「じゃ、将輝君、麗亜ちゃん。」
春風。
麗亜、
「うん。」
7人が後ろを振り向いて離れていく。
そんな7人を見て将輝、
「あのさ。」
その声に後ろを振り向く7人。理沙は首だけ右横に…。
将輝、
「がんばれよ。」
その声に6人、ニッコリと。理沙、僅かにツンとしながら…。
春風、将輝にニッコリと、
「うん。ありがと。」
そして7人は入り口に。そしてエレベーターに…。
麗亜、
「良かったね、お兄ちゃん。」
将輝、またスマホの動画を…。
「あぁ。」
エレベーターのドアが開く。その時、ひとりの大柄な男性が…。
春風、
「あぁ、こんにちは~~。」
須美も、
「こんにちは~~。」
男性、ふたりにお辞儀をして、
「お世話様です。」
そして男性、右手人差し指を天井に、
「上…ですか…???」
春風、ニッコリと、
「はい。屋上にいます。ごゆっくりとどうぞ。」
7人がエレベーターから降りるのを待って男性、
「すみません。」
そしてエレベーターに入り…。ドアが閉まる。
春風、生徒たちに、
「今の人、麗亜ちゃんと将輝君のお父さん。」
その声に5人、
「へぇ~~~。」
麻理絵、
「なんだか…凄い、貫禄ある~~。」
それぞれを見て。
芙美、
「うんうんうん。1メートル80は…あるよね~~。」
雅美、
「おっきぃ~~。」
須美、
「消防士さんだって…。」
またみんな、
「へぇ~~。凄~~い。」
そして病室に…。
春風、中で待っていた和奏に、
「戻りました~~。」
和奏、
「おかえり~~。」
そして今度は春風が、理沙を車椅子からベッドに移乗。
杏美、そして麻理絵、
「なるほどね~~。さっきとは…やり方…逆なんだぁ~~。」
雅美、
「それにしても、今の車椅子って、こんな風に出来てるんだ~~。まっ、折りたためるって言うのは前から知ってるけど…。いろいろと、外れるんだ~~。」
芙美、
「うんうんうん。」
春風、
「じゃ、私たちは…。」
須美も頷いて。
和奏、
「いろいろと、ありがとうございました。」
4人も、
「ありがとうございました。」
春風、須美、ニッコリと。そしてドアを開けて…。
屋上の入り口を抜けてゆっくりと歩きながらの男性、
将輝と麗亜の父親、菅田丈師(すだたけし)である。
「おぅ、ここにいたか。」
麗亜、
「あっ、おとうさん。」
将輝、
「とうさん。」
丈師、
「おぅ。」
車椅子の麗亜に、
「元気か。」
麗亜、
「うん。おとうさん、仕事…。」
その声に丈師、
「あぁ。なかなか…忙しい。かかかか。分署長でも結構、…こき使われてるよ。」
そして、
「麗亜、どうだ、足の具合…???」
「うん。大丈夫。」
「そか。」
笑顔で頷いての丈師。
自販機コーナーで人数分の缶ジュースを、和奏。
理沙の病室では、麻理絵、
「それにしても、菅田将輝、うんうんうん。いいじゃん、いいじゃん。」
その声に杏美も雅美も、
「うんうんうん。」
芙美、
「イッケメンじゃん、ねぇ~~。」
理沙、その瞬間、顔をグシャリとさせて、
「え゛~~~~???」
麻理絵、
「…って言うか、彼…、高校…、何処なのよ…???」
そして芙美を見て…。
芙美、いきなり右手を振って、
「いやいやいや、マリ~、それ、私に聞く~~???」
「へっ…???アズと雅美から聞いてないの…???」
理沙。
麻理絵、
「へっ…???うそ。」
杏美と雅美、
「わっ!!!かかかか。まだ言ってないや。かかかか。」
麻理絵と芙美、
「お~~~ぃ。」
「彼…、鴻上高校。」
杏美。
「うん。」
雅美、
「…で、バスケ部だって~~。」
麻理絵、
「わお。何と、鴻上~~。」
芙美、
「バスケ部かぁ~~。」
腕組みして、
「へぇ~~。な~るほどね~~。」
そして芙美、
「うんうん、かっこいいじゃん。ねぇ~~。」
その芙美の声に理沙、
「はい…???…うそ。」
麻理絵も芙美の声に、
「うんうんうん。私もそう感じた~~。」
瞬間、杏美、雅美、
「わお。」
「おや。」
「…って言うか、マリ~も芙美も、しっかりと…彼氏…いるじゃんよ~~。」
杏美。
麻理絵、
「あっ。まっ。それは…まぁ…そうだけど~~。ねぇ、芙美~~。」
芙美、
「ふん。…いや…、それは…まっ、それとして…。まぁ…。」
首を傾げながら…。
「まぁ…。何かしら…、良い印象は…受けた。うん。…だってさぁ、ほら。最後に彼、がんばれよって…。」

信じて…良かった。 vol.031. 将輝、「がんばれよ。」
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