文歌、隣の和歌葉に、
「シオノクリニックだって…。」
和歌葉、
「うんうんうん。知ってる。シオノグルーブ。あれでしょ。」
文歌、
「うん…。多分…。」
その、塩野の隣の男性が、
「こんにちは。初めまして。窪倉法律事務所で働いております。久保崎海次(くぼざきかいじ)と申します。」
5人の女性にお辞儀をして。
一番左の男性、
「海次…、弁護士です。」
左手をその男性に添えて…。
瞬間、茉祐子、和歌葉、文歌、
「べ…、弁護士…。」
久保崎と言う男性。5人の女性を見て、
「よろしく…お願いします。」
「そして、最後が、俺か…。こんにちは。矢崎和樹(やざきかずき)と申します。」
すると今度は、その矢崎の隣の久保崎、
「櫻命銀行(おうめいぎんこう)の矢崎頭取の長男。現在、財務企画部部長~。」
矢崎、そんな久保崎に、
「おぃ、よせよ。」
そう言いながらにこにこと。
「…と、言うことで、これで、僕らの自己紹介も終わり。…では、楽しみますか。」
文歌の向かいの葛城祐樹。
その声に文歌、
「あ。あ~~~。はい。」
そして、
「あ、は。はははははは。たの…しみ…。うん。」
隣の和歌葉の右肘を突っついて、
「ね。」
和歌葉、そんな文歌に、
「えっ…???え~~。はい。たのしみ…。」
そんな和歌葉も、隣の茉祐子の右肘を突っついて…。
茉祐子、
「あ…って…あ。はい…。はい。たのしみ…。」
そして左隣の…。その女性に微笑んで…。
茉祐子、頭の中で…、
「…、この人…、今日…初めて、会ったのに…。」
顔を引き攣りながら、
「ねぇ~~。」
別会社のふたりの女性も、困ったような…。
その後、20分程度経過…。
和歌葉、頭の中で、
「…全く…話が噛み合わない。」
文歌を見ながら…。
文歌、頭の中で、
「…どうしよう~~。全然、話…、着いていけな~~い。」
茉祐子も頭の中で、
「…この人たち、何、話してんの…???」
既に別会社のふたりの女性は、自分たちの世界。
そんな話を薫子に聞かせて…。
そして薫子もそんな話を聞きながら、困ったように笑いながら…。
「うんうんうん。」
茉祐子、
「もぅ~~。話になんないじゃんよ~~。」
「まっ。どうしようもないよ。…しっかし…、まぁ…、良くぞ、それだけ集まったもんよね~~。何々…???IT企業の社長さん…。それに脳神経外科医に…、弁護士さん…???…それから…。銀行の頭取の息子さん…???なんてったっけ…???」
茉祐子、
「財務企画部長…。」
「そうそう。」
そして薫子、またコーヒーを飲んで、カップをテーブルに、ソファに背を付けて腕組みをして、
「敵わんわ。しんどかったでしょ。」
茉祐子、
「しんどいもなにも…。私たちなんて、ひとりひとり交代でトイレに…。」
その途端薫子、
「ぶっ。」
茉祐子、
「だ~~ってさぁ~~。話が難しいのなんの…。私たちなんて、ただ、俯いて、うんうんうん。そればっかり~~。着いて行ける訳ないよ~~。」
そして口を尖らせて、
「男子たちばっかりで、仕事の話に夢中になってるんだもん。」
薫子、そんな茉祐子に丁寧にお辞儀をして、
「お疲れさまでした~~。」
「もぅ~~。しんどかった。」
優しそうに微笑む薫子。
けれども茉祐子、
「それに…。」
「それに…???」
「もうひとつ、パンチを食らったことが…。考えてみれば…あれが…一番だったかな~~。」
薫子、身を乗り出して、
「何々…???」
「始まってから…1時間くらいだったかな~~。」
「ふん…???」
「まさか…、あそこで出会うとは…。」
缶ビール、一口飲んで茉祐子。
「ナターシャの羽田さんがお店に…。」
「ナターシャって…、雑誌社の…???」
「うんうんうん。」
薫子、
「今度、私も特集、お願いされて…。」
「おかあさんもナターシャの、羽田さんって言う人…???羽田侑里さん。女性の人なんだけど、綺麗な人~~。」
その声に薫子、首を振って、
「ううん…。違う~~。男性~~。プロデューサーも初めての人だって言ってたけど…。確…か…。霧島さんって人。」
いきなり茉祐子、
「うそっ!!!」
体をいきなりビクンと。
薫子、
「霧島…凛久さん。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.12. その後、20分程度経過…。
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庄司紗千 きっと大丈夫
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