「ライズの歌…。…全部…、知ってるよ。」の、美和の声に可南子たち、
「へぇ~~。」
そして、
「凄~~い。」
左近と和樹、頷きながら。和樹、スティックを持った手で、音のしない拍手。
航、
「筧さん…。海野航と言います。」
「はい。璃子さんから聞いています。」
「ライズの歌…、何か…歌って…くれませんか…???」
「えっ…???」
可羊子、
「そ…そんな…。海野君。初めて逢ったばかりの…。」
可南子も彩萌も、
「うんうん。」
富田左近、そしてドラムの横峯和樹よりは、
かなりの年下に見える海野航と言う男性に…。
けれども、一瞬感じた、
「…私とそれほど…。」
そして、
「うん。いいよ。」
その瞬間、何故か敦司、信一、ガッツポーズ。
「ッシャー!!!」
「なんであんたがガッツポーズすんのよ。」
鈴鹿。
彩萌と紗枝も信一を見て、
「信一、何してんの…くくく。」
既に左近が、ファイルのページを繰っていた。
「ふんふん。」
そして、あるページを開いて、
「うん。」
可南子、
「か・け・い…さん…。」
左近、
「これ…いいかな…。」
楽譜を見せられて美和、
「うん。良いかも…。私も好きな曲。」
左近、
「おぅ、おぅ、おぅ。」
和樹、
「左近…???」
左近、
「黄昏の街角。」
その声に和樹、
「ほぅ、ほぅ、ほぅ…。」
航、
「……。」
けれども美和、
「あ…。でも…、富田さん…。これ…。」
左近、
「…ん…???」
そんな美和を見て、
「ふふん。…矢島さん…。」
もう一部の楽譜を可南子に渡して、
「どぅ…???」
可南子、
「へっ…???」
彩萌、園加、愛寿美、
「可南子。」
「矢島。」
「可南…。」
楽譜を見ている可南子の肩に。
そして自然に左近に促されるままにキーボードに歩み寄る可南子。
「綺麗な曲~~。」
左近、
「お願い…出来る…???」
美和、頭の中で、
「…うそ。彼女…。」
すぐさま左近、
「和樹。」
ドラムがカウント。
そしてシンバル。ベース。そしてキーボード。
その瞬間、美和、
「えっ…!!!」
弓香、摩耶、菜穂子、彩萌、史江、紗枝、茉優、
「綺麗~~。」
キーボードが2フレーズ終わった後に、美和が、
「オレンジに~~。」
「わは。上手っ。」
園加、愛寿美。
可羊子、
「うんうん。」
左近、ベースを弾きながら可南子を見て、にっこりと。航も可南子を見てにっこりと。
そして前を向いて歌い続ける美和。
「もしかして…。私たちより、少し…上…???大学生…かな…???」
茉優。
「なんだか…。サックス…吹きたくなっちゃった。」
芽久。
「へへ。」
「うんうん。だよね~。ちょっとジャズっぽい感じ…あるもんね~。」
菜穂子。
「綺麗な声~~。」
レミ。
「かかか。なんでレミ…目ぇ真赤してるかな~。」
可羊子。

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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。