その女性に近づいて麻衣子。
「私…。」
そんな麻衣子の顔を見てにこやかに笑顔で、
「こんにちは、中川麻衣子さん。初めまして、汀侑佳です。」
麻衣子、
「き、綺麗…。」
侑佳、
「木本…浩一、よろしくお願いします。」
「ゆう…か…さん。」
「これから…、神戸に帰ります。ふふ…、太平洋からの…、朝陽も…しっかり…観れたし…。うん。」
麻衣子、
「はっ…???」
店の中に侑佳を招き入れる麻衣子。
捷子、目をパチクリさせて…、
「マ…コ…。…その…人…???」
捷子に絵顔で侑佳。
そんな女性に絵顔で応える捷子。ただ、
「いや…。えっ…。どうなって…???」
麻衣子、テラスのテーブルに、そして椅子を引いて、
「どうぞ。」
侑佳、
「昨夜は…、ごめんなさい、突然メール、そして電話…。びっくりしたでしょ。」
麻衣子、
「うん。何が、どうなってるのか…、全く分かんなかったから…。」
「素敵なお店。浩に無理に頼んで、ここの名刺貰っちゃった。麻衣子さんに…会っておきたくって…。」
麻衣子、照れながら…。
「絢ちゃん、可愛いね。」
麻衣子、ますます照れながら、
「ありがとうございます。…で、旅行って…???」
ガーデンから出てお客様をリードしている知寿子、
「ありがとうございます。捷…、お願い。」
と、言って、捷子が知寿子に、麻衣子の方に唇を…。
知寿子、
「はぁ…???」
捷子、お客様に、
「ありがとうございます。綺麗に出来ましたね~うん。」
男性と女性、
「えぇ~。また、ここで、お願いするよ。物凄い親切で丁寧だ。それにお店も素敵だし。」
捷子、
「ありがとうございます。」
そこに和也と奏、玄関から、
「あっ、いらっしゃいませ。ありがとうございます。お気を付けてどうぞ~。」
そしてテラスのテーブルの方に、和也、奏、
「…ん…???」
捷子と知寿子に、
「誰…???」
捷子、知寿子、首を振り、
「???」
ゆっくりとテーブルに近づく知寿子、
「あの~~。マコ…???」
そして、その声に振り向く女性、知寿子の顔を見ながら笑顔でお辞儀、
「こんにちは、汀侑佳と申します。」
「み…ぎ…わ…、ゆう…か…。」
そして…、
「えっ…、えええ…。もし…かして…???…モッちゃんの…???」
「あれ…???チズ…、名前…知ってた…???」
キョトンとしている麻衣子に知寿子、いきなり麻衣子に両手を合わせて、
「ごめん。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。