麗亜、
「ほらほらほら。今度遊びに来てって。」
将輝、
「ふ~~~ん。」
将輝、昼休みの教室で、麗亜から送られてきていた理沙の庭、
そのバスケットコートの画像を見て、
「……。」
馨がそんな将輝に、
「何、そんな熱心に見てんの…???」
将輝、
「えっ…???あ~~。」
馨、スマホの画像を覗き込むように…、
「ん~~???…バスケット…コート…???…へぇ~~、屋外用の、バスケットリンク…か。今って、こういうのが…あるんだよな~~。…って言うか、なんでこんなの見てんの…???おまえの家には…、庭…、確か…。」
「ある訳ねぇだろ。猫の額だぞ。」
「…だよな~~~。…って…。えっ…???…じゃ、なんで…???」
将輝、左肘を机に、左手の平に左頬を…。
「あいつの家の庭~~。」
馨、
「あいつ…って…???…へっ…???…もしかして…、これ…???…うそ。理沙さんの…???」
「あ~~。あいつの家の庭。バスケットコートとバスケットリンク~~。」
その声に馨、いきなり目を真ん丸く、
「ゲッ!!!うそっ。凄ぇ―――――――っ!!!…えっ!!!えぇぇぇぇ…。家の庭に、こんなの…作った~~。理沙さん~~。う~~っわ。凄ぇじゃん。いやいやいや。普通、ここまでやるか~~~。」
将輝、口をぐんにゃりと、
「ふん。」
バスケットコートが出来たという知らせに杏美たち、土曜日に、
「う~~わ~~。凄~~い。かかかか、理沙~~。」
バスケットコートで思いっきりはしゃぐ女子たち。
麻理絵、
「へぇ~~。こういう風に、出来るんだね~~。」
理沙のバスケットボールをバウンドさせて。そしてドリブル。トントントントン。
「これって…、ゴムでできてんの…???」
理沙、
「ううん。」
首を振り、
「ゴムじゃなくって…、ポリ…。」
そこまで言って、頭を傾げて…。
「あれ…???なんだっけ…???」
すると麻理絵、いきなりリンク下でジャンプ、
「トォ~。」
ボールはボードに当たり、そのままネットに、
「ザシュ。」
芙美、
「入った~~~。」
他の4人も、
「凄~~い、マリ~~。」
麻理絵、
「へっへっへっへっ~~。」
雅美、理沙に、
「これで…、本格的に…、車椅子バスケ…。」
理沙、
「うん。」
杏美、麻理絵からのボールを受け取って、
「…で…、オンラインも~~。」
そう言って、今度は杏美がリンクに向かって。
芙美、
「うんうん。どんな感じなの~~オンライ~~ン。」
理沙と杏美、そして雅美は2年B組。麻理絵が3年A組で、芙美は3年B組である。
ボールはリンクにぶつかり、そのまま跳ね返る。
杏美、
「わっちゃ~~。」
そして大きくバウンドしたボールを受けて、
「うん。教室の前の席。しかも、一番真ん中の席にパソコン。そのパソコンに向かって先生が話し込んでいるって感じ…???…って言うか~~、でも、いつもの感じ…だよね~~。」
そして杏美、
「かかかか。授業中は理沙の顔は見えないけど…、声が聞こえるから…。スピーカーから~~。」
雅美、
「うんうんうん。だから…、今まで…理沙がいなかったって感じじゃ…ないよね~~。理沙は~~???」
理沙、
「うんうんうん。私も~~、みんなの声が聞こえるって言うのが一番。それに完璧に授業が分かる。いいわ~~~。おかあさんとおとうさんも喜んでた。それに…、パソコンも学校が貸してくれたって…。嬉しくって。」
その声に雅美、
「あぁ~~。うんうん、理沙に貸したパソコン。あれ…、教頭先生が今まで使ってたパソコンなんだって。」
その声に理沙も麻理絵も芙美も、
「はっ…???…そうなの…???」
「ふん。」
雅美。
「教頭先生、あれで結構、パソコンに拘っているらしく…。新しく買うつもりだったんだって。教頭先生、自宅にパソコン…、3台も持っていて…。」
麻理絵と芙美、そして理沙、
「凄~~~。」
「で~~。一番古いパソコンを理沙に~~って…。」
雅美。
杏美も、
「うんうん。」
「ただ、生徒個人に、教師から与えるって言う訳にはいかないから、学校側から貸すって事でって…。いっき、言ってた。」
麻理絵、芙美、
「へぇ~~。」
ふたり、腕組みして…、
「あの…、教頭が~~。校長の家来みたいに…。」
芙美の顔を見て…。
芙美も、
「ぷぷぷぷ。ねぇ~~。」
「でも…、意外と…、教頭…、何かしら~~。」
雅美。
麻理絵、数回頷いて、右人差し指を顎に、
「うんうんうん。バレー部におっきなテレビなんて、ね~~。」
杏美、
「あっ、そうだ。かかかか。」
芙美、いきなり、
「ぷっ。あぁ見えて、教頭…。かかかか…。いいとこあるじゃん。」
理沙、麻理絵、杏美に雅美、
「へぇ~~~。」
そして、
「かかかかか。」

信じて…良かった。 vol.076. 麗亜、「ほらほらほら。今度遊びに来てって。」
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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
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