真輝、カフェからの事を柚香に話始める。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 真輝、柚香に、
「駅前のカフェに行った時。」

柚香、
「うん。」

「玄関でいきなりバッタリ、店から出て来る君と出合い頭になったんだ。」

その瞬間、柚香、
「はっ…???…なんで私が店から出なきゃなんないの…???」

その声に真輝、両手を前に柚香に制して…。
「でぇ~~。僕もびっくりして、君に、ゴメン、待たせちゃったって言ったんだ。」

柚香、口を尖らせて、
「ふん。」

「そしたら君、僕に何て言ったと思う…???」

いきなり柚香、両眉の先端を吊り上げて、
「うん…???」

真輝、
「僕に向かって…。」
きつい表情をして…。

柚香、目を見開いて、
「うそ。」

「そして…。」
真輝、
「いきなり僕にこう言った。何よ。あんた誰…???」

いきなり柚香、左手を口に、
「うそ。全然、記憶、ないんだけど…。」

「でね。」
「うん。」

「それからの君は、僕にソッポを向くように、転々と歩き出す。」
「え~~ぇえ…???」

「うん。…で…、僕がそんな君に、何がどうなっているのか分かんなくなって。…でも…。ちょっと待ってよって。」
「うんうんうん。」


真輝、カフェからの事を柚香に話始める。
聞く度に柚香、その都度目を見開いて何度も口に手を。
そして…遂には顔を左右に振って、下を向いて…。そして、困ったように…。
顔は天井を向き、大きく口を開いて。真輝の前に両手で…。テーブルに上半身をバッタリと…。






…その30分後…。真輝は汀家の玄関で…。
幸乃に丁寧に頭を下げて…。そして…、柚香にも右手でバイバイ。
そして玄関のドアを閉める。


アプローチを歩いて、道路に出る真輝。そこで一度、柚香の家を眺めるように…。
そして一言、
「柚香さん…。」





幸乃、柚香に、笑顔で、
「良い人じゃないか~~。えぇ~~ぇえ…???」

そんな祖母に、
「えっ…???…あ、あ~~。うん。はは。」
そして柚香、また2階に上がろうと…。

幸乃、
「おばあちゃん、これから買い物に行くけど…、一緒に行くかぃ。あんた、3時頃にご飯食べて、まだお腹、空いてないと思うけど…。夜にはまたお腹空くだろ。」

その声に途中まで階段のままで、
「あぁ~~。う~~ん。あ、でも、大学、休んだ分だけ…、ちょっとね。」

そんな柚香に幸乃、ニッコリと、
「うん。そぅかぃ。ふふ。うん。分かった。」

「ごめんね、おばあちゃん。」

「ふふ。な~~に言ってんだぃ。」
そして幸乃、台所に。

柚香、少し疲れたような足取りで自分の部屋に…。
ゆらり、ゆらりとしながらも、そのままベッドに腰を…。

そして…。ポツリと…、
「陽織が…私に…。」
顔を傾げて…。
「全…っ然。覚えてない。……って、言うか…。有り得ないでしょ。…マジで…。」
そして柚香、今度は頭をダラリと…。両手で顔を…。
「あ~~~。」



道路を歩きながらの真輝、遠く離れた場所から、また今来た道を振り返り、頭の中で、
「…あんなこと…、言っちゃったけど…。」
そして、今度は口に出して、
「大丈夫…???……。…な、訳…、ねぇよな~~。…今頃…。かなり…。悩んでるよな~~。」
後ろ向きに歩きながら…。
「…けど…。俺だってビックリしてんだから…。…まさか…、こういう事が…現実に…???…有り得ねぇだろって…。」
そして、体を前に…。
「どうすっかな~~~。」




柚香…。髪をダラリと…。顔に両手で…。塞いだままで…。

そして今度はベッドに背中から…。
「あ~~~。」
真輝からの声が頭の中で…。
「何よ。何なのよ。あんた一体誰…???…私に何の用事…???」
そして…、一番が…、
「私は陽織。柚香じゃない。」
柚香、ベッドにそのまま。

そして、数秒…。いきなり溜息を突いて、
「あ~~~ん。どうしよ…。…なんか…、とんでもない事になってるんだけど…。」
そして今度は起き上がって、そのまま枕目掛けてバン。
そして、もう一度、
「もぅ~~。どうすんのよ~~。私が私じゃなくなっちゃってる~~。…なんで私の体に陽織が…。」
顔の前で枕を抱きしめて、そして体を左右に振りながら、両脚はバタバタと…。

けれども、考えても、考えてもどうしようもなく…。
数秒後、ピタリとその動きが止まる。
うつ伏せになり、そのままの数秒…。



途端に、ムクリと、
「だめだ。…あ~~だめだ。…ま~~ったくもって、拉致明かない。」
ベッドから起き上がり、そしてベッドに端坐位に…。
そのままの姿勢で、今度はベッドから降りてテーブルに。
そして右手で髪を掻き上げ、頬杖を突くように…。
「…けどさ…。そもそも、何で…???…今更、陽織が私の体に…???」
そして、
「まっ。真輝君に私がそう言ったんなら、そのものズバリ。真輝君に言ったのは陽織。…だって、私にその記憶、全くないもん。」
そこまで考えて柚香、
「…って、言う事は~~。…やっぱり…。真輝君の言う通りに…、今までの私の…、変な感じって…。あれ…、原因は…、陽織…。」






LIBRA~リブラ~   vol,042.  真輝、カフェからの事を柚香に話始める。

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