侑里、スマホを耳に、店の玄関の方、外の方を見ながら、
「へっ…???本当ですか…???」
思わず右手でガッツポーズ。
薫子、凛久を見て、
「何、さっさきから、黙ってばっかり…。くくくく。」
その声に凛久、
「いやいや。仕方ないでしょ。まさか、薫子先生と仕事以外でも会ってるなんて…。」
「いや。だって、それは…。ん~~。仕方…ないよね~~。別に…示し合わせた訳でもないし…。まっ、自然の流れでの…。」
凛久、瞬間、戻ってきた侑里を見て、
「おっと…。」
薫子、
「ふん…???」
侑里、ふたりに近づきながら、
「ふふふふふ~~ん。」
凛久、そんな侑里を見て、
「ふん…???」
薫子、そんな侑里を見て、
「あら…。」
席に就くなり侑里、
「なんと。ビッグニュース。」
凛久、チョコンと顔を傾げて。
侑里、
「先生~~~。」
顔をグシャリとして…。
薫子、
「へっ…???」
キョトンと。
侑里、
「あっ。…でも、これは…、まぁ…、仕方ないっか~~。」
薫子、
「ふん…???」
「エクレールと篠田真理のアイリーンのコラボ。」
凛久、
「うんうん。」
「なんと。ナターシャの独占取材。決定~しました~~。」
瞬間凛久、
「ッシャ。」
ガッツポーズ。
薫子、
「わお。へぇ~~~。」
侑里、
「…で…、当然ながら、CМにも、しっかりと…携わって参ります。」
薫子、
「へぇ~~。おめでとう~~。」
侑里、そこで、
「…でね、でねでね、霧島君。」
凛久、
「へっ…???」
「なんと、そのCМ。篠田真理とのコラボ。」
「はい。」
「モデルが、成宮茉祐子さん。…って、知ってた…???」
その声に凛久、途端に目をパチクリ。
「えっ…???えぇ~~~???」
そんなふたりに薫子、思わず顔をクシャリとさせて…。
顔をコクリと、
「そのようで…。」
凛久、
「先生……。」
侑里、口を真一文字に…。けれども笑顔で、
「まっ、確かに、これは…企業秘密ですから…。」
薫子、
「ご納得いただければ、幸い。」
「でも…、凄いよね~~。茉祐子さん…、CМのモデルって…。」
「ここ、ず~~っと、コラボの事で忙しそうに…。それに、CМのイメージトレーニングって…。」
凛久、
「へぇ~~。」
すると、その瞬間、
「あっ。」
侑里も同時に、
「あっ。じゃ…あの…。」
凛久、目を右左に…。
薫子、
「へっ…???」
侑里、
「あ、いや…。うんうんうん。そっか~~。」
そして侑里、
「うん。楽しみ。」
薫子と別れての侑里と凛久、歩きながら、
「なんとなんと。成宮さん、んじゃ、あの時は既に…。」
凛久、
「…その…ようですね~~。」
「…で…???その後、成宮さんとは…???」
そんな有里に凛久、
「あ、あ~~。」
「こ~~ら~~。折角、彼女のふりって~~。…それに…、社長との件…。どうするのよ…???」
凛久、困った表情で、
「…なんですよね~~。」
そこに、凛久のスマホに…。
「おっと…。」
侑里、途端に、
「何…、その着メロ…、めちゃくちゃヴァンヘイレンしてるし…。かかかか。ジャンプ~~???凄っ。」
その侑里に凛久、
「わっ、羽田さん、知ってますね~~。かかか。」
「…で、誰から…???」
画面を侑里に見せて…。
侑里、
「あっちゃ~~。」
顔をグシャリと。
凛久、画面をスワイプして、
「はい。凛久です。」
スマホの向こう、
「今、時間…ある~~???」
愛耶乃、迅のデスク上で、
「それにしても、こういう縁って…あるのね~~。ナターシャに、篠田真理。CМでも茉祐子がモデル。小暮社長も凄いけど…。霧島さんのジャーナリスト魂。凄いよね~~。とにかく…、視点が凄い。」
迅、腕組みしながら、
「うん。全く。しかも…、聞くところによると、成宮先生の料理番組、ナターシャ、霧島さんと羽田さんって…。かかかか。」
凛花、
「課長、この書類…、サイン…。」
迅、
「おぅ。」
凛久、美弥からの話をスマホで、
「えっ…???元木…さんが…???」
「うん。そっ。彼女、あなたに会ってから…、雰囲気…変わったそうよ。七星のおかあさんから、ありがとうって…、お礼の言葉…。」
凛久、その声に、
「へぇ~~。」
「ふん。まっ、そんな訳だから…。まぁ…、元木七星とあなたの事は…。これ以上は…。」
凛久、
「社…、社長…。」
「一切の…介入なし。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.161. 「なんと。ナターシャの独占取材。決定~しました~~。」
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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
