薫朗からのメモを呉羽から受け取って見て翠、
「ふんふんふん。」
呉羽、
「どう…???大丈夫…???」
「…って、言うか…やるっきゃないよね。それより、早いね、ロンドのオーダー。」
「ふん。…もしかしたら、何かしら…仕掛けてくるかな~~。ふふ。」
「逆に、仕掛けて来ないのが、不思議なくらいかも、知れないかも…。ロンドくらいの大型デパートなら……。」
廊下を歩きながら翠。
そして、自分の席に就いて、
「さ~~~て。ゆずちゃん、午前中の…、仕上がったら教えてくれる…???」
外れの席で橙、
「あっ、はい。」
そして夕方。
「ふ~~~~。送信…っと~~。一丁上がり~。コバちゃ~~ん、メール、入れときました~~。」
翠。
その声に呉羽、自分の席で、顔はパソコン、右手親指を掲げて…。
斜め後ろから椅子をスライドさせて万美、
「ねね、みど。さて。ゆずちゃんの歓迎会…???」
「あっ。そうだ。1週間経つわ。」
万美、
「ねね、尋。」
向いの席の尋音、
「ん~~~。場所は……。いつも通り、ルッポラで良いんじゃないの……???贔屓しているお店だし…。」
その声にいきなり橙、鼓動がドキン。
そして目をキョロキョロと。頭の中で、
「…えっ…。ルッポラ…???…今まで、何度もルッポラ、通ってるけど…。ここの人たち、見た事…ない…。えっ???えぇ…???」
そして、
「あの…。帯刀…さん…。」
尋音、
「ふん…???何…???あっ。いいよ、尋で…。みんな…、帯刀なんて苗字、言う人、いないもん。」
橙、
「あっ。」
そして舌をチロリと。
「あっ。はい。すみません。ルッポラって…???」
「あ~~。レストランデリバリーね。ほら、ここでもお昼にデリバリーで使ってるお店~~。結構歓送迎会で使ってるの。でも…、個人的には…管理職くらいしか…、使って…ないかな~~。」
「まっ。スタッフが使っているお店って…言ったら、やっぱり…、駅前の居酒屋になっちゃう。とにかく、安いし美味しいし。情報もあるしね~~。」
万美、椅子をクルリと回して橙の前に。
「でも、私らはやっぱり…雅樂じぃだけど…。」
「毎回、完璧に会員価格だもんね~~。」
尋音。
橙、
「会員価格…???」
「かかか。会員なんていないんだけど…、ほぼ、半額で食べている。」
翠。
その声に橙、
「うそ!!!」
「ほんと。焼き鳥屋って、結構地味な感じするじゃん。…、それに、お店自体、そんなに広くもない。」
「うんうん。」
「でも、そんなお店でも、結構…この辺りじゃ人気のお店。味もさることながら…。雅樂じぃ。おめぇらが店に来てから、客の入りがいいや。なんて言うのよ。」
「へぇ~~。」
「私なんて前っからなんだけど…。万や尋もしょっちゅう通ってるから…。それに絃ちゃんも可愛いでしょ。」
「うん。ほんと。鏑木絃さん。20歳だって。」
「安くって、美味しい焼き鳥が食べられる。他だって、小料理なんて、居酒屋さんと同じもの、食べられるから。」
「な~~るほど…。」
「お勘定なんて、絃ちゃん、勝手に半額にしてくれてるみたい。」
「うそ~~~。」
万美、
「ふん。だって雅樂じぃ本人から、何言ってんだ、おめぇらからまともに金、取れるかよ。だって…。絃に任せてりゃ、いいんでぃ。…って…。」
橙、
「わお。」

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