佐津香、「今、ピ~~ンと来たのが…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 佐津香、
「今、ピ~~ンと来たのが、自衛官。…なんだけど~~。上の姉が弁護士で、下の妹が看護師。ま、確かに、ドラマでなら…なんだけど~~~。有り得ない。…で、次が、検察…。…けど、姉が弁護士で妹が検察って…、これも、有り得ない。」

優維香、
「…で…???…で…???」

「…で~~~。…その次が~~~。多分、これかな…???…って~~、思ったのが、刑事。女の刑事ね。他にも…、でも、これはもはや無謀。トラックの運転手。」

優維香と伊寿美、そこで思わず、
「ぶっ。」
そして、ふたり共に両手をパンパンパンと叩いて、笑いながら、
「確かに。」

優維香、
「さすがに。トラックはないわぁ~~。かかかかか。…でも。さすがはおかあさん。お見事。」
そして、伊寿美に、
「ね。」

伊寿美も、
「うん。答えは刑事。捜査一課の刑事さん。当然、こちらも警視庁。」

「へぇ~~。そうなんだ~~。」
佐津香、
「じゃあ~~、なに…???…おとうさんと出勤先は同じってかぁ~~???」

伊寿美、佐津香に、
「うんうんうん。ただ、部署全く、別だけどね~~。」

「そっか~~。」
佐津香。
「まっ。刑事だったら…、出会い…、ないかな~~~???」

伊寿美、口を捻じ曲げて、
「うん。確かに。…って言うか~~。事実、おとうさんの仕事に憧れて~~警察官に。そして…、刑事にって人…、みたい。」

佐津香、頷きながら、
「へぇえ~~~。」

「しっかりと試験に合格して、警察学校に。…で、卒業して、まずは交番勤務。でぇ~~。また昇進試験に合格して、遂には刑事に。今、30歳。貴重な女刑事、らしい…。」

「でしょうね~~。」
口を真一文字に佐津香。
「あ。でも…。周りは…男子ばっかり…。」

その声に伊寿美。変顔で…、右手をヒラヒラと降って、
「かかかかか。おばさん。それって、無理無理。」

「へっ…???」
「まっ。確かに、捜査一課、男性の集まり。その中に紅一点的な、岳燈のお姉さん。」
そして伊寿美、ササササッとスマホを。そして佐津香の目の前に、
「はい、これ~~。」
と、見せたのが岳燈と一緒のその女性の顏。

「わっ。」
佐津香、
「滅茶苦茶奇麗な人~~。」

「でっしょう~~。」
伊寿美、ニコニコとして、
「いや。私もね。最初は、なんでこの人、結婚…???…ん~~???…と、思ったの~~。」

佐津香、コクリと、
「う~~ん。」

「まっ。それは、もぅ~~。最初っから、青写真、出来てたみたい。」

佐津香、
「ふん…???」

「子供の頃からおとうさんっ子で、大きくなったら、おとうさんみたいになる~~。…でぇ~~。ものごころ着いた頃から、姉と妹とは僅かながらも、性格は違ったみたいね~~。」

佐津香、またまた頷きながら、
「ふ~~ん~~。」

「…で、まさか、おとうさんも、子供の将来の夢、信じない訳ではなかったものの~~。まっ。好きなようにと…。ところが、中学になっても、高校になっても、その夢、変わらず。」

佐津香、今度は目を真ん丸に、
「すんご~~~。」

「まっ。でも、上と下の娘はしっかりと、己の進むべき道を…。だから~~。真ん中の娘は~~。好きなように~~。…でも~~。」

優維香、ニッコリとして、顔を傾げる。

伊寿美、
「おとうさんから言われたんですって。」

佐津香、
「何を…???」

「女として刑事になるのなら、これは覚悟しておけ。」
「ふん。」

「仮にでも、おまえが刑事になった場合。」
「うん。」

「相手の男性は隈なく調べられる。警察と言うところはそういうところだ。これは、男性であっても同じ。」

いきなり佐津香、
「うそ―――――――っ!!!」

「まっ。確かに。同じ部署に、そういう…、異性として、どうかな~~、的、男性がいたら、別よ。…んなもん、警察内自体が、その人物の事、網羅している訳だから~~。ただ、外部だったらの話~~。」

佐津香、頷きながら、
「あんあんあん。そっか。」

「しかもよ~~~。」
またまた変顔の伊寿美、
「父親が、捜査第二課の警部さん。…と、なったらどうする…???」

瞬間、佐津香、
「あ―――――――っ!!!」

優維香も、その話に、顔をコクリ。
「そゆこと~~。」

佐津香、
「いやいやいや。確かに~~。好きになった女性が刑事で。しかも、父親が警部…殿。…敷居が高い…。…って言うより~~。ある意味…。恐れ多いか…???」

伊寿美、口を真一文字に、
「…に、なるでしょうね~~。仮に。…仮にでも、めでたく捜査一課に、若い刑事が配属になって。その刑事がおねえさんを。ん…???…と、なった場合。多分、周りから…。チョメチョメチョメと。何かしら…。その瞬間に~~。うっそ―――――――っ!!!あの…、伊吹警部の~~。」
そこまで言って、伊寿美、
「あ。岳燈の苗字。伊吹(いぶき)ね。…と、なっちゃう。だから~~。」








好きになれない。   vol,005.   佐津香、「今、ピ~~ンと来たのが…。」

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