「…とは言っても~~。…多分…、亮輔さんあたりは…、藪岡先生から話を…。そして、それを阿須賀さんに。」
柚香。
真輝も、
「あぁ~~。うんうん。確かに。」
その時、
「お~~~い~。」
いきなり真輝と柚香、その声のする方に。
柚香、
「えっ…???」
真輝、
「おほ。」
駆け足になる阿須賀。そしてすぐさま柚香に飛びつき、ハグ。
「おかえり~~~。」
柚香、目を真ん丸に。そして、
「はははは。うんうん。ただいま。」
亮輔も、ようやく近づき、
「や~~っぱり、ここにいたか~~。学食にはいなかったから、もしかしたら…。って、思って。」
柚香、
「うん。今日は、午前中だけで講義はおしまい。病院に行ってこようって。」
真輝も亮輔も阿須賀も、
「病院…???」
「うん。熊沢先生。」
真輝、すぐさま、
「あ~~~~。うんうん。」
「そして…。ルシアさんと肇さんにも…。」
亮輔、
「おほ…。」
「もぅ、電話で連絡してあるから。」
亮輔、柚香を見て、真輝を見て、
「当然。」
柚香、頭をコクリと、
「うん。真輝君。一緒に、お願い。」
「…に、なるよな。」
亮輔。
阿須賀も亮輔の左腕に絡まりながら、
「だよね~~。」
真輝、コクリと、
「うん。分かった。」
柚香、
「もぅ、真輝君も一緒って言ってあるから。」
またまた亮輔、
「おほほほほ。」
そして亮輔、
「…で…???…真輝。おま…、午後の講義…。」
真輝、目をキョロキョロと…。
亮輔、また、
「当然。」
阿須賀、
「パスよね~~~。」
その声に柚香、真輝を見て、口だけニコリと、目を丸く、
「うん…???」
「いやいやいやいや。と、当~~然。そんなの、決まってます。…で…???病院、先でしょ。」
口を尖らせて真輝。
亮輔、
「かかかかかか。や~~りぃ~。…って言うか、俺たちも、午後はねぇんだけど…。」
そして…、4人、共に歩きながら…。
真輝、
「そっか~~。」
亮輔、
「陽織ちゃんにね~~。」
柚香、
「そして…。消えた。」
瞬間、3人共に、
「うそっ!!!」
柚香、
「うん。多分…、あれって…。私にだけ…、見えたのかも…。だって、教授もサラも、全然見えないって、言ってたから…。だから…、もぅ…。…それに…。あれから2週間以上…。」
亮輔、
「ここだ。」
阿須賀も、
「うん。陽織ちゃんも一度、来た時あるよ~~。」
亮輔と阿須賀がいつも利用するカフェである。
真輝、
「へぇ~~。駅裏に、こういう店~~。」
柚香も、
「来る事、ないよね~~。」
席に就いて亮輔、
「消えた…。かぁ~~~。」
「でね。」
柚香。
「おばあちゃんもおばあちゃんでぇ~~。私がフランスに行く前に、例の…、夢か幻。」
真輝も亮輔も、
「あ、あ~~。あの…、心霊現象…???」
阿須賀は、
「うわっ。」
「今度はハッキリと…。枕元…って言うか~~。傍に私の…。死んだはずのおかあさんとおとうさん。出てきて~~。」
柚香。
阿須賀、グシャリとさせて、
「やだ~~。」
店員、
「いらっしゃいませ。」
それぞれがオーダー。
「畏まりました。」
亮輔、
「…で…???」
柚香、
「陽織を…、半年だけ、この世界でお願いって…。…その時になれば…。…と、そこまで言って消えたんだった。…でぇ~~。その…、半年が…。」
亮輔、口を尖らせて、
「そっか~~。それが…、フランスでの…。」
柚香、頭をコクリと。
「うん。」
そして柚香、
「…でも…。向うでは…、別に…、衝撃ってなかったような…。あ。…でも、分かんない。いつもみたいに、朝になったら陽織に変わってって、言ってたから。教授もサラも。…で、それから1週間後の朝。今度は陽織から私に…。…で、その日の午後だよ。おばあさんがキッチンでお茶の準備。…で、庭で私と教授、そしてサラとお喋りしてて…。その時。私の隣にいきなり陽織が…。」
真輝も亮輔も阿須賀も、
「凄ぇ。」
「わお。」
「凄~~い。見えた。」
柚香、
「うん。…でも、ものの、数秒…???…ほら。テレビなんかである、何かしら、電源が落ちる感じのババババ。」
真輝、
「あぁ~~。」
亮輔も、
「うんうんうん。あるあるある。」
阿須賀、
「凄っ。」
「陽織、私を見ながら…。なんか…、頷いているような…。…で…。電源が…、落ちるように…。消えた~~。しっかりと、体…全身、見えたんだけど…。あっ、陽織。って、言ったんだけど~~。教授とサラには、見えない。えっ…???…何処に…???って、サラも言ってたから…。…で、私が、消えたって…。そしたら、おばあちゃんも。丁度、その頃から…、じゃないかな~~。見ていたのに、見えなくなったって…。」
真輝、
「へぇ~~え~~。」
亮輔も、
「そっか~~。」
「まっ。確かに。フランス行く前に、真輝君と買い物に行って。」
真輝、
「あ~~。うんうんうん。あの、雨と雷。」
亮輔、
「雨と雷…???…なんだそれ…???」
思わず顔を赤らめる真輝。
柚香は平然として、
「あんなの、初めて。」
そして、顔をグンニャリとさせて、
「恐かった~~。」
亮輔、しかめっ面をして、
「だから何…???」

LIBRA~リブラ~ vol,216. 柚香、頭をコクリと、「うん。真輝君。一緒に、お願い。」
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