「ユズも今の陽織ちゃんと同じような事…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「柚香が…???…お姉ちゃんが…???」
陽織。

愛実、
「うんうんうん。ユズも今の陽織ちゃんと同じような事…。…普通なら、恐くってベッドの中から出られない。…けど、そんな事してらんない。それこそパニックになるって…。」
そこまで言って愛実、
「あっ。私のユズって言うのは、柚香の事、いつもそう呼んでるから。ユズも私の事、メグって…。」

すると陽織、瞬きしながら、
「あ~~。だから、おばあちゃんも、電話で、メグちゃん。」

愛実、ニコニコと、
「そぅそぅ。…けど…。…そっか~~。…それにしても…。…さすがは妹。…って、双子だもんね~~。…考えている、感じている事が…一緒…???」

その声には陽織、口を尖らせて顔を傾げて、
「分かんない…。けどさ。…そぅは…、うん。感じる。」

「…って言うか~~。陽織ちゃん、凄~~。」
また顔の前で両手をパチパチと…。

陽織、そんな愛実を見て、
「何さ…???…何がそんなに凄い…???」

「いやいやいや。なんだか…、普通に会話してるみたいで…。話の辻褄が…。」
「つじつま…???」

愛実、
「あん。だ~~って、陽織ちゃん、2歳の時の記憶…。って言っても、2歳なんて…、記憶そのものが、ないに等しい。…なのに…。」
そこまで言って愛実、何かしら納得したように、
「今の世の中の事って、なんにも…。」

すぐさま陽織、目をパチクリと、そして一旦口を噤んで尖らせながらも、
「ふん。分かんないよ。全~~然。…さっきも言ったけど…、見るものとにかく初めてみるものばかり。聞くものものも…、確かに。初めて聞く事ばかり…。」
そして陽織、不思議に空を見て、
「…なんだ…、けど~~。耳に入って来る言葉…???…なんつ~~か、こぅ~~。私でも、理解…出来ない…はず…、なんだ。…なんだけど、そのまま…???口にして…出せる…???」

愛実、キョトンとしながら…。

「…みたいな…。口に出した…、そのすぐ後に、私も、私、陽織、納得する。…そんな感じ…???…上手く、話せないけど…。」
陽織、愛実を見て。

愛実、そんな陽織に、顔を2度程、コクリと。
「うんうんうん。…でも、凄いよ。昨日今日…って言うか…、最近、陽織ちゃんには会ったけど…。全く…、話しに違和感がない。」

その、「違和感」と言う言葉には陽織、
「いわかん…???」
僅かに目を右端に…。
「まっ。でも、確かに、すぐさま納得できない言葉は…、あるけどさ…。…でも、時間を掛けて…。なんつぅの…、分かる気がする。」

そんな陽織を見ていながらも愛実、
「そっか~~~。体はユズのまま。…なんだ…けど~~。人格は陽織ちゃん。」
そこまで言って、
「…なんだ…けど~~。でも…、考え方は~~。やっぱ。ユズなんだ~~。」

その声に陽織、僅かに頭を下げたように、そして両手でひらひらと。
「いやいやいや。分かんないよ。陽織。私。…実際。…実際は。…ただ、体が…。…頭が…って、言うか~~。そんな風に、感じるだけで…。」

「うんうんうん。」
愛実、何かしら嬉しくなって。
「とにかく、私の話している事も、分かるって言う事。」

「うん。話している事は…、分かるよ。」

愛実、ニコニコしながら…。

「メグちゃ~~ん。陽織と一緒、夕ご飯、食べといで~~。」
下から幸乃の声。

いきなり愛実、
「わっ!!!…えっ…???…もぅ、そんな時間…???」

愛実、陽織の手を引いて、
「行こ。」

陽織、そんな愛実に、
「うん…???」

「おばあちゃん、ご飯だって。夕ご飯。」



そして…。台所に。

幸乃、愛実と陽織を見て、
「はい。どうぞ~~。」

「わお。ハンバーグ。」
愛実。

「メグちゃん、帰ったら、多分、おかあさん、夕飯、準備してると思うけど…。」

愛実、そんな幸乃に、
「確かにね~~。…でも、嬉しいから、いただきます。」
両手を合わせて。

そんな愛実に幸乃、
「おや。」
そして笑顔で、
「嬉しい事って…???…何か、あったかぃ。」

「うふ~~ん。はは。…これで、一歩、前進かな~~。」
愛実、ニコニコと。

そんな愛実を見て幸乃、陽織を見て。

愛実、体を縮こまらせるように、
「いただきま~~す。」

陽織、祖母を見て、顔を傾げる。
「…???」


その頃、丁度2階の部屋の机の上の柚香のスマホに着メロ。
今日の事を話している台所には、その着メロの音は…、届かない。
スマホの画面には、「真輝くん」の文字。



真輝は丁度、ホームに降りたところだった。
「出ない…かぁ。」
そして、
「まっ。しょうがねぇかぁ~~。」





そして数分後には…。

愛実、汀家の玄関で…。
「じゃね~~。」
ふたりに。

陽織、
「うん。じゃあな。」

幸乃、
「またおいで。」

愛実、
「うん。ごちそうさま~~。陽織ちゃん、またね。」

「おぅ。」




そして…。愛実、ゆっくりと歩きながら、
「そっか~~。はは。…うんうんうん。な~~るほどね~~。…って…、あれ…???」

数メートル先…。








LIBRA~リブラ~   vol,122.  「ユズも今の陽織ちゃんと同じような事…。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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