杏美、
「麗亜ちゃん、どお…???お家に…???」
いきなり麗亜、
「えっ…???うそ…???いいの…???」
その声に理沙も和奏も、
「はははは。」
将輝、車の中を見て、
「うっそ、凄ぇ~~。ヒョエ~~。」
杏美、将輝にも、
「将輝君、どお…???お家に野菜。」
いきなり将輝、目をパチクリと、
「えっ…???いいの…???あざっす。」
けれども将輝、
「…って。」
頭を掻きながら、
「俺…たち、チャリ…。」
瞬間、理沙、
「ぷっ。」
そして将輝の右脇腹を左拳でズン。
将輝、顔を顰めて、
「痛って。」
理沙、
「かかかか。あんた、どんくらい貰おうって言うのよ~~。」
その声に杏美、
「かかかかか。」
理沙、
「でも、すんごい量だね~~。」
和奏、
「ヨシ。アズちゃん、これからどこに持ってく~~。」
杏美、
「はい。バレー部の亮子の家~~。和風レストラン、おじいちゃんとおとうさん、やってるから~~。もぅ、電話はしておいたから~~。で~~。後は摩季の家~。…で、残ったのを…、どうしよう…かと…。」
和奏、両脇に両手を、そして2回頷いて、
「うんうん。じゃ、こうしよう。…その、亮子ちゃんの家には…、どれ…???」
「あ~~。はい、ここから…に、なります。…で、摩季の家には、これです。」
和奏、
「そっか~~。でも、まだ、あるね~~。」
和奏、エプロンのポケットからスマホを出して、画面に指でトン。
そして左耳に。コールはするものの、相手は出ず。
「や~~っぱりね~~。」
そして、画面を変えて、トン、トン、トン。そしてサラサラサラと文字打ち。送信。
「ヨシ。これでオッケィ。アズちゃん、その分、いい…???」
その声に杏美、
「あ~~はい、お願いします。」
「うん。じゃ、将輝君、この分、玄関にお願い出来る…???」
将輝、
「あ~~、はい。はいはい。分かりました~~。」
理沙、
「おかあさん…???」
杏美、
「兄貴、お願い。」
智樹、
「おっ、おぅ。」
和奏、
「すみません。」
そして、
「今、流美さんに電話したら勤務中。だから、ラインして、野菜、分けてあげる事にした。」
麗亜、途端に、
「あは。」
「後で連絡くださいってラインしたから。」
麗亜、
「ありがとうございます。」
杏美、
「ねね、理沙~~。」
理沙、杏美に、
「ん~~???」
「グッ、ニュース。」
「グッドニュース~~???」
「うんうんうん。なんと、江梨子先生、いっきを食事に誘ったみたいよ~~。くくくくく。」
その話に理沙、
「うそっ!!!…えっ…???えぇ…???…キャハッ。」
その話に麗亜、目をパチクリと、
「えっ…???江梨子先生…、いっき先生と…???」
杏美、麗亜に、
「うんうんうん。これ、内緒の話なんだけど…。江梨子先生、いっきの事、好きみたいなの。」
思いっきり麗亜、口に両手を、
「へっ…???うそ…???」
理沙、そんな麗亜を見て、
「うんうんうん。」
その話に和奏、
「あ~~。そっか~~。八倉先生、家族、いなかったんだっけ…???」
理沙も杏美も、
「うんうんうん。」
「…で~~。ほら、良く女子会で使うレストラン。」
杏美。
理沙、
「うんうんうん。」
「そこになんと、亮子のおとうさん、町内会の人と…。」
理沙、目を真ん丸く、
「え…???えぇ…???もしかして…、バッタリ。」
その声に杏美、
「かかかか。」
首を振って、右手を振って、
「そんな簡単に…。いっき、亮子のおとうさんに全然気づかなかったみたいよ。しかも、いっき、その店に入ったの、初めてらしくって、お店、あちこち見てたって。…だ~~ってさ~~。その店、場所的に、亮子のおとうさんとおじいちゃんのお店に近いんだもん。」
理沙、
「えっ…???…そうなの…???」
「ふん。亮子、言ってたから…。しかも、出来てまだ3年程度のお店。」
「そうなんだ~~。」
「なんだか、いっき、江梨子先生にリードされまくりだったらしくって…。亮子のおとうさん、こりゃ何かあるなって…。さっき、亮子と電話して、話してた。」
「へぇ~~。」
そして理沙、車椅子で頭を右左に、
「な~~んか、嬉しくなってきたな~~。はははは。」
その時、アプローチを歩いてきた智樹、庭を見て、
「な~~んか、凄いっすね~~。一般家庭にバスケットコートにリンクって、本格的っすよね~~。あんまり見掛けないですよね~~。へぇ~~。」
その声に麗亜、
「理沙お姉さんの車椅子バスケの練習用~~。」
智樹、瞬間、
「うそ…!!!」
そして理沙を見て、
「ヒェ~~。凄ぇ~~。君が車椅子バスケ…。」
麗亜、また、
「そしてお兄ちゃんがそのバスケ、教えてるの。」
智樹、後ろの男子を見て、
「えっ…???そうなの…???」
将輝、ペコリと頭を、
「はい。」

信じて…良かった。 vol.220. 杏美、「麗亜ちゃん、どお…???お家に…???」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
