「航の事、お願いね。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 可南子、
「あの…。私…、みんなのところ…。戻りますね。」

志帆、
「うん。ありがと…。あっ。可南子ちゃん。」

可南子、
「へっ…???はい…。」

「航の事、お願いね。」

その声に可南子、いきなり顔を赤くして…。

航、
「姉貴!!!」

「な~に言ってんの~~。いっつも電話で話、してるくせに。可南子ちゃん、お願いね。」

可南子、少し、頭を傾げて、そして、
「はい。じゃ。」

「えっ!!!うそっ。わた…、おま…、矢島先輩と…???」
敦司の隣の1年の部員。

敦司、
「かかかか。な~んだって~。」

航、いきなり口を捻じ曲げて。


「…けど…、びっくりした~~。可南子ちゃん、あんたの事…、航って言うんだ。かかかか。」

そんな志帆の声に、思いっ切り、深呼吸して…。
「ふぅ。」

いきなり後ろを振り向いて敦司、
「けけけけ。こいつ、照れてやがる。」

航、
「うるせぇ。」




両チーム整列。

主審、
「多岐川高校、泉川学院高校、4対4.引分け。」

両チーム、
「ありがとうございました――――――っ。」

憲央、
「引分け…。でも…最後、観られて良かったよな~~。」

彩萌、
「うん。」

弓香、
「可南子~~。海野君…???」

可南子、
「うん。大丈夫。お父さん、お母さんと、一緒に帰るから。」

「うん。」

史江、
「それにしても、可南子~~。キャハ。」

可南子、
「な…なに…、史~~。」

「へっへ~~。カヨッチ同様。…ねぇ~~。」

紗枝、
「わ~君、頼むよ~~。」
鼻の下を伸ばして。

可南子、
「もう~~。あんた、紗枝が~~~。」
そう言って、紗枝の背中を押す可南子。

紗枝、
「かかかか。ドンマイ、ドンマイ。」

「おぅ。おまえらも、帰るか。気を付けて帰れよ。」
宗雄。

憲央、
「はい。」

要次、
「小塚、弓道部、頼むぞ。」

そんな要次の声に彩萌、いきなり顔を赤らめて、
「はい。」
そして、お辞儀をして。

そんな彩萌を見て一華と夏妃、
「…ん~~???」





翌朝、クラスで生徒たち、
「え――――――――っ!!!海野君…???」

航、
「あぁ…。こうなっちまった…。」

「…ってか…、学校、来て…、大丈夫なの…???」
女子生徒。

「いや…、それより、こんな状態で、家にいても、つまんねぇし…。」

また別の女子生徒。
「…まぁ…。それも…そっか…。」


「まさか…。海野君。学校に来るとは…。」
佐智子。

「昨日、部屋で。お姉ぇ電話で話してた。」
可羊子。
「お姉ぇもびっくりしてたもん。」

レミ、
「…で、…で…???」

「ちゃんと、時間を置いて、保健室に行ってって…。」

佐智子、鈴鹿、レミ、
「だよね~~~~。」

その時、レミ、
「…ん…???男の声…???」
そして後ろを、
「うわぁ~~~~~。びっくり。」

佐智子、鈴鹿、可羊子、
「敦司~~~。」

レミ、
「あ~~。びっくりした~~。」

「昨日は…試合、観に来てくれて、ありがとうな。」
敦司、頭を掻いて。

「どう…いたしまして~~。当然じゃん。海野同様、友達なんだもん。敦司も。」

敦司、何かしら目を赤くして…。いきなり袖で目を…。

佐智子、鈴鹿、
「はい…???もしかして…、泣いてる…???」

可羊子とレミ、ふたり見て、そして敦司を見て、

「なんで、あんたが泣く…???」







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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。