「お蔭様で…、いい人たちばっかりだ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「見たいな~~。」
侑佳。
「くぅ~~。こんにゃろ。」

浩一、スマホの画像をスワイプして、
「ほら。」

その画像を見て侑佳、
「わわわわ。な~んだ、あるじゃん、写真~~。」

「そりゃそうだよ、いつも一緒にご飯食べてるから…。」

そしてまたそのままスマホを手にして侑佳、
「うそうそうそ。これ…全部東京に来てからの知り合い…。…って言うか友達~~???」

「うん。仕事仲間じゃないよ。」
「凄~~い。こんなにいるじゃん。」

「うん。お蔭様で…、いい人たちばっかりだ。」
「かっわいい~赤ちゃ~ん。」

「うん。絢って言う。そして、その隣の小っちゃいお嬢ちゃんが寿ちゃん。」

侑佳、またキラキラとした涙を目に溜めて、泣きながら、
「じゃ、近いうちに、パパって…呼ばれるね…。」

「おいおい。」




床に落ちている新聞のチラシ。結婚式場のオープン記念のチラシ。
それを拾って、麻衣子。
「なんか…、ふわふわって…。ふん…???」
そして小さな仏壇の高志の写真を見て、
「高志~~、何か…した…???」




ビジネスホテルの前まで来て侑佳、
「浩~~。ご馳走様でした。」

浩一、
「おぅ。」

そして、浩一に抱き付いて、
「絶対に、パパって、言わせろよ。分かったな、木本浩一~。」

「はは、分かったよ。何とかやってみる。」
「うん。」

そして、浩一の唇に、「チュッ」として、
「明日、帰るわ、神戸。」

「おぅ。」
「そして…。」

「ん…???」
「当~然、子供…作る。」

「かかかか。おぅ。その意気だ。」
「じゃ、おやすみ~。」

「あぁ、神戸、気を付けて帰れよ~~。」
「あっ、名刺…、ありがとね~。」

そんな侑佳に手を挙げて、
「さてと…、帰るか…。」
ポツリとそう言って、ポケットからスマホを取り出しメール、送信。


着メールの電子音。
「ん~~。」
眠りの淵に誘われつつあった麻衣子。
「…ん…、モッちゃん…???…これから家に、帰るよ。今夜はごめんな、マコ…。」

そのメールを読んで、
「んもう~。眠りそうだったのに~~。木本浩一~~。ペェ~~。」
そして、枕に頭を、ニッコリと…、
「ふふ…。」








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庄司紗千 花笠音頭

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。