柚香と真輝、長篠観音総合病院に…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 柚香から新宿での事を聞いて亮輔と阿須賀、
「うっそ――――――っ!!!」

「そんなのってあり…???」
阿須賀、
「柚香さん…。見えたって。え゛~~ぇ~~え~~???」

亮輔、般若のような顔で、
「有り得ねぇだろ。」

けれども柚香、口を捩じるように、
「ん~~~。…でも~~。これが…事実~~。…でも、おばあちゃんには、この事、フランス行く前には、言ってなかったんだけど~~。帰ってから…。」

亮輔、
「そっか~~~。…で、その時、真輝に。」
真輝を見て。

柚香、
「うん。…だって。いつも、真輝君、傍にいたから…。…ってか、いてくれたから…。」

阿須賀、柚香を見てニコニコと。
「何か、柚香さん、凄い。かかかか。フランス行って、逞しくなったって…。何か…、こぅ…。堂々としてる。」

亮輔、その声に、
「かかかかか。なぁ~~、真輝~~。おま、逆に、引っ張られてんぞ~~。」

また顔を赤らめる真輝。

柚香、
「まっ。みんなの事は、教授やサラ、そしてフランスのおばあさんにも話したから。みんな、喜んでくれてた。」

亮輔、にやけた顔で、
「へぇ~~~。」

阿須賀、
「じゃあ~~。これからは、柚香さん、真輝君と。」

柚香、コクリと。
「うん。」
そして真輝を見て、
「お願いします。」

亮輔、
「わは。何とも。凄ぇ~~。」
そして亮輔、立ち上がり、真輝の左肩を右手でバン。
「おぃっ!!!」

いきなり真輝、体を捩じる。
「痛って。」

阿須賀、口に両手を、
「キャッハハハハ。」







そして柚香と真輝、長篠観音総合病院に…。


看護師たち、ふたりを見て小さく拍手。

柚香、
「こんにちは。」

真輝も、
「どうも、ご無沙汰しております。」

看護主任の上平が、
「ごめんなさいねぇ~。今日、師長の奥嶺が非番で休みで~~。」
そして、
「どうぞ。先生、お待ちで…。」

その声に、
「おやおやおや。」
熊沢、後ろから…。そして、
「いらっしゃい。ふふふふ。」

真輝、熊沢に、
「先生。ご無沙汰しております。」

柚香も、一礼をして、
「先生。」

熊沢、右手を振って、
「いえいえいえ。堅苦しい。…何より、柚香さん、ご帰国。おかえりなさい。」

看護師たちも、口元まで両手を合わせて、
「うんうんうん。柚香さん、おかえり~~。フランスから~~。」

柚香、面映ゆく、
「えぇ。」
そして、看護師たちにも一礼して、
「ありがとうございます。」

そして熊沢、診察室の方に、
「こちらに。」





そして柚香の話を聞いて熊沢、
「いろいろと、ありましたね~~~。…あれから…、おばあさん、幸乃さんとは、特に連絡は…。その後…。」

柚香、
「あ、はい。元気です。」

ニコニコと熊沢、
「そうですか~~。それは、何より。」
そして、口を真一文字に。
「…そうですか~~。陽織さん。消えてしまいましたか~~。おばあさんも、言ってました。夜中に夢か幻…。心霊現象か…と。」
一拍置いて、
「私は…。信じましょう。信じます。…と、言っておきましたが…。いずれにしろ、柚香さんが妹の陽織さんに変わる。…と、言う事自体…、非現実的な事ですから…。意識が全く変わってしまうと言う。…そして、その記憶さえないと言う。…それが…、時を経て、柚香さん自身も、それが見えた。信じられない事ですが…。…けれども、それが現実であると…。」

柚香、
「はい。」





そして…。

話が終わり、またナースステーションに。

柚香、看護師たちに、
「では。」
一礼をして。

熊沢、いきなり真輝の右肩に、右手をパン。
「ほれ。」

真輝、また体をよろめかす。
看護師たちもクスクスと…。

熊沢、ニタニタとしながら、
「勝巳君。真輝君。かかか。頑張んなきゃ~~。」

右肩を左手で押さえながら真輝、またまた顔を赤らめて、
「は…、はい。」

いきなり、
「お~~~っと~~。」
駆け足でナースステーションに入ってきたのが松峰、
「間に合った~~~。」

熊沢、
「おやおや。松峰先生。」

柚香も、
「松峰先生~~。」

松峰、柚香に、
「ヨッ。」

そして看護師や熊沢を見て、
「看護師から、伝達がありましてね。大急ぎで。」

その声に熊沢、
「伝達~~???」
看護師を見回して…。

看護師たちも各々顔を見合わせ…。

窪谷彩芽が肩まで右手を…。
「実は~~。私が…。」

松峰、彩芽に、
「窪谷君、グッジョブ。」
右手親指を…。そして、柚香に、
「汀さん。フランス帰り、おかえりなさい。」
腰を低く、
「…で…???…もぅ、大丈夫なのかな~~???」
ニッコリと。

柚香、その声に笑顔で、
「はい。」
けれども顔を傾げて、
「…だと、思うんですけど…。」

熊沢、
「まっ。フランスの精神科医の権威が、太鼓判を押したんですから。今後は…。」

松峰、その話に、
「なら、良かった~~。じゃあ~~、これからは~~。」
そして、隣の真輝を見て、
「勝巳君。だったか。」

真輝、
「あ、はい。」

「よろしく、お願いしますよ~~。」

その声に看護師たちもクスクスと。

柚香、見回しながら、
「じゃ、私たちは…、これで…。」

ニッコリと熊沢と、松峰、看護師たち。








LIBRA~リブラ~   vol,218.   柚香と真輝、長篠観音総合病院に…。

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