「憲じゃないよ、彩萌が好きなの…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「うんうん。いつもの定岡先輩と彩萌さん見ていると、史先輩の言っている事、分かる。」
可羊子。

「でっしょう~~。彩萌、完璧に憲央、手玉に取ってるから…。」
史江。

そんな史江の声に可羊子、
「かかかか。そうそう。あのふたり見てると…おもしろ~い。」

「でしょ、でしょ。」
と、笑いながら史江。途端に、
「…じゃなくって~~。カヨッチ…、あんた…、乗せ過ぎ。」

可羊子、
「あ~~い。」

「憲じゃないよ、彩萌が好きなの…。」
きっぱりと紗枝。

その途端、一同、
「えっ!!!」

「だって、憲が好きなら、そもそも、今までだって…、一緒にいてて、あんな感じ、有り得ない。」
紗枝。

「んじゃ…、松森…せ…。」

その瞬間紗枝の右拳がレミの頭をコツン。
「それこそ…有り得ない。」

「…てか…、今頃、クシャミしてるぞ、信一~~。かかかか。」
史江。

「…と、いう事は…。」
可羊子。

史江と顔を見合わせて、ふたり一緒に、両手をパン。
「わっ!!!!」

一瞬の沈黙。

史江、
「いやいやいや…。」
右手を振って。

可羊子も、
「ないないないない。」
右手を振って。

レミ、
「誰、誰、誰々…???」

泉季も美那子も、
「うんうんうん。」

「もし…か…したら…。」
少し、険しい顔をして…紗枝。





廊下を歩きながらの彩萌と茉優、そして憲央。

「絶対に内緒よ、茉優。」
彩萌、茉優に釘をさすように。

「うん…。でも…、彩萌…。」

「分かってる。分かってるよ、そんな事。絶対に有り得ないし、許される事じゃないって…。でも…好きだもん。誰が何て言ったって…。」
彩萌。

「それにしても憲も…1年の時から知ってたなんて…。びっくり。」
茉優。

「…ん…。まぁ…。な…。はははは。」
「でもさ…、どうして…、茉優。さっき…、居間に…???」

彩萌のその声に茉優、
「えっ…???」
いきなりドキンとして、
「あ…。あ…。いや…。あははははは。」

「ヨシ。風呂入ろっ。んじゃな。」
憲央。

別の部屋からは女子部員の笑い声が聞こえる。

部屋の戸を開けて、
「あっ。栞奈先生…。ひとり…???」
彩萌。

「あぁ、おかえり。みんな…お風呂。彩萌、大丈夫…???先生たち、心配してる。」

彩萌、
「え…。えぇ…。はい。」

「何か…心配事…あるんなら、折角の合宿だもん。先生に…相談して。」
窓際で学校の仕事をしながら…。
「こうみても、一華先生を見習うつもりでも…あるんだから…。」

その声に茉優、
「くっ。」

彩萌、
「はい。」

「こら、茉優、何が可笑しいの…???」
にっこりと栞奈。

「いえいえ…。はい。…でも…。栞奈先生…。」
「…ん…???」

彩萌、
「あっ。そうだ~。栞奈先生…。」

「はっ…???」

茉優、
「うひひひひひ。」

「な~~に。気持ち悪い~~。」

彩萌、
「関先生…。」

その瞬間、栞奈、
「えっ…。」

「先生の…いい人…だったり…。」
にったりと彩萌。

茉優もにったりと、
「…ん…???」

その途端、栞奈、両肩を落として、
「やれやれ…。」
 

 








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庄司紗千 海をこえて

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