「ようやく…、先月、念願のマイホーム。」
康。
「えっ!!!そうなのっ。凄~~い。」
朋代、
「えっ。どのくらいの…???」
と、そこまで言って、朋代、口に左手を当てて、
「あっ。失礼な…。」
奈都美、
「…でも、聞きたい、聞きたい。」
伸永、
「凄いっすね~~。」
康、右手を開いて、
「5000万。」
奈都美、葉月、朋代、同時に、
「どっひゃ~~~。」
剛輔、
「へぇ~~。いやいやいや。」
康、困ったような笑顔で、
「これから…、30年…、ローンが続く。定年まで…。」
葉月、
「素敵~~。マイホーム~~。」
康、
「それより、翔は…???…今日…???」
「アレフーズ、忙しいんじゃ…ないかな~~。」
冷めた感じの奈都美の声。
「えっ…???…なに…、ナッちゃん、翔と何か…???」
葉月も、
「な~~んか…変なのよね~~。この前から…、翔の事…、なにかしら…無視してるし…。ねね、ナツ~~。」
伸永、
「実は…。」
奈都美、
「こら。余計な事…。」
康、
「えっ…???なに…???尾田ちゃん…。」
伸永、
「七瀬さん。」
奈都美は前を見続けている。
伸永、左手で頭を掻きながら、
「実は…。なんですけど…。この前…。」
そして伸永、インスタンベルから出てからの事を話し始める。
途端に葉月、朋代、
「え――――――――っ!!!!」
美玖、がっしりと唇を絞って…。
剛輔、
「なんと…。」
康、
「わっちゃ~~~。」
葉月、
「翔から…、連絡…は…???」
その声に奈都美はただ首を振るだけ…。
「…って言っても、私も…、ここ数日…忙しかったから…、中々…連絡も…。」
康、
「ま…あ。そりゃ、そうだ…。インスタンベル…。この前は…ナッちゃん、尾田ちゃんと会社で徹夜…。」
葉月、
「ん~~。だったもんね~~。」
朋代、剛輔、美玖、
「はっ???会社で徹夜…???」
康、
「朝、会社行ったら、ナッちゃん。応接ブースのソファで、こ~~んなんなって…。」
身体をダラリとさせて…。
奈都美、伸永の後ろから、
「もぅ~~。ダイさん、それ…言わない約束~~。」
康、
「お~~っと、悪ぃ、悪ぃ。尾田ちゃんと、徹夜~~。」
「だ~~って。どうしようも…なかったも~~ん。」
葉月、
「ん~~~。」
朋代、腕組みして、
「ん~~。…でもさ。多分、そんな状況の中じゃ…。なんて言うの…、誰も…邪魔できないって…。あるんじゃ…。中に…、入って行けないって…言うか…。」
康、ビールを一口。
「うん。まっ、そういう事も…。ある。…けど、驚いたね~~。翔が、加瀬…優里亜と…。」
そして腕組みをして…。
「なんともな~~。タイミングが良過ぎるよな~~。しかも…、寄りによって…。…まっ、なってしまった事は…仕方ないんだけど…。翔だって…。ナッちゃんと…。ん~~。これって…、商品企画開発…全員…。なぁ~~。ナッちゃん。」
その声に奈都美。口をひん曲げて、
「ふん。あのバカ。」
その声に康、
「お~~っとっとっと。下手な事…言えないや、こりゃ。」
隣で伸永、困ったような顔をして…。
「な~~んか…、やだな~~。」
葉月。
「今まで、ナツと私、そしてユッコと翔。それに尾田ちゃんが加わって、商品企画開発、ヤング…五角形で、バランス…良いんだけどな~~。」
両手を首の後ろに、そして両手を結んで…。
康、
「ん~~。ヤング五角形か~~。」
奈都美、
「んもぅ~~。バカヤロウ~~。」
剛輔、グラスを磨きながら、
「やれやれ…。」
康、最後のビールを飲み干して、
「剛さん…お代わり。」
「あいよ。」
葉月、
「今頃、あいつ、何をやっているのやら…。」
そして、
「あっ。インスタンベルの事、ユッコに…、ナツ…???」
その声に奈都美、
「あん。もぅ…とっくの昔…。ラインしてる。ほぃ。」
ラインの画面を葉月に。
「おぅおぅ。うんうんうん。オッケィね~~。」
自宅でも画像の編集作業の泉美。髪をタオルで縛って…。キーボードを叩きながら。
そこに着メロ。
「はいは~~い。」
そして画面を見て、
「はい…???翔…???」
画面をスワイプして、
「あい。なに…???どうしたの…???あんたから電話なんて…。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。