角浦、両親の前で、
「全力は尽くしました。手術は成功です。」
その声に4人、安堵の笑みを…。
「良かった~~。」
杏美、
「理沙~~。」
角浦、
「暫くは、検査、検査で…。しかも…寝たきりの状態が続くと思われますが…。後は…、本人次第。…当分は…、車椅子にお世話になると思いますが…。その後は…、ゆっくりと…、焦らずにリハビリを…。」
その話に和奏と蒼介、
「ありがとうございます。」
笑顔で…。
杏美、
「理沙~~。あ~~はっはっは。」
涙を流して、
「良かった~~。あ~~。」
和奏、
「うんうん。アズちゃん。良かったよ、良かったよ。」
そして和奏、医師に、
「先生の御蔭です。ありがとうございました。」
蒼介、
「あの…、娘に会う…。」
栞奈、その声に頷く。
角浦、
「えぇ。もちろん。看護師に案内させます。」
その後、看護師に案内されて、和奏と蒼介、栞奈、
そして杏美…、理沙のベッドに…。
和奏、杏美を抱きながら、
「理沙〜〜。こんなになって〜〜。」
頭から包帯を…。そしてスッポリと布団の中の理沙。
蒼介、
「ふぅ〜〜。心配したぞ〜〜。」
低い声で…。
杏美、
「理沙…、理沙…、私…、アズだよ、分かる…???理沙…???」
杏美を見て和奏、ニッコリと…。
栞奈は、
「理沙~~。もぅ~~。心配した~~。」
看護師、そんな女の子に、笑顔で、
「今、薬で、眠ってるから…。」
蒼介、看護師に、
「ありがとうございます。」
看護師、その声に、ニッコリと、
「いいえ。…でも、良かったです。先生も仰った通りに、命に…別状はありませんから…。…ただ。あれだけの傷…。体全身、強く打ったようですけど…、臓器には…特に…、問題ないんです。凄いです。…普通でしたら…。」
そこまで言って看護師、女の子と両親に、
「何か…、運動でも…???」
そんな看護師に杏美、和奏を見て…。
和奏、そんな看護師に…、
「実は…。バレーボールをやってまして…。」
そして杏美を見て、
「この子…、同様に…、アタッカーなんです。」
杏美の頭を撫でて…。
その話に看護師、
「へぇ〜〜。そうなんですか〜〜。バレーボールで…、アタッカー…。…道理で、体…丈夫そうな…。」
そこまで言って看護師、
「あっ、失礼しました。」
蒼介、看護師に右手を振って、
「いえ…。」
その時蒼介、腕時計を見て、
「あっ。すみません。ちょっと…席…外します。」
瞬間、和奏、
「あ~~。うん。」
杏美、
「おじちゃん…???」
そんな杏美の右肩に左手を、
「学校に、連絡しないと…。八倉先生も心配で帰って行ったから。」
「あ、あ〜〜。」
席を外す蒼介。
校長室のドアをノックする音。そして、
「失礼します。」
一樹である。
「校長先生、今、瑞樹のお父さんから電話が…。」
瞬間にソファから立ち上がる坂崎、そして室越。
「手術は、成功したとの事です。」
その声に坂崎、安堵。
「良かった~~~。」
室越も笑顔で頷いて…。
事故現場では現場検証が済み、自転車に付着した車の塗料らしいものを分析。
そして捜査が進められた。
2日後の午後に理沙、意識が回復する。
付きっ切りで看ていた和奏。握っていた理沙の左手が微妙に動いた。
和奏、
「!!!」
すると理沙、ゆっくりと目を開き…。
和奏、思わず、
「理沙っ!!!理沙っ!!!」
理沙、小さな声で、
「お…、おかあさん…???」
瞬間、和奏、
「良かった~~。意識…、戻った~~。」
すぐさまナースコールのボタンを…。
数秒後、駆け付ける角浦と看護師。
「意識、戻りましたか。」
和奏、
「えぇ…。先生、お願いします。」
角浦と看護師、容体を確認し、
「うん。まずは、これで、ひと安心。良かった。」
理沙、低い声で、
「先生…。おかあさん…。私…???」
角浦、
「うん。ゆっくりで、ゆっくりでいい。」
そして、母親に、
「瑞樹さん。」
和奏、その角浦の声に、頷いて…。
「うん。あのね、理沙…。アズちゃんから聞いたんだけど…。…驚かないでね。辛くなっちゃうかも…知れないけど…。落ち着いて聞いて。」
その母の声に小さく頷く理沙…。
「理沙、事故に遭っちゃったんだ。」

信じて…良かった。 vol.003. 角浦、両親の前で、「全力は尽くしました。手術は成功です。」
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