勇吾、カウンターでジョッキの傍にはスマホ。
そしてラインをしながら…。
隣で瑛輔、
「先輩、誰とライン、してんすか…???」
そんな勇吾を見てクスリと笑うダニエル。勇吾のスマホを傍で覗くように、
「フフ。」
茉祐子、凛久からのラインのメッセージを何度も見ながら…。
千晶、
「はい、マユ、ベーコンとキャベツとコーン、洋風卵炒め~~。来たよ~~。」
小皿に取り分けて…。
茉祐子、
「あ~~はは。ありがと。」
千晶、
「かかか。まだ見てる~~ライン~。」
巴、
「なになに、誰から、茉祐子~~。」
その声に、和歌葉も、
「ん~~???」
茉祐子、
「へっ…???…あ、あ~~。ははは。おかあさん。」
その一言に千晶、口を尖らせて、目を真ん丸く、
「ポポッ。」
そして千晶、茉祐子の左肘を右肘で突っついて。
その瞬間、茉祐子、クスリと笑い、軽く身体を右に倒してまた戻して…。
千晶、
「な~~にがおかあさんよ~~。」
口をぐんにゃりと。
巴、
「へっ!!!おかあさんじゃないの…???…うそっ。んじゃ、誰…???」
茉祐子のスマホを覗くように…。
茉祐子、途端に、スマホを隠すようにして、
「かかかか。な~~んでもないの~~。ほらほらほら。おかあさんの…料理教室の人~~。相談事~~。」
その声に巴、
「な~~んだ~~。」
そんな巴を見て、茉祐子を見てまた千晶、
「ポポ~。」
今度はそんな千晶を見て茉祐子、
「かかかか。ライチ~~、なによ、さっきからそのポポ~~。」
千晶、
「ふん…???いや…、単に…ガッキーのチョコのCМの真似…してみただけ~~。」
瞬間、茉祐子、顔を崩して、
「はぁ…???…なんでまた…。まっ、確かに、そのCМ、知ってるけど…。」
そして画面を閉じて茉祐子、
「食~~べよっ。」
隣の席では愛耶乃、そして迅と凛花、朱莉。
凛花、
「何回も言うようだけど…。凄いよね~~。あんな風に仕上がるなんて~~。」
愛耶乃、
「うん。とにかく…想像以上に素敵だった。」
迅、
「これは…アイリーン…、手応え、良い感じかな~~。」
朱莉、
「それに…、またまたナターシャ、独占なんでしょ。霧島さん~~。」
その朱莉の声に反応して茉祐子、少し顔を赤らめて…。
巴、
「あっ、そういえば、さっきから霧島さんの名前…チョクチョク出て来るけど、霧島さんって、エトランゼの常連になったの…???ねぇ、ルーシー???」
その巴の声に茉祐子、またまた顔を赤くして…。
ルーシー、カウンターに戻って巴に、
「ウン、ソウダヨ~~。キリシマ、ココ、キニイッチャッタミタイ。ダカラ、ウェルカムネェ~~。」
「へぇ~~。そうなんだ~~。」
瑛輔。
その時、茉祐子のスマホに電子音。スマホを見ると…、
「あっ、羽田さん。友達追加…。へぇ~~。」
茉祐子、すぐさま、
「お世話様です~~。」
送信。
すると、ものの数秒で、また茉祐子のスマホに侑里から…。
「今、霧島君と一緒に飲んでま~~す。」
茉祐子、
「あは。ライチ~~。羽田さんから…。」
千晶、
「ん~~???へぇ~~。羽田さ~~ん。」
茉祐子のスマホの画面を見て千晶、
「あら。ふたり…一緒なんじゃ~ん。」
けれども、
「へっ…???一緒に飲んでるって、羽田さんたち、今、どこ…???」
その声に茉祐子、頭を傾げて、
「さぁ…???」
すると、茉祐子のスマホに着電。
「わお。」
そして、
「この番号…。もしもし、成宮です。」
スマホの向こう、
「もしも~~し、茉祐子さ~~ん、私~~。羽田です~~。ごめんね、いきなりラインで、そして電話して…。なんだか…、そっち…盛り上がってるんじゃないかって思ったんだけど…。」
茉祐子、
「あ~~、はい。今、セールスプロモーションのみんなと…。」
「うんうん。霧島君から聞いてる。彼…、今…、席…外してるけど…。」
「あぁ~~。」
「ねね、茉祐子さん。」
「あ、はい。」
「霧島君に、どんどん、ラインしなきゃだめよ。」
その侑里の声に茉祐子、
「あっ、はい…???」
「せ~~っかく、茉祐子さんに、彼女のふり。なんて頼んだのに、あれから何かしら、霧島君から連絡は…???」
茉祐子、
「あ~~。いや~~。特に…は…。」
その声に侑里、
「だめだめ、しっかりと…捕まえておかなきゃ。」
その声に茉祐子、また少し顔を赤らめて、
「あ~~、はい…。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.178. 千晶、「かかか。まだ見てる~~ライン~。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
