「…んまぁ~~、楽しんでらっしゃい。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「あっ。だからって…、汀の家に電話なんてしないでね。お義父さん、お義母さん、心配するから…。」
薄く暮れて行く風景を観ながら侑佳。
「それでなくても、気持ち良く快諾してくれて旅に送り出してくれたから、汀のお義父さん。それに…柏木の家にも帰らない。って…言って出て来たから…。」

スマホを左の耳に替えて葵、
「うん、分かった。父さんにも話しておく。私より心配性だから…。男親ってのはね~。ははは…。」

「うん。ありがと…。さて。お風呂入ってくる。ひっさしぶりだ~温泉なんて。」

「うん。」
目頭を熱くして、ポロリと目から涙を零して葵、
「気を付けて…。…んまぁ~~、楽しんでらっしゃい。」

侑佳、
「うん。…じゃ…、切るね。」


電話を切って、台所から夫の座っているソファーに。

悦男、
「何だって…侑佳…。あいつ…???」

「能登の石川の旅館にいる。神社にお参りしたかった。夕陽が綺麗――――――っ!!!」
いきなり叫ぶように葵。

悦男、
「……。」

「あ―――――――――っ!!!!私も行きたい―――――――――っ!!!!」
体をぶるぶると震わせて葵。

悦男、
「はぁ――――――――っ!!!」



露天風呂で貸切状態の侑佳。
「きっもちいい――――――――っ!!!」



そして…、テーブルの上の…。
「ひとり…で…。これ…???…うそ…???…キャハッ。ニシシシシシ。………。」

目をパチクリと…。
「うまっ!!!!うれじぃ~~~~。」





「おやおや…、絢ちゃん…、お喋りできるようになったね~うん。」
絢の頭を撫でながら愛梨珠。
「早いね~。もう~6ヶ月…。くく…。ずっしりとなってきたよね~。うんうん。」

絢の6ヶ月健診である。

麻衣子、
「みんなびっくりして。絢…喋れるようになった~~って。」

「うん。喃語ね。そして…。ヨッ。ふふ…。良く出来ました~。お座り~。かかか…。思った通り…元気だわ。愛されてる証拠だね~。絢ちゃ~ん。」
「あっ。それから、寿のときは、お世話になりました~~。」

「う~ん。久し振りに、寿ちゃん、見たわ。すっかり可愛くなってたよね~~。おっほほ…。しっかりと寝返りも出来ちゃうね~~。いいぞ~。はは…。」

「はい。」
にっこりと麻衣子。








※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。