで…???」
小埜瀬、淡々と、
「えぇ。それだけです。その時から…。かれこれ…。日本に来て、数日後に、七瀬社長に食事に誘われて…。その時が弓さんとは3回目。…で、今日のお昼で…。…そっか。4回目。」
瑛子、途端に、
「な~~んだ。じゃあ~~。賀寿恵さんとは何も共通点。」

好きになれない。 vol,153. 「あ、ここにも素敵な人、いた~~。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。