泉川学院高校弓道部を迎えてくれたのが、
友平栄造(ともひらえいぞう)である。
「お~~い。加代子(かよこ)~~。栞奈ちゃんたち、着いたぞ~~。」
その声に、部員一同、
「え゛~~~!!!」
しかも可羊子、
「あっ、はい。私…ここにいます…けど…。」
甫、要次、
「あ…、あれ…???」
栞奈だけ…、
「へっ…???あ。そっか~~。」
奥から急ぎ足で、
「はいはいはい。いらっしゃ~~い。あぁ…栞奈ちゃん、お久し振り~~。」
栄造、何かしらキョトンとしているみんなに、
「どう…した…かな…???」
玄関に現れた女性に、一同注目。
憲央、
「あの~~。かよこ…って…???そこに…。」
丁度真ん中辺りにいる可羊子を指差して。
可羊子も、何故か、右手を挙げて。
栄造、
「えっ…???あっ。」
バンダナ姿の女性、
「はい…???何か…???どうし…???」
途端に栄造、両手を叩いて、
「は~~っはっはっはっはっ。そうか…。かよこがいたか~~。かかかか。こりゃいい。」
栞奈、
「ぷっ。」
要次、甫、
「竹脇…せん…???」
栞奈、
「ご紹介します。こちら、長蔵山荘のご主人、友平栄造さん。そしてこちらがその奥様。友平加代子さん。はい。…とは言っても、矢島の可羊子とは字が違うからね~~。」
その話で、一同、
「お~~~。」
「凄い偶然、カヨッチと同じ名前…。へぇ~~。」
史江。
彩萌、紗枝、レミ、茉優、
「うんうんうん。」
「そうか~~。こんな若いかよこさんが、いたのか~~。」
栄造。
「何バカな事、言ってんですか。はいはい。みなさん、お疲れ様。どうぞ、どうぞ。」
一同、
「お世話になりま~す。お邪魔しま~~す。」
レミ、
「キャハ~~。綺麗なおかみさ~~ん。」
いきりな両手を合わせて。
「うんうん。私もそう思う。」
史江。
「…でも、凄ぇよ。どうしたらこういう男性に、こういう女性…???」
憲央。
その途端に憲央の頭をペン。彩萌。
憲央、
「痛って~~。」
「失礼な事、言わない。」
けれども、そんな彩萌の隣で史江も頭を傾げて…。
「史~~~。」
史江、チロリと舌を出して。
その途端、彩萌も、自然に、
「ぷっ。」
史江、
「ぅお~~い。」
彩萌、
「はいはいはい。ごめん、ごめん。ごめん。」
要次、甫、栄造に、
「友…平さん…。泉川学院高校の田所と申します。」
「同じく湯上と申します。」
「これは、これは。ご丁寧にどうも。」
腰を低くして栄造。
「それにしても、綺麗な女将さんですね~~。」
要次。
「田所先生、失礼ですよ。」
甫。
栄造、
「はい。ありがとうございます。お蔭様で、みなさんに、可愛がられてます。」
「いやいや。つまりは、あれだけ綺麗な奥さん。そしてこのご主人だからこそ。可愛がられているんでしょう。…ってね~~。」
要次。
甫、
「えっ…???」

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