「うん。私…今、新潟。…夕陽…観てる。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「…ん…???私…???」
そして、口の中のものを飲みこんで…、
「私…、今…。新潟にいる…。」

浩一、その侑佳の声に、
「えっ!!!…に…い…がた…???」

スマホから聞こえる声。

「うん。私…今、新潟。…夕陽…観てる。」
「夕陽…???」

「うん。海沿いの旅館で、夕陽、観てる。」
「海沿いの旅館で夕陽って…、おま…???」

「浩~~。今…しあわせ…???」

いきなりの侑佳の言葉に、
「えっ…???…しあわせって…。」

「何…、ばか…。…東京行って、まだ彼女出来ないの~???」
「…いや…。そんな…おま…。それに、大体…、俺が東京いるのなんで…???」

「まっ、その辺は…。いろいろと…。情報はねぇ~~。ふふ…。仕事…、楽しい…???」
「…ん…???まぁ…。ボチボチと…。うん。…って、おま…、侑佳…。もしかして…、おま…、今…???」

「だから…。私今…、新潟で夕陽…観てるって…。」
「…み・ぎ・わ…、社長と…一緒じゃ…。」

その浩一の声にまた目頭が熱くなり、
「ううん…、私…ひとり…。だよ。」

「ひ…、ひと…りって…。おま…。子供……。」
「さ~てと、お風呂、お風呂~~。浩~。切るね~。」

「あっ、あああ…、侑佳~。あっ。」

プツリと切れる通話。

「なんだよ、新潟…、夕陽、ひとりって…???…あいつ…、社長とは…???それに…子供いるはずだろ……。」

部署に入ってきて浩一、時計を見て電話機に。

悠馬、そんな浩一を見ながら、
「……。」




仕事が終わり、服を着替えながら麻衣子、
「モッちゃん、どうしたんだろ…。」

知寿子、
「うん。後で、悠馬にも聞いてみる。」

「うん。私もメールしてみる。」

けれども…、麻衣子が浩一にメールをしても、いつもならすぐに返信があるはずが…。




悠馬、
「ただいま~~。」

寿、リビングから駆けて、
「パ~パ、パ~パ。お帰り~。」
「おぅ~ただいま~寿~~。ヨッと。」

キッチンで知寿子、
「おかえり~~。ねぇ…パパ…。」

悠馬、その知寿子の声と顔に、
「…ん…???……あぁ…。モッちゃんね…。」

「うん。…お昼に、妹の柚ちゃんから捷子にメール来て…。」
「そっか~~。」

「ねね、パパ…。」

そんな知寿子に、
「ん~~。…実は…ママ…。」

そして、悠馬の話を聞いて知寿子、
「えっ!!!うそっ!!!それって…。」








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