「今頃は弓道部…、個人戦か~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「今頃は弓道部…、個人戦か~~。…ん…???終わったかな…???」
リビングのソファで勉強をしながら可南子。
「あはっ。留美子おばちゃん。うんうん。上手~~。」

可南子の勉強の邪魔にならないようにエレクトーンを弾いている留美子。
「かかか。何仰います。私が弾ける曲なんざ~。これくらいだよ。」

そう言いながら、「やまのおんがくか」を弾く留美子。

「これ、恵美のちっちゃなピアノで弾くと、傍に来て、チョコンと座って聴いてるんだ。それに釣られて雄喜もね。ふふ…。」

可南子、
「うんうん。分かる気がする。」

「お姉ぇは、バンドの方、どうなんだい…???」
弾きながら留美子。

「うん。いい感じ。バンドに誘ってくれた男子が、もの凄いエレキギター上手な人。」
「へぇ~~。」

途中で演奏を止めて留美子。
「確か、1年の子だっけ…???」

「うん。それにベースの人も、ドラムの人も凄いよ。上手で。」
「ふ~~ん。」

そして、
「でも…、確か、リーダーの横内璃子…さん…だっけ…。怪我…???」

「うん。現在バンド不在なんだけど…。でも、その人の代わりに今、ボーカル担当の人。もんの凄い、歌、上手。プロみたい。」

「ほぃ。ただいま~~。あれ…、おばあちゃん…???」
買い物から帰って可憐。

「あ~~。雄喜と恵美と一緒に散歩出てるよ。」
可南子。

「あらあらあら。この暑いのに、日射病、ならないといいけど…。」
リビングの壁の時計を見て可憐、
「ん~~???個人戦…終わったかな~~???」

可南子、母親を見て、
「ふふ。」





「ッシャ――――――ッ!!!」
思いっ切りガッツポーズの憲央。

部員たち、
「ヤッタ――――――ッ!!!」

彩萌、胸の前で小さくガッツポーズ。
そしてそんな憲央と握手する久樹。
女子部員はそれぞれ抱き合いながら。

彩萌、栞奈に思いっ切り、抱きついて。
栞奈、
「うんうん。やった、やった。」


結果、男女個人予選通過、泉川学院高等学校、定岡憲央。小塚彩萌。

「ヨ~~シ。準決勝、気を引き締めて、行くよ~~。」
栞奈。

全員、
「はい!!!!」





「まだ、可羊子から、連絡…来てないのかい。」
凜太郎、リビングでお茶を飲みながら。

既に午後の3時過ぎ。

可織、
「もぅ~~。とにかく、心配性なんだから…。」

「その内、連絡来ると思うよ~~。」
廊下を歩きながら可南子、
「行ってきま~す。図書館行って、そのまま練習行く~~。」

可織、
「気を付けて~~。」





2時間前。男子個人準決勝。坐射。

「さっきより、かなり…緊張感…増すよね~~。」
久樹。

彩萌、
「うん。」

「それに、憲の他、身長…低いし…。」
史江。

「ど~こ見てんのよ~史~~。」
紗枝。

「かかかか。ごめん。」

 









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庄司紗千 海をこえて

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