凛久、
「ほんとに…、入会するつもりですか~~???」
その声に侑里、
「うるさい~~。何度も言わせるなぁ~~。やるって言ったら、や・る・のぉ~~。」
口を尖らせながら。
そんな侑里を見て凛久、
「やれやれ…。」
「まっ、それに、友達紹介で、入会金、割引されるって…。そうなんでしょ。」
凛久、そんな侑里を見て、
「うそ…、そっち…???」
侑里、
「ふん。まっ、それも…あるけどさ…。」
「それもあるけどって…、まだ他にも…???」
「ふん。まっ、それは…まだ、内緒。」
そしてふたり…、受付に…。
凛久を見て受付の富永瑛美、
「こんにちは、いつもどうも。」
凛久、
「こんちわ。お世話様。」
瑛美、凛久の隣の女性を見て、お辞儀をして…。
侑里、
「こんにちは~~。入会希望なんですけど~~。」
目をパチクリの瑛美、凛久を見て…。
凛久、顔を傾げて、
「友達紹介って…やつで…。」
その声に瑛美、
「あっ、あ~~。あ、はい。分かりました~~。」
そして、カウンターの下から、書類とパンフレットを取り出して、
「すみませんけど…、こちらに…。」
説明を受ける侑里。
侑里のためにいつもの時間よりも早めに入ったトライアル・スクエア。
侑里、
「かかかか。霧島君、付き合わせて、ごめんね。」
そして、凛久のトレーニングフォームを見て、
「へぇ~~。やるじゃん。」
そんな侑里を見て凛久、目を丸く、
「ふん。羽田さんも…さすがですね~~。」
その声に侑里、凛久の右脇腹に左肘を…。
凛久、
「うっ。」
侑里、歩きながら髪を後ろにゴムで留めて…。
そんな有里に凛久、今回は侑里のメニューに合わせて、
「それはそうと…、羽田さん、お子さん…???」
「ん~~???ウチの子~~。しっかりと…ばぁばが…面倒見てくれてるよ~~。」
その声に凛久、
「あっ、あ~~。な~~るほど~~。」
侑里、
「私の…、実家が近いからね~~。しょっちゅう、ウチに来るって~~訳。」
「ふ~~ん。」
「旦那の実家は…千葉の幕張だから…。」
「へぇ~~。」
「子供たちに、ママ、今度、ジムに通うよ~~って言ったら、ママ、頑張れ頑張れって。ふふ。」
凛久、ニッコリと笑顔で…。
「…で、旦那様は…???」
その声に侑里、顔をグシャリとさせて、
「どうせ…すぐに飽きるよ…。」
凛久を見て、
「ですって~~。…それも笑いながら言うのよ~~。…ったく~~。」
凛久、そんな侑里に笑いながら、
「かかかか。」
「…まっ、けど…、仕方ないや。」
「えっ…???」
「旦那は…大学時代から…フットサル…やってるから…。」
凛久、その声に、
「へぇ~~。凄ぇ~~。」
「かかかか。私は…中、高と、バド、やった程度。それが最後。大学では全然。」
首を振って…、
「スポーツとは全く…無縁。」
あれこれと話をしながら…、あっという間に凡そ1時間。
凛久、
「羽田さん、最初っから飛ばしたら…、持ちませんよ。…そろそろ…。」
そんな声に侑里、
「かかかか。そうねぇ。うん。じゃ、これで、フィニッシュ。」
そして…5分後には…。
侑里、
「はい。終了~~。」
凛久、
「はい。OKです。…じゃ、また、最初のレディースの更衣室で…。」
「はいは~~い。」
そして侑里、更衣室に…。
侑里、
「ふぅ~~。」
そして入って行くと…ひとりの女性が丁度着替え…。
侑里、その女性を通り過ぎて、
「こんにちは~~。」
女性、Tシャツを首からスッポリと…、
「こんにちは~~。」
Tシャツを着終えて。髪を揺らしながら頭も揺らして。その時、女性、
「へっ…???今の声…。」
その瞬間、丁度自分の斜め前のTシャツを着た女性を見て侑里、
「わっ!!!成宮先生っ!!!」
薫子、
「えっ!!!羽田さん~~???…う~~わっ。びっくりした~~。どうしたの~~???」
驚いた表情の薫子に侑里、舌を出して、
「かかかかか。霧島君の友達紹介で、入会しちゃいました~~。」
瞬間薫子、
「え~~~~ぇっ???」
「…って、言うか、成宮先生も通ってるって…、前々から霧島君に聞いてたのね。」
薫子、頷いて。
「んじゃあ、私もって…思ってたのに…。なかなか…。機会…なくって…。今んなって、ようやく…。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.176. 凛久、「ほんとに…、入会するつもりですか~~???」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
