凛久、一瞬、その場で立ち止まって。
「社、社長…。」
侑里、
「ふん…???どしたの…???社長…何か…???」
スマホの向こうで美弥、
「じゃね~~。お疲れ~~。」
プツリと通話は切れる。
凛久、目をパチクリと…。
侑里、そんな凛久に、
「どした~~???」
凛久、思わず焦点が合わず…。
侑里、
「霧島…???」
そして、声高に、
「霧島っ!!!」
その拍子に凛久、
「わっ!!!…っと~~、びっくりした~~。」
侑里、顔をグシャリとさせて、
「…ったく、な~~によ~~。」
凛久、口を噤んで、そして目を真ん丸に、キョロキョロと…。
侑里、
「ねぇ~~。」
ムスッとして。
そんな有里を見て凛久、
「くくく。ぷぷぷ。」
侑里、顔を傾げて…。
「社長…。いや、叔母貴が…。」
「うん。」
「今後、一切、元木七星、介入なし。」
「介入なし…???…は…あ…???」
そんな侑里に凛久、両肩を落として、
「ふぅ。」
そして凛久、頭の中で、日曜日の七星との事を思い出す。
侑里、
「何…???…どういう事…???」
歩きながら…。
改札を抜けて、通路を歩きながら…。
侑里、
「へぇ~~。」
そして、
「かかかか。そんな事になってたんだ~~。」
凛久、
「いやいやいや。驚いたのは僕の方ですよ~~。」
「ふ~~ん。元木七星、あんな風に見えて、中々~~。凄いじゃん。」
凛久、侑里を見て、
「ねぇ~~~。かかかか。」
「…と言う事は…、必然的に…。成宮さんとの社長の…。」
「ねぇ~~。一切の…介入なし…って、事は~~。」
侑里、
「わ~お。」
鳳出版総務部、スタッフたちのコーヒータイム。
そんな中で七星もコーヒーを。
総務の女性、
「ねね、元木さん。」
七星、
「へっ…???」
「元木さん…、最近、何かあった…???」
その声に七星、
「えっ…???」
すると別のスタッフ、
「なんか…、いつもと全然、雰囲気違うから…。ねぇ…。」
「うん。…いや…。ごめんね…。今まで…なんか…こぅ…、とっつきにくいって…言うのがあったんだけど…。なんか…。」
そして隣のスタッフを見て、
「ねぇ…。」
「うんうん。なんだか…、顔…、変わった~~。最近、にこにこしてるし~~。」
そんな声に七星、
「えへ~~。ありがとう~~。」
社長室。美弥、
「やれやれ…。折角…なんとか…、結び付けられるかなぁ~って思ったんだけど~~。…ったく、凛久の奴~~。ふ~~ん。」
椅子の背もたれに…。
「…って言うか…、あいつの…彼女って…???」
腕組みして…、
「ふ~~ん。気になる…ん…だけど…。」
口をぐんにゃりとさせて…、
「言っちゃったもんね~~。一切介入なし。…かかか。ちょい、調子に乗っちゃったかな~~。」
けれども美弥、椅子を180度回転させて、椅子から立ち上がり、
「まっ、けど…。エクレール、アイリーン。篠田真理、コラボ。そして成宮薫子。なんとか…。」
そして茉祐子、いよいよ撮影当日。スタッフたちから激励で送られて…。
都内の某撮影スタジオにて…。
同行したのがエクレールでは宇治川愛耶乃、そして榛名迅。
鳳出版ではナターシャの羽田侑里、そして霧島凛久。
篠田真理、川邉佐那とそのアシスタントスタッフたち。
愛耶乃と真理、お互いに握手をして。そしてそれぞれも同様に。
愛耶乃と迅、茉祐子に、
「とにかく…リラックス、リラックス。」
侑里と凛久も、
「いつも通りに…。」
「ねっ。」
茉祐子、けれども緊張感は拭えない。
そして撮影。カメラマンの指示で…。
けれども、さすがに…。カメラマンから、
「ふ~~ん。さすがに…緊張しちゃってるかな~~。」
少し苦笑いの愛耶乃、そして迅。
そんなふたりの苦笑いには全く動じない篠田真理、じっと腕組みしたままで…。
すると佐那に耳打ちして…。そんな佐那がクスリと笑顔で…。
そしてカメラマンに囁いて、そのまま茉祐子に何かしら耳打ち。
瞬間、茉祐子、
「…???」
目をパチクリ。そして、
「あっ、はい。」
佐那、カメラマンにまた合図して。そしてまた撮影が…再開。
すると…茉祐子。
今までの感覚とは全く異なって…。
愛耶乃、迅、侑里、凛久、
「あっ。え…???」
真理、鼻先に右手人差し指を…、
「ふふ…。」
凛久、
「わ~~お。」
迅、
薫子と茉祐子~その愛~ vol.162. スマホの向こうで美弥、「じゃね~~。お疲れ~~。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

