「與門、こちらが麻布セントラルムードの茂木由香里さん。」
夕美子が與門に由香里を紹介する。
與門、
「あぁ~~。そうだったんですか~~。初めてお目に掛かります。桜樺のブリリアント、與門と申します。」
バッグから名刺入れを取り出して…。
「そして…、こちらは…、私も会うのは初めてね~~。」
今度は夕美子も名刺入れをバッグから取り出し、
「セントラルムード…、主宰者、ヒサコ・マーラさんのお嬢様、ルイさんね~~。nice to meet you~かしら…。」
「お会い出来て光栄です。」
與門。
由香里に、右手を差し出して握手。そして夕美子もルイと握手。
それぞれ握手を終えてスツールに納まる。
「何かしら…、素敵な空気が流れているような…。」
ポツリと和弘。
「ん~~。まぁ…ベッピンさんばっかりで…。目のやり場に…困らぁねぇ…。」
洋造。
その洋造の声に夕美子、
「はぁ~あ???」
その隣で與門、
「な~に言ってんだか…。」
由香里、
「クスッ。」
そしてルイも、
「ふふ…。」
「素敵なお店。ねぇ、ルイ。」
由香里。
ルイ、
「う~~ん。」
「今まで、会社の立ち上げとそれからで、あんまりゆっくりできなかったから、今回を機会に、寄せてもらおうかしら…。」
洋造の顔を見ながら由香里。
「おやおや…、こりゃまた…格別なお言葉を頂戴しちまったようで…。けけけけ。」
頭を掻きながら洋造。
「それに…。」
そう言いながら和弘の顔を見て、にこやかに微笑む由香里。
そんな由香里をチラリと見て和弘、
「…???」
「茂木さんと、ルイ…さん…。何…飲んでらしたの…???」
與門。
「よろしかったら…、おじちゃん、同じもの一杯ずつ。茂木さんたちに…。」
洋造、
「おぅ。」
「あっ、いえいえ…。私たち…もう…。」
右手を振りながら由香里。
洋造、
「つきあってあげて下さい。私の方からも…お願いで…。けけけけ。」
「じゃ~~。」
ルイを見ながら。
ルイも、にっこりと、
「うん。」
由香里、バッグの中からまた…、ルイの前に出して、
それをルイが夕美子の前に…。
夕美子、
「これ…???」
目の前で和弘、
「パーティの招待状のようです。」
にっこりと。
與門、
「パーティ…???」
夕美子から封筒を前に出されて…。
「えっ…???…って、ワコウちゃん…???」
ルイと由香里、
「ワコウ…???」
洋造、
「かかかか。こいつのニックネームみてぇな…。」
笑いながら…。
由香里、
「へぇ~~。」
ルイ、
「かっわいい~~。」

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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。