「あ、もしもし。真輝~~???…陽織だけど…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 亮輔、ルシアと肇を見て、
「柚香さんの友達やおばあさんに知らせないと…。」

ルシアと肇、顔を見合わせて、
「あ、あ~~。…確かに。」

「真輝~~。」
いきなり陽織。

瞬間、阿須賀、陽織を見て、
「……。」

亮輔、
「うん…???」

そしてすかさず、自分のスマホを陽織に。

陽織、受け取って、
「あ、もしもし。真輝~~???…陽織だけど…。」

真輝、その声に、胸を撫で下ろすように、
「陽織ちゃ~~ん。びっくりしたよもぅ~~。」

陽織、その声に、
「かかかか。ごめん、ごめん。…けどさ。おばあちゃんには、私から電話する。…けど…、愛実…。愛実には、真輝、頼むよ。」

ルシア、肇に、小声で、
「陽織ちゃん、ここに来た時から、男言葉。」

肇も、コクリと、
「うん。…それに…、名前…、呼び捨てかぁ…。」

ルシア、顔をコクリと。

真輝の声、
「あぁ。うん。分かった。」

陽織、スマホに、
「こっちは大丈夫だから。……うん。…はは。大~~ぃ丈夫~~。…何、ひとりで帰れる~~。」

いきなり亮輔も阿須賀も、
「うそ――――――っ。」

真輝も、亮輔と阿須賀の声に、
「うそだろ…???」

亮輔、顔を左右に振り、
「いやいやいや。無理無理。」

阿須賀も、
「うんうんうん。」

亮輔、スマホに、
「しっかりと、世田谷まで送ってく。びっくりした~~~。」

ルシアと肇も一瞬、目を真ん丸に…。

真輝、そんな亮輔の声に、
「わ、分かった。じゃあ~~。とにかく、ちゃんと、帰ってくれ。」

陽織、スマホに、
「じゃね~~。」

通話を切る。

いきなり阿須賀、
「わっ。」

亮輔、思わず顔を崩して、
「切っちゃってるよ。」

ルシアも肇もクスクスと。
「くくくく。」

亮輔、いきなり、
「陽織ちゃん、半端ねぇな~~。しっかし…。凄っ。…まさか…、ホントに…???…ひとりで…???」

阿須賀も目をパチクリと…。

けれども陽織、顔をコクリと。
「うん。…いや。だってさぁ~~。駅にも電車にも、路線地図ってあるだろ。それ見れば、全然。」
そして陽織、スマホでサササと。亮輔に画面を見せて、ルシアと肇にも説明する。

それを聞いて亮輔、目を丸く、
「確かに。」

ルシア、顔を崩して、
「凄~~い。完璧。」

肇は逆に、困ったような顔で、
「いやいやいや。…けど、ママ。…確かに理屈では…。」

いきなりルシア、
「かっかかかかか。大したもんだ、陽織ちゃん。」

阿須賀も仰天して、
「凄~~い。えぇ~~???…もぅ、そんな…、理解してるんだ~~???」

亮輔ももはや右眉を歪ませて、
「天晴だね~~。」

陽織、
「あっと。おばあちゃん。」
そして陽織、祖母にスマホで…。

幸乃、スマホに出て、柚香がまた陽織に変わった事に、両肩をガックリと。
…けれども、優しく語り掛けるように、
「うん。ちゃんと、帰ってらっしゃい。…その、亮輔さんと阿須賀さんと一緒にいるんなら、おばあちゃん、安心だから。」

その声に陽織、
「うん。分かった。」
そして、祖母に、
「おばあちゃん、ごめんね。」

その、「ごめんね。」の声に、亮輔、そして阿須賀、ルシア、肇も僅かに顔をコクリと。

幸乃、スマホ越しに、陽織の声に、
「何言ってるんだぃ。待ってるからね。」

通話は切れる。

亮輔、
「さてと。俺たちはそろそろ。」
そしてルシアと肇を見て、
「店も、そろそろ…。仕込み。」

肇、亮輔に、
「あぁ~~。まっ。まだ…、時間はあるけど…。」

亮輔、
「…って言うか、おばあさんに、あまり、心配、掛けたくないし。」

そんな亮輔に肇、
「まっ。確かに。」



そして3人、ルシアと肇の家を後に…。



肇、
「それにしても…、陽織ちゃん、驚いたね~~。」

ルシア、
「ほ~~んと。」

「…けど…。」

そんな肇にルシア、
「ん~~~???」
そして、
「ふふ。亮輔…。」

「あぁ…。」
そして、
「あいつ…、阿須賀ちゃん、どぅ思ってる…???…まさか…。」

ルシア、首の後ろから髪を掻き上げるように、
「まさかね~~。…まっ。有り得ない。とは、思うんだけど…。」

「ママも、気付いた…???」

そんな肇にルシア、顔を傾げて、
「ん~~~。…何ともね~~。…面倒な事に、ならなきゃ、良いんだけど…。」




そして、愛実は真輝からの連絡で…、
「え~~~ぇえ~???また陽織に~~。しかも…、大学で~~???…あ~~んもぅ~~。」

「そういう事で…。今は、まだ…、多分、亮輔と阿須賀さん。一緒かも…。」
スマホから真輝の声。

愛実、
「あ~~ん、分かった~~。もぅ~~~。」




そして…、丁度、電車乗り換えのタイミングで亮輔のスマホに…。今度は藪岡から。
「おぃおぃ。おまえからのライン見たけど。今、どんな…???」

亮輔、
「あぁ。今、乗り換えで、これから世田谷、向かうところ。」

「どこで柚香さん、陽織ちゃんに…。」

その声に陽織と阿須賀を見て亮輔、
「あ~~。陽織ちゃんが言うには、大学のトイレ…???」

スマホから、
「大学の…、トイレ。」








LIBRA~リブラ~   vol,149.   「あ、もしもし。真輝~~???…陽織だけど…。」

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