馨、その赤のユニホーム、俺たち、
「鴻上~~。」
杏美、
「凄い。うそ。ダンク。え゛~~~~。」
馨の声が聞こえたかのか杏美、
「えっ!!!!赤の…???うそっ。ダントツに強いじゃん。」
理沙、
「スピード感、半端な~~。」
栞奈、
「わお。すんご~~。へぇ~~。」
須美、
「バスケか~~。高校男子。うん。これ。地区大会か、何かの…???」
馨、
「はい。先月の都の地区大会のです。」
「…で、鴻上高校、何位…???」
「お蔭様で…。」
将輝、
「準優勝。」
理沙、杏美、いきなり、
「凄~~~い~~。」
麗亜、
「キャハハハハハ。」
理沙、麗亜を見て、
「うんうんうん。麗亜ちゃん、バスケ。凄いよ。」
馨、
「ゼッケン8が、将輝。そして7が俺。」
将輝、
「何故か、三井寿と同じゼッケン。」
理沙と杏美、
「へぇ~~~。」
「将輝君はなんで8…???」
杏美、自然に…。
将輝、
「お…、俺…???」
杏美、自分で言って、自分で赤くなって、
「あっ。」
馨、
「ほら。8、横にすれば、無限大。とにかくこいつのスタミナは半端ない。早いわ、飛ぶわ。回るは、器用だわ。しかも、力はあるわ。かかかかか。限界…ないっていうか…、何て言うか…。」
杏美、
「へぇ~~~。凄~~い。」
「あっ。そっか。じゃ、屋上来ると見ているスマホって…。もしかして…、いつも…、これ…???」
理沙。
その声に将輝も馨も、顔を見合わせて…。
将輝、
「まっ、それだけっ…つう~事もないけど…。」
馨、
「かかかか。うちのチーム、偵察屋が…いるんだ。」
その声に理沙も杏美も、
「偵察…屋…???」
馨、ニッコリとして頭をコクリ。
「1年の女子なんだけど…、自分からバスケのマネージャーになるって…、今年の春にバスケに入部。いっつもタブレット持ってる。」
理沙、杏美、顔を見合わせて、
「…???」
「なんと、その子、過去1年間の東京都の地区大会から都大会のバスケの試合、可能な限り動画撮影してんだ。」
その声に理沙も杏美も、
「凄ぇ――――――――っ!!!」
将輝、
「お蔭様で、ライバル校の試合の動画も簡単に…。」
瞬間、理沙、杏美、
「それだっ!!!」
将輝、馨、ふたりのその声に、
「…???」
杏美、
「ねね、鴻上高校の女子バレー。」
馨、
「あ、あ~~。」
「データー戦略って聞いたけど…。」
「データー戦略…???」
将輝。
理沙も杏美も、首をコクリと…。
「…そんな事…、やってたか…???」
将輝、馨に。
馨、
「…さぁ…???…あ、でも…、確か、女子バレー。補欠が、散々他のチームの試合、動画撮りまくってるって…。ウチ、去年から部活でのタブレット使用、許可になったんだ。けど、今、使ってるのって、バレー部だけだよな~~。ほら、転校生も2人。入ってきて…。」
将輝、
「あ~~。うんうん。」
その時、須美、
「あの~~。」
その声に栞奈、
「わっ。ごめんなさ~~い。理沙、戻るよ。国見さん、仕事、仕事。」
瞬間、理沙、杏美、
「わっ。そうだ。」
栞奈、将輝と馨に、
「ごめんなさいね。今日、天気が良いからって、看護婦さんに許可もらって、ここまで。まさか、ここまで話が盛り上がるとは…。」
将輝、馨、
「あっ。あ~~。」
須美もふたりに、
「ごめんなさいね~~。話の途中なのに~~。」
将輝も馨も、右手を振って、
「いえいえ。」
須美、
「また今度。」
理沙、
「麗亜ちゃん、またね~~。」
麗亜、ニッコリと、
「うん。」
入り口を抜けてエレベーターに。
理沙、
「その手があったか…。」
杏美も、
「うんうんうん。動画撮影…。」
栞奈、
「今じゃ、いろんなの…あるからね~~。」
須美、
「うん。まぁ、ドラマでも、手術…、別の部屋でモニターで見れる時代だもんね~~。」
理沙、
「でもさ。その撮影って…、誰が撮る…???」
杏美、エレベーターに乗りながら、腕組みして、壁に背を…、
「それが問題だわ。」
栞奈、
「そういう…、マネージャーさんが、いればいいけどねぇ~~。」
理沙も杏美も、
「ふ~~ん。やっぱり…、簡単には…。」
「行かないって…、訳か~~~。」
須美、理沙に、
「理沙さん、どぅ…???感じは…???」
その声に理沙、
「あ、あ~~。」
そんな理沙に注目する栞奈と杏美。
理沙、
「体は…、痛いって言うのはない。」

信じて…良かった。 vol.037. 瞬間、理沙、杏美、「それだっ!!!」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
