愛実、「肝心の…、ユズの方がね~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ カウンタ―の場が…。

真輝、右左見て、
「えっ…???…あ、あ…。いや…。その…。」

すかさず愛実、右左見て、
「でっしょう~~~。だから、めんどくさ。」

瞬間、藪岡、
「ぷっ。」

そしてルシアも。肇も。亮輔も。

けれども、藪岡、申し訳なさそうに、右手を、
「いや。まっ。そんな、苛めなさんな。…それでなくとも、真輝君、柚香さんの事。こんなに真剣に、心配して…。」

その声に肇、
「うんうんうん。真剣に、心配。分かる。分かる。うんうんうん。」

藪岡、肇に、
「肇~~。」

肇、
「あ、いやいやいや。全然。はい。お構いなく。」

「けどね~~~。」
愛実、
「肝心の…、ユズの方がね~~。」

藪岡、
「へっ…???…柚香さん…???」

愛実、腕組みをして、
「どうも…。そこんとこ。自分だって…。」
顔を傾げながら、
「真輝君の事、好きだって、分かってる。」

瞬間、真輝、目を真ん丸に、
「うそ。」

いきなり藪岡、真輝の左肩に右手を、
「真輝く~~ん。」

「あん。お姉ちゃん、真輝の事、好きだよ。」
いきなり陽織。

その途端に真輝、真っ赤になり。

愛実、今の陽織の一言に。
「おっと~~~。」

藪岡も、
「おぅ~~。」

阿須賀、陽織の声に、
「あは。」

亮輔も、
「や~るな~~。」

愛実、目をぐるりと一周。
「何か、凄っ。ユズの顏で言われたような…。そのまんま。だもんね~~。」

藪岡、
「ある意味。物凄い、説得力。と、言うか。」

ルシアも、
「確かに。…でも、この、説得力も…。」

その声に藪岡、口を真一文字に、
「あ~~~。」

またしても、真輝の右二の腕に愛実の左肘がヒット。

真輝、思いっ切り、
「痛って~~~。」

愛実、
「もぅ~~~。しっかりしてよね~~。」

瞬間、藪岡、
「かかかかか。こいつはいいや。」

真輝、痛い気持ちで、
「先生~~~。」


あっと言う間に。

陽織、
「あ、帰んなきゃ。」

愛実、
「あ。3時なる。私も…。」

真輝も、
「おっと。」

既に…、客もまばらの店内。

肇、
「雨も上がったって、お客さん、言ってたから…。」






…けれども…。


静まり返っている幸乃の部屋。いきなり目を覚ます幸乃。
「えっ…???…今の…。」
辺りを見回すが…。けれども誰もいない。



そして…、朝の6時。

部屋の、朝の明るさの中で、スマホのアラームが…。そのアラームに、
「…ん…。」
目を覚ます。…けれども…。
「うそ…。」
周りを見渡すが…。思わず肩を…。そして…、
「戻ってないじゃん。」



それからだった。


幸乃、
「陽織…。」

真輝も陽織からのラインで、
「えっ…。」

愛実も藪岡も、亮輔も阿須賀も、
「戻って…ない。」

しかも…、今回は、あろうことか…。


実に…、1週間経過。





幸乃…、
「こんな事って…。」

それは真輝も藪岡も愛実も亮輔も阿須賀も…。

しかも、ルシア、肇…。藪岡からの電話で、
「1週間…???」




遂には…、柚香の大学の友達も、学食で、
「ねね、柚香~~。最近、何かあった…???」

その声に陽織、
「えっ…???何って…???」

心都、
「な~~んか、ここ最近、柚香が、柚香じゃない感じが…。」
そして心都、絢美を見て、
「ねぇ~~。」

そんな心都の声に絢美も、
「うんうんうん。ちょっと…、今までの柚香とは…。」
こちらも僅かに顔を傾げて、
「まっ、気のせい…かも、知れないけど…。ちょっと…、忘れっぽく、なっちゃったかな~~。なんて…。話を聞いても、あ、うん。うんうんうん。そぅ…だった…。とか。…もしかして…、事故の…後遺症が…、今になって…???」

心都、
「あ~~ん。うんうんうん。それ、あるかも…。」

その話に陽織、思わず笑顔で、そして右手をひらひらと、
「あん。それはないよ。うん。大丈夫、大丈夫。」
けれども僅かに作り笑いをして…。頭の中で、
「…どうしよ~~。もぅ…、1週間…なんですけど…。」




とにかく、心都と絢美のこの1週間で話していた会話を家に帰ったら、ノートに。
そして、柚香の、今、持っているはずの記録らしいものを、スマホのアルバムでも、
何でも頭の中に。スマホの履歴は物凄い数になっていた。
真輝からも、愛実からも毎日、亮輔と阿須賀、当然の事ながら藪岡。
そして、こちら…でも、かなり…、心配は、続いていた。ルシアと肇である。
店に来る回数が…。そして…、10日。…2週間。その都度…店に来る回数…、更新…。
確かに。客は大いに陽織を…、歓迎しては…いるのだが…。

けれども…、その、2週間で、気になる事が起きてきた。
そのひとつ。幸乃である。…確かに、毎日、ではないのだが…。
必ず、早朝、3時から4時の間には、はたと目を覚ます。
何か、ぼんやりとしたものが傍にいるような気配に…。
けれども、周りを見渡しても、何も…。

幸乃、顔を傾げて、
「おかしいね~~。…私…、もしかして…、疲れてる…???…まっ。確かに…、今、陽織…。」








LIBRA~リブラ~   vol,161.   愛実、「肝心の…、ユズの方がね~~。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》

庄司紗千ハッピーストライド
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

アメーバ