「今の状況を維持して今後も、頑張って行きましょう。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 会議の議題は3題。その3題目も…。

エレガンザ化粧品。マーケティング事業部、課長代理の曾我野愛結美(そがのあゆみ)、
「以上、これで、現在、2019年の進捗状況は全てです。既にリリースされている、yumi~ne。とにかく、最初から好調。しっかりと右肩上がりで…。今の状況を維持して今後も、頑張って行きましょう。」

エレガンザ化粧品。マーケティング事業部。ゼネラルマネージャーの盾橋菜帆子(たてばしなほこ)、
「はい。」

そして、チーフマネージャーの瀧田順平(たきたじゅんぺい)も、
「了解です。」

他の、それぞれセクションのメンバーも、
「ありがとうございま~~す。」

佐津香も納得したように、ひょこんと顔を傾げて、
「結果オーライねぇ~~。」

「以上。」
菜帆子、統括部長の武一を見て、
「部長。私からは…。」

吉竹武一、
「おっ。ありがとう。…今も説明あったように、我エレガンザ化粧品。今現在のライバル企業との熾烈な競争にも日々、鍛錬、そして切磋琢磨して、何とか…、追い着け、追い越せで維持している。」

佐津香、頭の中で、
「…はっ…???…どういう日本語よ。鍛錬、切磋琢磨って…。…古いね~~。…まっ。そこが…、武一らしいっちゃ~~、武一らいしけどね~~。」


実際、このエレガンザ化粧品。マーケティング事業部。
柿崎佐津香以外は統括部長の吉竹武一が現在46歳。
以下、課長代理の曾我野愛結美が37歳と、30代、20代が占めている。
つまりは、佐津香が一番の最年長者となり、ベテランの技術者でもあり、
企画開発の長けた女性社員でもある。

そして…。因みに…。佐津香の場合は、エレガンザ化粧品が設立して、
僅か5年目に入社しており、その時期、丁度海外にて経営学を学び、
帰国して新設された新しいブランド事業室長に就任した伊縫舞桜(いぬいまお)。
現在のエレガンザ化粧品の代表取締役社長とは懇意の中。
舞桜と佐津香とは6歳差。舞桜の方が年上である。

そして…。その頃からのエレガンザ化粧品社員たち、
上層部であろうが、佐津香、長年の功績から一目置かれている立場、でもある。



そして…。会議に戻るが…。


武一、
「…で…。議題は全て終了した…の、だが~~。ここでひとつ。社長決裁として扱われた事案がひとつ。」

メンバーたち、それぞれ顔を見合わせて、
「社長…決裁。何それ…???」

そして、ゼネラルマネージャーの菜帆子、佐津香に、
「佐津香さん、何か知ってる…???」

その声に佐津香、口をへの字にして、小刻みに顔を左右に、
「いやいやいや。何も~~。…って言うか~~。私以外の…、みんなが私より先に知っているのが常識じゃない~~~。ねぇ~~。統括部長~~。」

その声に武一、目をパチクリと、少し躊躇したような表情で、
「あ~~、はぁ~~。いや~~。はははは。」
そして武一、
「あははははは。お恥ずかしい限り…ですけど…。まっ。その。実は私も…、つい2日前に聞いた…ばかりでして…。」

その声に、メンバー全員、
「はっ…???」
「はい…???」
「何それ…???」

武一、
「ふん。まっ。あれだ。新人、登場…と、言う事だ。」

その声にまたまたメンバー全員、
「新人…、登場…って…。」
顔を見合わせて。
「…と、言う事…は…。」

そして、各々、両眉の先端を吊り上げて、
「…ん…???…ん~~~んん…???」
それぞれを見て、そして、最終的に…。愛結美を…。

当人の愛結美、こちらも両眉の先を吊り上げて、訝しそうに…、
「はっ…???…えっ…???…」
そして、自分に人差し指を向けて、
「へっ…???…私…???」
いきなり顔を小刻みに左右に、
「いやいやいやいやいやいやいやいや。何も聞いてないし~~。何々何々~~。」

武一、
「ふん。俺も、愛結美には、何も言ってない。…だから~~。私も、2日前に話しを聞いたって~~。しかも…。夜だぞ、夜~~。電話で~~。神戸に出張中に~~。勘弁してくれよ~~。何がどうなっているのか、…って言うか、新しい人事異動だ…そうだ。」

またメンバー全員、
「新しい人事異動…。」
それぞれ、顔を見合わせて。
「聞いてないけど~~。」

武一、その声に、がっくりとした顔で、
「だから~~~。」

メンバーたち、済まなそうな顔で、
「あ、あ~~~。はい。」

「仙台支社の開発プロジェクトチームで室長を任せられている人がいるんだと。」
武一。

メンバーたち、
「あ、はい。」
それぞれが頭をコクリと。

「その室長が、いつか是非東京本社で働いてみたい。常々、そんな事を上司に話してたんだと。」

またまたそれぞれが頭をコクリ。
 

「でな。プロジェクトチームとして、開発した製品。それが7割。全て仙台で5位内にチャート入りが実現したら、その申し入れ、叶えてやると…。」








好きになれない。   vol,010.   「今の状況を維持して今後も、頑張って行きましょう。」

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