真輝、亮輔に、
「……。…んな訳、ねぇだろ。」
途端に亮輔、真輝を揶揄うように、
「はははは~~。赤くなった~~。」
「うるさい。」
そして真輝、そんな亮輔を見て、
「…って、言うか、おま、授業…、出るんだな。かかかか。」
「はぁ~~ぁあ…???…それこそ、うるせぇよ。」
陽織、
「そっか。阿須賀の家って、お寿司屋。…で、お姉さんが結婚して、お店の店員。…で、経理してんだ。」
阿須賀、
「うん。…私は、元々…。」
陽織と幸乃を見て、舌をチロリと、
「勉強は…苦手…。友達と遊んでいる方が…。…けど…。親からも姉からも、大学くらいちゃんと出て~~。でぇ~~。仕方なく、友達の誘いも断ってぇ~~。勉強して~~。」
そこまで話して阿須賀、
「かかかか。中学、高校と…。私も…、グレてたからね~~。」
陽織、
「グレてた…???」
陽織、祖母を見て…。
幸乃、そんな陽織に笑顔で…。
「まっ。その内…、分かるよ。」
阿須賀を見て、そしてニッコリと…。
阿須賀、
「でぇ~~。ここに受かったと。」
「…けど…。ここって…。結構…、難関って…、柚香。」
その声に阿須賀、
「ん~~~。…なんでだろ…???…私にも分かんないけど…。」
阿須賀、前を見て、そして陽織と幸乃を見て、
「高校の先生も、奇跡だ。おまえが慶稜…、合格とは…。って、驚いてたくらいだから…。…でぇ~~。ここに入って…。新入生同士の飲み会で居酒屋に…。で、その時に、亮輔と会って~~。まっ。なんだかんだで…。」
幸乃、そんな阿須賀を見てニッコリと、
「そぅかぃ~~。」
そして幸乃、
「ふふ。亮輔さん、良い人じゃないか~~。」
その声に阿須賀、ニッコリとして、
「うん。」
その阿須賀の嬉しそうな顔を見て幸乃、
「うんうんうん。そぅかぃ~~。亮輔さんの事、好きなんだね~~。」
その声にいきなり阿須賀、顔を真っ赤にして…。
幸乃、そんな阿須賀に、
「うんうんうん。人を好きになるなんて、素敵な事じゃないか~~。…それに、阿須賀さん、とっても可愛いから。みんなに、愛されるんじゃないかぃ…???」
思わず阿須賀、舌をチロリと出して、
「そんな~~~。…でも…。」
幸乃に、ペコリと頭を…。
「ありがとうございます。」
陽織、幸乃を見て、
「おばあちゃん、好きって…何…???」
幸乃、陽織を見て、
「そうだね~~。その人といると、楽しいって事かな~~。…まっ。でも…、友達とは違う。」
陽織、祖母に、
「友達…???」
「うん。友達って言うのは、当然、一緒にいると楽しいし、遊び相手にもなる。…けど…。好きって言うのは、それ以上なんだ。特別な存在。その人じゃないと、いけない存在。」
陽織、祖母を見て、
「ふ~~~ん~~。」
そして阿須賀を見て、
「じゃあ、阿須賀は亮輔の事、好きなんだ。」
いきなり阿須賀、その声を聞いて陽織の左肩を右手でグイッ。
「陽織ちゃん、もぅ~~。」
その弾みで陽織の体が幸乃に。
「おっと~~。」
幸乃も自分の体を思いっ切り右に。そして陽織を支えて、
「かかかかか。陽織~~。あはははは、阿須賀さ~~。」
陽織、祖母に支えられながら、
「いやいやいや。私、倒れちゃうよ。阿須賀~~。」
いきなり阿須賀、口に両手を、
「わっ。やだ、私。ごめ~~ん。」
幸乃、
「かかかかか。うんうんうん。可愛いよ。阿須賀ちゃん。」
阿須賀、幸乃に、
「おばあちゃん、ごめ~~ん。」
陽織、体を立て直して、
「びっくりした~~。」
そして阿須賀に、ニッコリと、
「ははははは。」
阿須賀、僅かに顔をコクリと、
「うん。…でも、私、亮輔、好きだよ。いままで、あんな感じで私と付き合ってくれた男性、いなかったから。常に上から目線。女の癖にって…。そんな感じ。」
そこまで言って阿須賀、いきなり陽織を見て、
「あっ。…それこそ、真輝君。」
そこまで言って阿須賀、目をパチクリと…。そしてキョロキョロと。
「あ。」
陽織、そんな阿須賀を見て、目をパチクリ、
「うん…???」
そして、阿須賀に、
「うん…???…どうした…???」
途端に阿須賀、口を真一文字に…。そして右眉を歪ませて~~。そして顔を左右に…、
「ううん…。」
幸乃、
「真輝君。」
そして顔をコクリと、
「うんうんうん。良い人だよ。とにかく優しい人だ。」
そして、
「はははは。柚香の事になると、すぐに飛んでくる。それに。」
陽織を見て、
「陽織に変わったと思ったら、そしたらまた飛んでくる。」
陽織、
「私に…???」
「そうだよ~~。今朝だってそうだろ。」
阿須賀、そんな幸乃に、
「へぇ~~~。」
陽織、
「あっ、そっか。うん。朝、部屋にも来た。」
阿須賀、
「うそ。柚香さんの部屋に…???」
「まぁ~~。前に、柚香にいきなり引っ張られて部屋に行ったから…。それからだけどねぇ。」
阿須賀、目を丸く、
「えっ…???…へっ…???…じゃあ、もしかして…。」

LIBRA~リブラ~ vol,119. 「阿須賀の家って、お寿司屋。」
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