理沙、自分のスマホで画像を…。そして江梨子に、
「小宮山先生、この子。」
江梨子、その画像を見て、
「へぇ~~。うんうんうん。可愛い~~。」
「銀嶺中学3年。」
「あら。じゃ、来年、高校受験。」
「うん。だから、これから受験勉強で大変って…。」
「うんうんうん。そっか~~。」
そして江梨子、スワイプして、
「あら、自撮りから…、今度はふたり…。…へぇ~~。これが…、そのお兄さん…???」
理沙と一緒に自撮りで撮っている画像、
その麗亜の右隅にチョコンと小さく、スマホを見ている将輝。
麻理絵や雅美、芙美、杏美も、
「見せて、見せて。」
江梨子の傍に。
生徒たちそれぞれが、
「うんうん。この子、この男子。鴻上高校2年。バスケ部、ポイントガード。」
江梨子、その部分だけ拡大すると、
「うんうん。なんともスポーツやってそうな感じ~~。」
一樹、
「…で、失礼ですが、瑞樹さん。」
蒼介に、
「ご家庭の方は…???」
蒼介、
「あ、あ~~。あ、はい。…ま、状況が、こういう状況ですから、妻とも相談しながら、段取り、進めてます。」
「そうですか~~。何かしら…大変ですよね~~。よろしかったら…、何かありましたら、いつでも…。お手伝い、させて頂きます。」
その声に和奏、いきなり両手を前にヒラヒラと。
「いえいえ、先生にそこまで…、甘えるなんて、とんでも…。」
その声に今度は一樹、
「いえいえ。…そういう訳では…。…って、言うか。…誤解されても…困るんですけど…。…実は、何かしら…、出来る事、やりたいんですよ。私…、家族…、いないですから…。身寄りは…、実の…弟だけで…。」
蒼介、
「先生…。」
和奏、
「あっ。」
杏美、
「うん。先生、家族…。」
芙美、
「死んじゃったもんね~~。」
蒼介、
「先生…。」
和奏、
「そうだったんですか~。」
一樹、
「家族がいない分。…ほら…、なんていうの…、かかか、体…、空いちゃってるんで…。何かありましたら…、是非。」
理沙、突然、父親に、
「おとうさん、そうしなよ。クラスの子も、おとうさんとおかあさんがお店を出すって時、先生、手伝いに行ったくらいだから…。」
今度は栞奈、
「えっ…???そうなの…???」
麻理絵、
「うんうん。いっき、ばんばん自分から行っちゃうもんね~~。」
芙美も雅美もニッコリと。
芙美、
「だから、私たち、そんないっき。好きなんだけど。ねっ、いっき。」
途端に一樹、芙美の頭を左手で叩くふり。
「うるさいな、おまえら~~。」
江梨子も、
「さすがはいっき先生。」
和奏、
「うんうんうん。子供たちに好かれてる。ほんとに、沢村一樹に似てますもんね~~。くくくく。」
杏美、
「そっか~~。もぅ…、私たち…、麗亜ちゃんに会えないんだ~~。」
そこまで言って杏美、
「それに、理沙は…将輝君とはね~~。」
その声にいきなり理沙、下唇をビロ~~ンと、
「アズ~~???」
麻理絵、
「あ、そういう事か~~。うんうんうん。」
「それにさ。あの…、将輝君と一緒にいた男子、結構、カッコ良かったよね~~。ね、栞奈さん。」
栞奈に、杏美。
麻理絵と芙美、
「へっ…???」
杏美を見て…。
栞奈、
「あ~~。180の~~。ん~~。確かに、身長はね~~。」
麻理絵、
「うそ。身長180~~???凄っ。」
自分の頭に右手をヒョコンと乗せて、
「うん…???こんな感じ…???」
右左見て…。
「…って、あれ…???」
隣の一樹を見て。
「な~~んだ、いっきと同じくらい…じゃん。」
その声に理沙も杏美も芙美も雅美も、
「ぷっ。」
一樹、そんな麻理絵を見て、
「悪いかよ。俺の背が、184センチで。悪かったなっ!!!」
そしてニッコリ笑って…。
麻理絵、
「いえいえいえ。」
顔をグンニャリと…。
他の生徒たち、
「かかかかかか。」
江梨子もニッコリと。
「うんうんうん。」
学校では坂崎、一樹からの報告に、
「そうですか~~。瑞樹さん、リハビリ~~。」
一樹、
「えぇ~~。何かしら、瑞樹の上達の早さに理学療法士の先生も感心しているとかで…。」
「うんうん。瑞樹さん、あぁ見えて、負けず嫌いだから~。はは、うんうんうん。元気でリハビリ、OKねぇ~~。」

信じて…良かった。 vol.050. 理沙、自分のスマホで画像を…。
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