康、
「病院の前で、みんな…一緒になっちゃって…。」
瀧澤、
「みんな…ありがと。」
内海、
「お疲れ…。」
葉月、
「ユッコ…。ナツ…。」
奈都美、涙目になって、
「カンちゃん。ユッコ…。」
「どうして…こんな…。」
そして、伸永の傍にいる女性を見て、4人、
「……。」
瀧澤、
「伸永のお姉さん、池辺梨花さん。」
翔、葉月、
「あぁ~~。」
頷いて。
康、勇喜雄、女性に丁寧にお辞儀を…。
梨花、
「いつも、伸永がお世話になっております。」
瀧澤、
「ヤッさんは、ちょっと…家…出られないみたいだったから、明日の朝、会社で…。今、ナッちゃんたちにも話したんだけど…。」
康、
「はい。」
瀧澤の話を聞く一同。
翔、
「うそだろ。」
葉月、
「そんな…。」
康、
「ひでぇな。」
勇喜雄、
「全く、今どきの奴らは…、前後見境ないな。なんて奴らだ。」
瀧澤、
「とにかく…、ユッコ…。私たちは、見守ってあげる事しか…出来ない。」
康、
「全治…3か月…。」
「うん。」
葉月、
「尾田君…。」
その葉月に瀧澤、
「あっ。…さっきもそうだけど…、ナッちゃんに、カンちゃんも…。どうして…伸永…???」
「あっ…。」
奈都美も、
「あ~~。」
翔、朋代、
「えっ…???」
そんな中で梨花、
「多分…、弟が、その場にいたら、男性…、叩きのめされて…いただろうって…。」
その声に奈都美と葉月を除く全員、
「えっ…???うそ…???」
伸永、
「姉ちゃん…。」
「奈都美さん…って、言ったかしら…。そしてあなたも…。」
奈都美と葉月、
「はい。」
「弟をそんな風に思っていると…いう事は…。」
奈都美、
「えぇ…。私…尾田君から2度…助けられているんです。」
葉月、
「私も…凄いとこ、見ちゃって…。しかも…、それも…今日よ、今日。」
翔、
「尾田…君が…???」
伸永を頭から足元まで見まわす内海。
「…いや…はや…。」
康も同じように。
勇喜雄、キョロキョロと…。
瀧澤、唇を尖らせて、首を傾げて…。
内海、
「お馨さん…なら…分かるけど…。」
梨花、
「ふふ…、合気道…だもんね~~、お馨…。」
そんな梨花に瀧澤、にっこりと、
「ふん。」
「…とは言え…、私も弟のそういうところ…、見たときはないんだけど…。前に…、こういうことがあって…。確か…、あの時は…、高校生…???ノブ…???」
伸永、
「姉…ちゃん。」
梨花、
「ある日の夕方、見知らない親子がウチに尋ねて来たのよ。高校生風の女の子とその…母親…。」
伸永、
「会社の…近くで…。」
「伸永が以前勤務していた建設会社。その近くで、不良グループに暴行されてた女子高校生ふたり。ひとりは何とか逃げ出したみたいなんだけど…。もうひとりが…完全に掴まって…。そこに通り掛かった伸永…。不良グループの3人を、やっつけたんですって。」
その話を聞いて一同、目をパチクリ。
「私もその話をその親子から聞いてビックリ。この子、何にも言わずにケロっとしてたから…。この子のどこに、そんな強さがあるのか、信じられなかった。」
一同、伸永に注目して。
「この子、名前も言わずに会社に向かったそうなの。その女の子、それを見てたのね~~。会社に電話して、どこの誰なのか聞いて、ウチに…、お礼が言いたくってって…。」
康、
「…全く、想像もつかない。」
内海、
「ん~~~。」
瀧澤、
「伸永、何か…鍛えているって…いうのは…???」
伸永、その声に、顔を左右に振る。
梨花、
「私の知る限りでは…全く…。ただ…、アクション映画はしょっちゅう。」
内海、
「アクション映画か~~。」
「空手やカンフ~~。」
梨花。
「じゃ、じゃあ、ジャッキーチェンや…、ブルースリーとか…???」
康。
梨花、頷いて、
「うんうんうん。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。