真純、
「茉祐子~~。CМ、すんごい、良かった~~。」
聖子を見て。
逆に聖子は、
「もぅ~~。時間が分かったら、私も録画したのに~~。真純さんから電話で…。」
薫子、
「はは。ありがとうございます。…と言う事は、聖子さんはまだ…。」
その薫子に聖子、顔をグンニャリとさせて、頭をコクリ。
「うん。私は残念ながら、まだ。」
薫子、
「じゃあ~~。」
ニッコリと。
「見ます…???」
途端に聖子、両手を合わせて、
「ほんとっ!!!うれっしい~~。」
真純もニッコリと…。その時、階段をドタドタと。
薫子、その音に、
「来た来た。」
リビングに駆け足で、そしてまたバッグを持って、帰ってきたまんまの姿で…。
「真純おばちゃん、聖子おばちゃん、こんにちは。」
真純、聖子、
「はい、茉祐子~~、CМデビュー、おめでと。」
けれども薫子、
「へっ…???茉祐子ちゃん、その恰好…???」
茉祐子、申し訳なさそうな顔で、
「ごめんなさ~~い。ちょっと…、出てくる~~。友達から電話で、今、出れる~~って…。」
薫子、キョトンとした顔で、
「そ…お…。うん。行ってらっしゃい。」
真純、笑顔で、
「うん。行ってらっしゃい。」
聖子、
「茉祐子~~。今日は夢乃、ありがとね~~。」
茉祐子、そんな聖子に、お辞儀をして、
「いえいえ。どういたしまして。じゃ。」
玄関に向かって…。
真純、
「ねね、薫子さん、料理番組も…良い感じじゃない~~。」
テレビのスイッチを入れて薫子、
「うんうん。ありがと。なかなか~~。手応えあり。」
聖子、
「うんうん。ねぇ~~。」
歩きながら茉祐子、
「わ~~お。初めて霧島さんから誘われた~~。かかかか。」
その嬉しさに茉祐子、すかさず侑里と千晶にライン。
そして駅に着く前にふたりから、
「お~~し、やり~やり~~。吉報を待つ。」
千晶からである。
茉祐子、
「かかかか。ライチ~~。」
そして侑里からは、
「グングン行ってよね~~。分かった~~。」
そしてニッコリスタンプ。
茉祐子、
「は~~い。」
田園調布駅、東口で待っていた凛久。
茉祐子、
「わぁ~~。霧島さ~~ん。」
凛久、そんな茉祐子を見て、
「ヨッ。」
「こんにちは~~。」
「ごめんね~~。出掛けて帰って、そしてまたすぐに。」
頭を掻いて凛久。
「いえいえ。とんでもないです。」
そして凛久の恰好を見て茉祐子、
「ふふ。」
「へっ…???…どうしたの…???」
「あっ、いえ…。ふふ。もしかして、私、霧島さんのジーンズ姿、見たの、初めて。」
その声に凛久、
「へっ…???」
自分の身なりを見て、
「あっ、あ~~。」
ジーパンにTシャツ。
「かかかか。休みの日は…大概、こんな格好。かなり…ラフ。」
「うんうん。いい感じ。」
「そっ…???…そういう茉祐子ちゃんだって…。仕事は…パンツ…多いもんね~~。…けど…。」
「はい。今日も、ワンピです。仕事の時は、とにかく…動くもんね~~。」
茉祐子は濃紺のノースリーブカットソーにベージュのマキシキャミワンピース。
凛久、
「さて。お誘いいただき、どちらに…。」
その声に茉祐子、
「はい…???…いやいやいや。私が誘ったんじゃなくって、霧島さんが…???」
凛久、その途端、
「あれ…???…かかかか。あっ、そっか~~。そう…なるか~~。」
茉祐子、そんな凛久に、
「もぅ~~。」
そしてニッコリと。
凛久、
「ではでは…。」
茉祐子、
「はい。」
そして駅構内。
歩きながら凛久、
「はて…、どっち…???」
茉祐子、その場で腕組みをして、
「ん~~~。」
そして右手人差し指を右側に…。
そんな茉祐子に凛久も腕組みをして、ニッコリと、
「ふん。では…、参りましょうか…。」
ふたりは目黒線を…。
いつも見慣れた景色を今は、ふたり共に、あちらこちらを…。
そして電車に乗り込み…、空いているシートに…。
時折、ふたり、どちらかともなく顔を…。その都度笑顔で…。
そしてそのままふたり共に電車に揺れながら。
そして到着した駅、「武蔵小山」
茉祐子、
「武蔵…小山…。」
そして茉祐子、凛久の顔を見る。
凛久、そんな茉祐子に頭を傾げ…。
そんな凛久に茉祐子、思わずクスリと…。

薫子と茉祐子~その愛~ vol.187. 真純、「茉祐子~~。CМ、すんごい、良かった~~。」
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