翠、「だ~か~ら~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「まっ。そうなんですけど…って、何よ、尋…???」
万美。

尋音、
「いや…いやいやいや。だって…。」

翠、
「ふ~~ん…???」

「高過ぎて、行ける訳、ないじゃんよ~~。」
ぐしゅんとしながら尋音。

翠、
「かっかかかかか。」

そして、尋音の顔を見て、
「だよね~~。」
万美、
「ぶっ。」

翠、
「だ~か~ら~~。」
両手を尋音に伸ばして、手のひらを…。そして指折り数えるように、
「雅楽に…いらっしゃ~~い。」

その仕草に尋音、なだれ込むように、
「お姉さま…。」

万美、
「臭っ。」

橙、
「キャッハハハハハ。」

「でも、ゆず。しっかりと…遊馬君、捕まえときな~~。」
万美。

橙、赤くなって、
「はい。」

尋音、
「…まだ、このこと、この4人しか…、知らないよね…。」

万美、
「あったりまえじゃない。私らの妹分。」

「ありがとうございます。」

「いやいやいや。逆に知れ渡ったら、大変だよ、ウチの女子~~。」
尋音。

「へっ…???」

「いや…、だって、彼氏いるの、この3人だけだもん。」
尋音、万美と翠に交互に指さして。

「へっ…???うそ…???」

「ほんと。」
万美。

「ややややや。あんなに綺麗な人、ばっかりなのに…。」

万美、尋音、共に顔を見合わせて、
「ねぇ~~~。」

翠、可笑しくって、
「ぷっ。何言ってる。かかかか。」

橙、
「みんな…、彼氏…いそうに見えるんだけどな~~。」

「あ~~。そういえば、コバちゃん、何やら、スタッフ連れて、ヤマチと食事行くみたいね~~。いつかは…知らないけど…。聞くところによると、合コン…もどき…???」
万美。

尋音、
「う~~っわ。豪華~~。」

翠、
「ふん。コバちゃんにしても、ヤマチにしても、あちらこちら結構顔…広いからね~~。あ。…ボスもだ。いろんな会社に…いろんなコネクション、あるんじゃな~~い。」

万美、
「そのようで…。」

「え…えぇ。もしかしたら、その場所…、ルッポラだったりして…。」
尋音。

「いん~~や…。まだ…そこまでの情報は~~…。ない。」

翠、
「…しっかし…、万の情報網は…、ほんとに凄いよね~~。しかも、それに信頼と説得力もあるから。」

尋音、
「うんうん。確かに。」

万美、
「だ~~って。じゃなきゃ~。税、シンガポールなんて、行かせないよ~~。」

「しかも、後々の事まで、考えてる。」
翠。

「凄い奥さんになるよ~~。」
尋音。
「完璧に、かかあ天下だね~~。」

「うるさい。」
万美、尋音の頭をコツン。

尋音、
「あた。」

「ねね、チーフ、万さん、尋さん。」
橙。

「ん~~???」
3人。

「今度、一緒に、ルッポラ、行きませんか…???」

その声に目をキョトンとさせて3人。

翠、
「…うん。まぁ…良いけど…???」

尋音、万美を見ながら…。尋音、万美も、
「うん。ゆずが言うんなら。」

橙、
「ありがとうございます。」

翠、尋音、万美、
「うん。」
にっこりと。




廊下を早歩き。橙。
角を曲がったところで、「バン!!!」
「キャッ。」

その瞬間に、
「あ~~。あ~~。あ~~。」

思いっきり体制を崩して、そのまま、後ろに、そして背中から床に、
「バ~~ン。」








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庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。