鴻上高校の玄関で…。
涼香、
「おっと~~。今日は運動着。」
そして、
「はは、おかあさんまで…。」
和奏も珍しくトレーニングウェアで…。
和奏、
「えぇ…。練習している方々の前で、洋服では…。」
涼香、
「お気遣い、ありがとうございます。じゃ。」
涼香が先頭に立ち…。
そして、体育館。
馨、
「おっ、来た来た。将輝~~。」
将輝、
「えっ…???…あぁ~。」
理沙と和奏、弓狩にお辞儀をして。
弓狩、ニッコリと。
練習を見ながら理沙、
「さすが、早いなぁ~~。」
和奏も、
「うん。将輝君、あんなに動いても、疲れないんだね~~。」
その声に理沙、
「えへぇ~~???…かかか、おかあさん、疲れないって…。だから、そのために練習してるんじゃない~~。」
和奏、目をキョトンと、
「あ。は。…かかか、そっか~~。」
涼香、理沙に、
「ごめんね~~。将輝君に、私の方から理沙さんの窓口になってくれって言って。」
舌をチロリと出して、
「…でないと、理沙さんに、連絡…出来なかったから。」
理沙、その声に、
「あ~~。いえいえ。妹の麗亜ちゃんと電話で、連絡取り合ってますから…。」
瞬間、涼香、
「あっ。そうなんだ~~。」
「はい。妹の麗亜ちゃんとは病院で一緒で。」
涼香、腕組みをして、
「へぇ~~~。」
「同じ病棟に、学校の生徒が入院しているの、私と麗亜ちゃんしかいなくって~。」
涼香、
「確か…、妹さん、足の骨…???」
「えぇ…。骨折で…。…でも今は…何とか…、松葉杖で…。」
「へぇ~~。そうなんだ~~。」
ゴール下、将輝、フェイクに続いて、相手の背後に巧みに回ってバックシュート。
和奏、
「凄~~~い。あんなに動ける。さっすが~~。」
その瞬間、恵のホイッスル。
尚哉、
「休憩~~。」
部員たち全員、弓狩の下に。
そして部員たちそれぞれ理沙と理沙の母親にお辞儀をして、
「こんちわ~~。」
理沙も和奏も、お辞儀をして、
「こんにちは~~。」
将輝、理沙に、
「おぅ。」
理沙、唇を尖らせて、頭をコクリと…。
和真、
「元気~~???」
理沙、その男子に、
「うん。元気~~。」
「それは良かった~~、うんうんうん。しっかりと、俺たちの練習、見てってくれ~。」
ニッコリと…。
理沙もニッコリと、
「はい。」
そして和真、将輝の左肩に右肘を掛けて、
「因みにコイツ、次期、ウチのエースのポイントガード。菅田将輝君、よろしく~~。コイツのバスケセンスは凄い。もしかしたら…東京都でも高2で、これだけのバスケセンス、5本指に入るんじゃねぇ。かかか、安心して見てられる。それに1メーター80の馨のスリーポイントはピカイチ。なかなかどうして、真似できないよ。かかか。」
そんな和真に将輝、真っ赤になりながら、
「せ…、先輩…。そんな…。」
和奏、その話に、
「凄~~い、凄いのね~~。将輝君~~。」
和真、
「あっ、理沙さんのおかあさん。将輝…、知ってました…???」
和奏、
「えっ…???え~~。」
ニッコリと。
「はは。将輝君がいなかったら、理沙、ここには…来てませんもの。」
その声に和真、将輝を見て、ニッタリと、
「へぇ~~。そうなんだ~~。はは。とにかく、ごゆっくり~~。」
和奏、そんな部員にお辞儀をして、
「ありがとうございます。」
弓狩、車椅子の理沙の隣で、
「瑞樹さん、如何ですか、鴻上のバスケ。」
理沙の顔を見て。
理沙、笑顔で、
「はい。見ていて凄い、勉強になります。」
「ほほぅ~~。勉強ですか。うんうん。それは良かった。バスケも、他の様々なスポーツと同様に、奥が深い。そして、とにかく、人を魅了させるスポーツのひとつ。しっかりと見て行ってください。これからの…、あなたのためにも…なるかも知れない。」
その声に理沙、
「はい。ありがとうございます。」
「それにしても、大したものだ。」
理沙、その声に、
「えっ…???」
「車椅子に乗っていて、しかも…。今まで…名城では、バレーボール。」
「あ、はい。」
「そして、これからは、車椅子バスケ。」
「あ~~。…はい。」
「期待…してますよ~~。」
その声に理沙、
「えっ…???」
和奏もその声に、弓狩を見て、
「……。」
ホイッスルの音。
「よ~~し、再開~~。」
その声に部員たち、すぐにコートに散る。
涼香、理沙に、
「彼が、鴻上バスケの副キャプテン。」
理沙、
「へぇ~~。…はは。なんだか、凄い、話しやす~~。」
涼香、ニッコリと、
「そっ???」

信じて…良かった。 vol.071. 「瑞樹さん、如何ですか、鴻上のバスケ。」
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庄司紗千 花笠音頭
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