「へっ、うそ…???…って、なんだいそれ~~。」
将輝、
「一応、これでも感謝してんだよ~~。勉強の、コツっていうの…???…教えてもらったみたいで…。今までなんて、全く、どんだけ勉強しても、頭の中に入ってこなかった…。…けど、なんか…、あれから感覚が…。分かりやすく…なってきた…って、感じもあるけど…。」
理沙、
「中間、どんな感じだったの…???」
将輝のオフェンスをなんとかかわしながら、そしてドリブル。
車椅子を器用に動かして、そしてまたシュート。ネットにザシュ。
将輝、
「まっ、何とか半分までは漕ぎ着けた。」
その声に理沙、
「うそっ!!!50点っ!!!凄いじゃん。へぇ~~~。」
その声に将輝、
「まぁな~~。」
そして…。夏前の季節。外で2時間、たっぷりと汗を掻いての将輝と理沙、
リビングでのクールダウン。
理沙、麗亜に、
「麗亜ちゃん、どぅ…???書道部。」
そんな理沙に麗亜、ニッコリと、
「うん。楽しい。」
「そっか~~。うんうんうん。江梨子先生、凄いもんね~~。」
麗亜、
「何てったって、書道師範。おっしょさんって、言うんだっけ…???」
理沙の母に、
「おばさん。」
そんな麗亜に和奏、笑顔で、
「うんうん。そうそう。おっしょさん。御師匠さんの事ね~~。」
そして和奏、
「へぇ~~。江梨子先生って、そんなに凄いんだ~~。」
理沙、
「うん。江梨子先生が書道部の顧問になってから、部員も増えて、コンクールにも入賞者、多いから。」
「へぇ~~~。」
「それに、凄い、躍動感、溢れてるから~~。」
麗亜、
「凄かったよ~~、私たち新入部員の前での先生のはかま姿のパフォーマンス~~。しかも、BGMまで流しながら~~。みんな、かっこいいって~~。」
将輝はアイスを食べながら、
「ふ~~~ん~。」
そんな将輝に理沙、
「あんたはうるさい。」
「…って、俺、何も言ってねぇし。」
そんなふたりに和奏、ニッコリと、
「ふふ。」
その時、玄関のチャイムが…。
和奏、
「ふん…???」
そしてモニターを。
「はい。あら、アズちゃ~~ん。」
杏美、開口一番、
「おばちゃん、重~~い。」
和奏、びっくりしたように、
「え~~~???」
その声に将輝、
「ん~~???」
玄関の方に。
和奏、慌てて、
「ちょ、ちょっと待ってね。今行く。」
麗亜も、理沙も続いて玄関に。
将輝、玄関でスリッパを履いて。
既に勝手知ったる瑞樹家。引き戸を開けて、
「うわっ。凄ぇ~~。」
杏美、将輝に、
「ヨッ。」
将輝、頭をコクリ、
「うん。」
そして杏美の隣にいる男性にもコクリ、
「コンチワ~~。」
男性、
「コンチワ。」
杏美の兄の智樹(ともき)である。
将輝、杏美からカゴを受け取り、
「重て~~。」
杏美、
「でっしょう~~。」
和奏、
「アズちゃん、いらっしゃ~~い。あら、まぁ~~。」
麗亜と理沙、
「どうした…。え゛~~。すっごい野菜~~。」
将輝の持っている野菜の入ったカゴを見て。
そして杏美の隣の男性の両手のビニール袋も見て、
「どうしたの~~それ~~???」
杏美、
「田舎のおじいちゃんとおばあちゃん。B品で農協に出せないのが溜まったからって、送ってよこしたの…。その量が、物凄い、半端じゃなくってさ。とてもじゃないけど食べきれないから…。かかか、お裾分け~~。」
そして杏美、
「おばちゃん。」
そんな杏美に、和奏、申し訳なさそうに、
「いいの~~???ありがとう~~。す~~ごい、助かる~~。」
将輝、持っているカゴを、
「おばさん、これ…、何処に…???」
和奏、
「あぁ~~。ごめん。じゃ、キッチンの入り口に。」
将輝、ニッコリと、
「はい。分かりました。」
杏美、その声に、隣の智樹に、
「兄貴。」
智樹、
「あ、おぅ~~。じゃ、ちょっと、お邪魔…。」
智樹、チラチラと目だけ車椅子の女子と隣の女子を見て…。
和奏、
「うんうんうん。ありがとうね~~。将輝君、お願~~い。」
将輝、運びながら、
「は~~い。」
杏美、
「まだ、車のトランクと後部席に…あんのよ。」
その声に理沙も麗亜も、
「え~~~???」
杏美、笑いながら、
「かかかか。見る…???」
理沙、麗亜、共に、2回程、頷いて、
「うんうん。」
麗亜と和奏、靴を履いて。理沙は後ろ向きにスロープを器用に。
そして外に出て、車椅子がスルスル~~っと。
そんな車椅子を見てキッチンから玄関に出てきた智樹、
「凄ぇなぁ~~。車椅子がスルスル。」
そんな男性にニッコリと将輝、
「車…???」
智樹、
「あぁ。車の中も野菜で…。」
「へぇ~~。」
車の中の野菜を見て理沙、麗亜、和奏、
「す~~ご~~。こんなに~~。」

信じて…良かった。 vol.219. 理沙、「中間、どんな感じだったの…???」
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