須美、
「私もねぇ~~。その事聞いてび~~っくりで~~。」
佐津香、
「なんと、なんと。CM制作会社…。か。何ともびっくりだね~~。驚いた。私の近くに、まさか、CM作っている人、いるなんて。」
岳燈、途端に照れながらも、
「いやいやいや。」
「かかかかか。でも、あなた、かっわいい~~。うん。あなた、私、気に入った。うちの娘と結婚しな。」
瞬間、伊寿美、
「え――――っ!!!」
「…って、冗談よ、冗~~談。な~~んか、あなた見ていると、ホッコリとするわ~~。かかかか。」
岳燈、ますます照れながらもお凸を指先でポリポリと、
「そっすか…???」
この頃、どの出展企業も徐々にゲストたちが入ってくるのに対応していた。
菜瑠美、
「いよいよね。」
優維香、そして悠里、
「はい。」
トラディショナル事業部、メンバーたち、総出で、交代交代でゲストに対応している。
「はは。まだ動画、撮影してる~~。」
出展の裏では、待機している阿寿沙。
「まま、確かに、一般の撮影はOKだからね~~。…でも、私たちは…。」
悠里。
その声に、優維香も阿寿沙も亘夢も、顔をコクリと、
「うんうんうん。NG」
優維香、
「亘夢、頼んだよ。今回、あんたが長時間、ここにいることになるけど…。絶対に分からないときはヘルプ求めて。」
その声に亘夢、にっこりと、
「はい。分かりました。」
今回、このスタッフコレクション。実は、前回までは、その、評価基準が、
審査員だけの基準にて順位が決まっていた。…だが、今回からは…。
コンセプトを、「癒しの住処。」として、全国の家族が住みたい場所をとしている。
そのために会場自体は、裏側では、「AI」を導入してまでも厳重に。
されど表面的には正に、ライフスタイルを。その為には一般の人たちの意見。
と、言う事で、会場でも、インターネットを介してもポイント付与が導入されることになったのだった。
但し、インターネットの場合は、イベントのホームページのQRコードから進んでの投票となる。
その為には、インテリアもそうだが、その場にいて、寛げる。
そういう雰囲気作りでも投票できるという観点がある。
その雰囲気作りには、当然ながら出展企業の社員、メンバーたちの人となりも重要になってくる。
そういう意味で、とりわけ、インテリアショップ・ジョエル・トラディショナル事業部。
メンバーたちの中でも、ハーフの江間亘夢もその、外国人張りのマスクであることから、
トラディショナル事業部長真宮麟からの下知が下ったのだった。
しかも、その下知は、なんと、開催、2日前。
日本最大級、しかも、全国のインテリア業界の企業からの応募。
その中からの厳選なる審査でのインテリア・ゴールデン・スタッフコレクションへの進出。
ここでの金賞受賞が今後の業界大手の収益、業績にも大きく関わってくる。
しかも、そのイベントが東京の最大開催地、
観光スポットでも多くの動員数を誇る東京エレファントモール。
当然、テレビ中継もされるが、仮に、テレビのSNSで何かしらの誹謗中傷があったとしても、
確実に、それは防御されるシステムとなっている。
メンバーたちの中で、さながらオープンな性格の亘夢、麟からの申し入れに、
最初はあまりの驚きに困惑していたが、メンバーたちから絶賛の声、「文句なし」の声で感激。
身長がメンバーたちの中では一番低く、155㎝。とにかく、目鼻立ちがクッキリとしている。
海外のファッションモデルにも引けを取らないくらいの容貌でもある。
しかも、子供たちにも好かれる性格というからメンバーたち全員から愛されている。
開催からは既に2時間は経過している。
方や、伊寿美たちは最初の場所から次の場所に…。とにかく圧倒されていた。
須美、
「こ~~んなインテリアの中で暮らせたら~~、はははは。」
そして、舌をペロリと出して、
「夢のまた夢だけどね~~。」
「でも、リフォームでもいいんじゃない…???…心機一転。」
佐津香。
「無理無理無理。…そんな…、私と伊寿美とじゃ、あまりにも贅沢。」
「いや。だ~~って、これから、伊寿美ちゃん、結婚すれば、岳燈君。お婿さんでしょう~~。」
その声に須美、
「えっ…???…なんでサっちゃん、それ、知ってるの…???」
「前に聞いたのよ~~。伊寿美ちゃんから。岳燈君、3人のお姉さんがいるって。…と、言う事は岳燈君、末っ子でしょ。お姉さんたちの、誰かが、家を継いでるんじゃないの…???」
「あ、うん。一番上のお姉さんが。」
「それなら、いっそ。3人揃って、リフォームなんて、どぅお~~???」
その声に須美、
「かかかかか。」
と笑い、
「無理無理無理。私以上に、贅沢嫌い娘だから。」
右手を振りながら…。
佐津香、困った顔で、
「や~~れ、やれやれ。同じような環境で、優維香も、贅沢嫌いなんだから、全~~ったく~~。」

好きになれない。 vol,036. 優維香、「亘夢、頼んだよ。」
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