「会社の取締役になっていても、可笑しくない存在なの。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 佐津香、そんな燈子たちの声に、
「確かにね~~。あの時は、完璧に、2つのグルーブに割れちゃってたから~~。」

菜帆子、燈子と千優に、
「…って言うか~~。恐れ多くも、この柿崎佐津香って人は~~。この会社の取締役になっていても、可笑しくない存在なの。」

その声に、いきなり燈子と千優、佐津香から離れるように、
「え―――――――っ!!!」

菜帆子、淡々と続ける。
「まぁ~~。社長の傍の…。」
顔を傾げながらも、
「専務取締役的…、存在でもある人。」

燈子、菜帆子に、
「せ…、専務って…。うそ…。」

千優、顔を左右に小刻みに振らせながら、
「いやいやいや。」

佐津香、困った笑顔で、
「もぅ~~。菜帆子~~。」

吉竹、
「いや。全くのその通り。…だから~~仕方がない。俺なんて、佐津香さんに文句の一つでも言ってみろ~~。会社全員から、袋叩きにされる~~。」

またまた燈子と千優、目を真ん丸にして、
「うっそ。」

吉竹、ウィンナーを食べて、
「ほんと。」

佐津香、いきなり、
「吉竹~~~。」

吉竹、その声に、丁寧に頭を下げて、
「すんません。」

千優、
「…って、部長が佐津香さんに頭、下げてるって…。…有り得ないでしょ。」

菜帆子、腕組みして、
「まぁ~~。話せば長くは…、なるんだけどね~~。」

「…って、佐津香さん、さっきの話…。もしかして…、知ってた…???…コンペの話。」
吉竹。

その話に佐津香、口を尖らせて、腕組みして、
「ふん。まっ。凡そ、そんなところだろうって事は、納得してた。いや。だって~~。理江子の父親って、イギリス人だもん。」

その声にまた燈子と千優、
「うっそっ!!!呼び捨てって。」
目を真ん丸に。

菜帆子、
「かかかかか。君たち~~。だから~~。この佐津香さん、そこらへんの社員とは格が違うって~~。社長の事すら、舞桜って呼び捨てだよ~~。」

吉竹、今度はハムを爪楊枝で刺して口に。
「かかかかか。その通り~~。」
モグモグしながら数回頷く。

菜帆子、
「まっ。社長に対しては、佐津香さん、隠れた相棒…的、存在。私は、見えてる相棒…、だけどね~~。」

そして菜帆子、佐津香に。そして佐津香も菜帆子に、ふたり同時に、
「ねぇ~~~~。」

燈子と千優、ふたり、抱き合いながら、
「す…すご…。凄すぎる。」

「…ってぇ~~。菜帆子~~。新人、そんな虐めてどうする~~???…蒼褪めてんぞ~~~。」
吉竹。

その声に瞬間、菜帆子、仰天して、
「わっ!!!私ったら。」
そしてふたりに、
「ごめんなさいね~~。」
頭を下げながら、詫びる…、が…。その詫びる顔が、
「本当の事、言って~~。おほほほほほほほ。」

燈子と千優、唖然。

吉竹、
「…ってか。ははん、な~~るほど~~。由利塚、親父さん、イギリス人。」

佐津香、吉竹に、
「そっ。確か…、外資系…、貿易の仕事…???…商社マン。とにかく、あらゆる分野に顔が利くって言われてるから~~。その筋からの、情報でしょ。しかも、理江子自体、マルチリンガルだし。」

燈子と千優、またまた佐津香を見て、
「凄~~~い。」

菜帆子、
「佐津香さん、社長の周辺の事は、会社一、詳しいから。プライベートじゃ、もぅ~~、しょっちゅう~~。逆に、社長が佐津香さん、手放さないから。」

佐津香も、サワーを一口、
「まっ。付き合い、長いからね~~~。」

千優、菜帆子と佐津香を見て、
「えっ…???…あ、いや…。…でも…。なんで…???…佐津香さん…、これっ、何にも、肩書きないし…。」

瞬間、吉竹、
「クッ。」

菜帆子も、そんな千優を見て、目を丸く、ニッコリと。そして、
「さ~~て~~。どうしてでしょう~~か~~。問題です。」

途端に燈子に千優、背中をシャキッとさせて、困ったような顔で、
「え――――――――っ!!!」

その声が大きかった。

メンバー数名が佐津香たちの方に…。
「何々…???」
「どうした…???」

基美と励。そして、こそこそと静歌。

菜帆子、
「あん。このふたりにね。佐津香さんはどうして、肩書ないんでしょう~~って~~。」

すると3人、共に、
「あ~~ん、それ~~。」
そして3人とに顔を見合わせて、
「ねぇ~~。」
「うんうんうん。」

燈子、千優、
「えっ…???…みなさん、知ってるんですか~~。」

すると、3人、同時に、
「当~~然。」

今度は唐揚げを食べながらの吉竹、
「出世、大っ嫌いだからな~。佐津香さ~~ん。」

いきなり菜帆子に基美、励、静歌、
「部長‐―――――っ!!!」
吉竹を睨み付ける。

吉竹、
「うんうんうん。この唐揚げも…。」
そして4人を見て、
「えっ…???…俺、何か言ったか…???」

佐津香、可笑しくて仕方がない。
「くくくくく。」

菜帆子、両肩をガックリとさせて、
「あ~~んもぅ。」

佐津香、苦笑いしながらも、
「まま。いいじゃない。」
燈子と千優を見て、笑顔で、
「ねぇ~~~。」








好きになれない。   vol,085.  「会社の取締役になっていても、可笑しくない存在なの。」

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