その姿勢を見て、スタッフたちも、連鎖で、
「よろしくお願い致します。」
深く一礼を。
小埜瀬、今まで以上にニッコリと。
…そして…。こちらでも…。マーケティング事業部のドアが開く。
ゼネラルマネージャーの菜帆子、
「はいはい。入って、入って。みんな~~~。お~~待たせ~~。」
菜帆子が先頭で入ってきた人物。女性ふたり。スタッフ一同、
「おぉ~~。」
「きゃあ~~~。」
「いやいやいや。」
愛結美、
「わぁ~~~。お帰り~~~。今、帰ったの~~???」
ふたりの女性、愛結美に、
「はい。」
ニッコリと。そしてスタッフ全員にお辞儀をして、
「ただいま戻りました~~~。」
いきなり課長席の小埜瀬、目をパチクリとさせて、
「だ…、誰…???」
愛結美、後ろを向いて、
「課長、新人の、赤枝燈子(あかしとうこ)と、玄場千優(げんばちひろ)です。今まで、3か月ほど、新人研修で大阪に。」
その声に小埜瀬、うつぼの口みたいに、
「へぇ~~~。」
新人のふたり、まず佐津香に挨拶をして、
「佐津香さん、只今戻りました。」
そんなふたりに佐津香、ニッコリと。
「うんうん。お帰り。…って、あなたたちに、はい。」
窓際の席に右手を指して、
「私よりはまず。」
ふたり、ニッコリと、そして佐津香にお辞儀をしながら、
「はい。」
頭を下げて上げる勢いに髪が爽やかに流れるように揺れる。
愛結美、椅子から立ち上がりふたりに、
「うん。お帰り。」
ふたり同時に、
「曾我野シニアマネージャー、お疲れ様です。」
そして佐津香と同じように、共に頭を下に上に。
「ただいま戻りました。」
そんなふたりを労うかのように愛結美、ニッコリと、
「うんうんうん。首を長~~くして、待ってたわよ~~。」
その声に燈子と千優、顔を見せ合いニッコリと。
そして、愛結美、笑顔のままで2程軽く頷き、
「いらっしゃい。」
そして、課長席に。愛結美、小埜瀬に、
「課長。我が部署の新人ルーキー。左側から、赤枝燈子(あかしとうこ)23歳。そして、こちら、同じく23歳。玄場千優(げんばちひろ)。」
燈子と千優、初めて会う新課長に、
「初めまして。」
燈子、
「赤枝燈子です。よろしくお願いします。」
「玄場千優です。よろしくお願いします。」
ふたり共に、背中にリュックを背負ったままで…。
小埜瀬、椅子から立ち上がって、ふたりに右手を差し出して、
「課長の小埜瀬瑛士と言います。よろしく。」
燈子、千優、それぞれが小埜瀬と握手。そして、再び、
「よろしくお願いします。」
瞬間、あちらこちらから拍手。
順平、拍手をしながら、大きな声で。
「ヨッ。いいぞぉ~~。」
菜帆子、
「いやいやいや。や~~っと、戻ってきたか~~。さすがに長いわ、3か月~~。」
そして佐津香を見て、
「ねぇ~。佐津香さ~~ん。」
そんな菜帆子にニッコリの佐津香。
「う~~ん。確かに。」
あちらこちらからふたりに労いと激励の声。
「おかえり~~。」
「頑張って~~。」
「待ってました。」
「しごかれるぞ~~。」
この声は龍二である。
そんな龍二の頭をコツンと、基美。
「ナマ言ってんじゃないのぉ~~。」
小埜瀬、そんな景色に、笑顔で、
「うん。」
愛結美、ふたりに、笑顔で、
「じゃあ。」
ふたり、笑顔で、
「はい。」
そして、自分たちの席に。
小埜瀬、目をパチクリとさせて、
「あ。そぉっか~~。…で、あの席。2つ…。な~~るほど~~。」
愛結美、ニッコリと小埜瀬に、
「ふふ。頼もしいふたりですよ。ここ一番のヤング。フレッシュそのもの。」
そして愛結美、
「課長には、申し訳ありませんでしたが…、サプライズと思って、ふたりの事はシークレットで。佐津香さんの提案で。」
その声に小埜瀬、表情を僅かに緩ませて、
「あ、あ~~。」
そして、
「え~~~。はは。フレッシュそのもの。…ですよね。」
「ちょっとした、旋風、巻き起こしてくれるかも…。楽~~のしみ~~。」
小埜瀬、小さく頷いて、
「ほぉほぉほぉ~~~。」
真宮、
「…で。…小埜瀬さんに関しては~~。」
小埜瀬を見て…。そして、またスタッフたちを見て、池辺を見て、
「まっ。みんなには…、以前から言っているように、国内は元より、海外でも活躍している。…とだけ…。…と、言う…。」
真宮、思わず一息吸って。そして、頭を掻きながら、
「申し訳ないが…。私も、それ以上の事は、社長からも、聞いてない。…とにかく…、面白い事になるかも…と、しか…。」
チラチラと小埜瀬を見て。
そんな真宮を見て小埜瀬、可笑しがりながら、口をへの字にしても笑顔で…。
池辺も小埜瀬をチラチラと見るが…。
小埜瀬、そんな池辺にも僅かに会釈を。
途端にスタッフたち、
「えぇ~~~ぇえ~~???」
小埜瀬、スタッフたちに自ら頭を下げて、
「申し訳ございません。…追々…と、言う事で…。はい。」

好きになれない。 vol,062. こちらでも…。マーケティング事業部のドアが開く。
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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。