傍でスヤスヤと眠っている絢の髪を撫でて、
テーブルの上で絢の成長記録をメモしながらの麻衣子。
時折スマホを見ながら、そして…、スマホを持ってメールを打ち、送信。
「…ん…???おっと…こっちか…。」
浩一、自分のバッグの中のスマホにメール受信。
浩一の隣でカクテルを飲んでいる侑佳、
「…ん…???浩…、メール…???」
自分のプライベートのスマホを手に、
「…うん。」
「仕事…???」
「う…ん…。まぁ~~…。」
「……と、言う事は~~。」
と、言いながら、いきなり侑佳、
「こら、見せろ。」
いきなり浩一の左に寄りながら左手で浩一の持っているスマホを握り…。
「おい、おいおい。」
浩一。
「ん~~???モッちゃん…、大丈夫…???…連絡…な…。」
「侑佳~~。」
「な~によ~、浩~~。彼女、いるじゃんよ~~。」
「いい…って~~。」
そして、すぐさま浩一から離れて、またカクテルのグラスに口を。
「ほぅ、ほぅ。…な~るほどね~~。」
そんな侑佳に、浩一、
「なんだよ。」
「ちゃ~~んと、彼女にしなきゃ。木本浩一~~。」
浩一、
「……。」
「ねね、どんな人。その人…???」
「いいって。」
「良かないでしょ。」
「はは…、大丈夫、だ~いじょうぶだって…。」
そんな浩一に、侑佳、スツールを浩一の左脇に正面になって、
今度は浩一の首を絞める仕草で、
「お・し・え・な・さいって。」
「わわわわ、わ~かった、わ~かった。…ったくもう~。チズちゃんやマコみたいだ~~。」
「はっ…???だれ…、その人たち…???」
「やべっ。」
侑佳、両脇に両手、そして顔は笑顔で睨みつけるように、
「浩~~―――――――っ!!!」
そして左人差し指を浩一の顔のまえで立てて、左右に揺らしながら、
「ツッツッツッ。」
浩一、
「……。」
「分かってんでしょうね~~。」
「何を…???」
「教えなかったら、また電話するから…。何度も!!!」
「お~い、おいおいおい。」
「だから~。」
そして浩一の左太腿をペン。
「あた。」
「あんたの顔見て、私…救われてんだから、今度は逆でしょ。」
「…んな…事、言ったって…。」
「おい。私をこのまま、こんな顔させて、神戸に帰れって言うの~???」
浩一、
「はぁ~~。なんだって…こう…。」
「つべこべ言わずに~~。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。