玄関のチャイムが鳴る。
和奏、
「あは。来た。」
モニターに、
「どうぞ~~、開いてま~~す。」
蒼介、
「おほ、来ましたか~~。」
理沙、車椅子でするすると…。そして、
「はは、麗亜ちゃ~~ん。」
麗亜、
「キャハ、理沙お姉さ~~ん。」
ふたりで軽くハグ。
和奏、流美に、
「いらっしゃい。まずは、お昼ご飯。」
流美、
「了解。ふふ、買って来たわよ~~。」
「NICE。」
そして和奏、
「はいはい。上がって、上がって。将輝君。」
将輝、
「あ、はい。」
リビングでそれぞれを待つ蒼介。
「おほ。な~~んか、久しぶりだね~~。」
流美、
「かか、蒼介さん、仕事、忙し過ぎ~~。」
そんな流美に蒼介、
「かかかか、まっ。それもこれも、日本が明るくなるため~~。」
そして、口を尖らせて、
「悪を成敗。」
刀を持つようなゼスチャーで。
「な~~に、言ってんだか~~。」
2階から降りてきた栞奈。
流美、
「栞奈さ~~ん。こんにちは~~。」
栞奈、流美に丁寧にお辞儀をして、
「お世話になっております~~。」
そして、
「かかかかか。」
流美とハグ。
和奏、
「お姉ぇもみんなを待っていたの。…でなきゃ、今頃、家にはいないんだけど。3時過ぎからシフトが入っているからって…。それまで間に合えば。みんなで鍋を囲むんだから、大勢の方がって…。」
そして…、少し早めの昼食。全員で鍋を…。
そして、それぞれが、
「う~~ん。納得~~。」
「ねぇ~~。」
「ははは。」
「やっぱり…冬は鍋だね~~。」
「うんうん。元気出る、元気出る~~。将輝君、お肉ジャンジャン食べて~~。いっぱいあるから~~。」
ニコニコと和奏。
将輝、
「あ~~、はい。ありがとうございます。」
「それにしても、晴れて良かった~~。午後からは結構、気温も上がるみたいだし。」
蒼介。
「はは、理沙、いつものカイロ、要らないかも…。」
栞奈、
「な~~に言ってんの~~。とうさ~~ん。万が一の事あったらどうする~~。」
そんな栞奈に蒼介、下唇をビロンと、
「どうもしぃましぇ~~ん。」
しっかりと食べて、そして、しっかりと休んで。
将輝、
「んじゃ、やろうか。」
理沙、その声に頭をコクリと、
「うん。」
麗亜、
「あっ、私も行く~~。」
理沙、
「うん。」
蒼介、
「んじゃ、俺れも…。」
その声にまたまた栞奈、
「とうさ~~ん。折角、若いのが~~。ちゃんと3人にしてやる~~。もぅ~~。」
栞奈のその声に流美、
「ぷっ。」
蒼介、頭を掻いて、
「そ…お…???」
理沙、しっかりと着替えて部屋からボールを。
将輝も玄関の自分のバッグからボールを…。
麗亜、そんな理沙の恰好を見て、
「凄~~い。理沙お姉さん、完璧~~。」
理沙も、そんな麗亜に、ニッコリと、
「でっしょう~~。かかかか。」
そしてコートに。
そして軽い動きから、徐々に。
理沙、
「行くよ。」
将輝、
「おぅ。」
その光景を見ての麗亜、
「ワハ、凄~~い、理沙お姉さん、動き、早~~っや。」
理沙のオフェンス、そして将輝のディフェンス。
…あれから半年。もぅ既に将輝も理沙に手加減はしていない。
理沙も真剣な目で将輝を交わそうと…。ものの数分で、ふたりの額からは汗が…。
中々理沙のシュートが決まらない。
麗亜、
「あんなにシュートのチャンスがあるのに~~。」
将輝、理沙に、
「おらおらおら。」
理沙は食らいつく。
ドリブルをして、そして両手でボールを掴んで。
その時、将輝の顔を見てニッコリと。そして将輝の顔の前に一瞬だけボールを。
そして僅かに顔を傾げたか…。
将輝、瞬間、
「えっ…???」
理沙、思いっきり左のハンドルリムを動かし、将輝の前をスルリと。
そして、体を左に大きく傾かせて、思いっきり両腕を伸ばして、
「ふん。」
そのまま、ボールはバッグボードに吸い込まれるように当たりネットにザシュ。
瞬間、麗亜、
「キャ――――――――ッ。入った―――――――っ!!!」
リビングで見ていた蒼介、栞奈、流美、
「おほ、入れたね~~。」
「しかも、あんな体勢で…。」
「凄~~い、理沙さ~~ん。」
理沙、思わずガッツポーズ。
「おし。」
将輝、口を尖らせて、
「ふ~~ん。やるじゃん。」
そんな顔をしながらも理沙にハイタッチの構え。
理沙もその構えに右手を。お互いに、
「パン」
麗亜、理沙に駆け寄り、理沙の後ろから抱き締める、
「凄~~い、凄~~い。」
将輝、
「ほんじゃ次~~。麗亜~~、邪~~魔~~。」
麗亜、むっつりとした顔で、
「は~~い。」
理沙、麗亜の頭を撫でて、
「ふふ。」
そして、
「お~~し。」

信じて…良かった。 vol.181. 「やっぱり…冬は鍋だね~~。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
