ガーデンを出て行く浩一に麻衣子。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「あ~~モッちゃん…。」
ガーデンを出て行く浩一に麻衣子。

浩一、
「うん…???」

「今度、いつにする、ご飯???」

その麻衣子の声に知寿子、目尻から一滴。

「あ~~、うん。いつでも歓迎。連絡して。またまた…ゴチになります。」

麻衣子、笑顔で、
「うん。分かった。連絡する。」

知寿子、
「はぁ~~~。」

麻衣子、
「へっ…???どうしちゃったのよ~、チズ~。目ぇ真赤~。鼻まで赤くしてるし~。涙も~~。変な人~~。」
知寿子の両肩をさすりながら麻衣子。

知寿子、両手で顔を塞ぎ、そしてエプロンのポケットからハンカチを出して鼻の下に…。
麻衣子の右肩に左手を…。
「う、う、う…。マコ…。ごめん…。うれ…しくって…。」

「なに~。一体…どうしたって~~。かかかか…、チズ~~。はははは。」
知寿子の頭を撫でながら…。

知寿子、頭の中で、
「…マコ…、気付いてない…。モッちゃん…、ありがと…。」
そして、
「マコ…。」

「うん…???」

ようやく気を取り戻した知寿子、
「ごめん、変に泣いちゃって。」

「うん。」

そしてニッコリと、
「マコ。良かったね。」

「うん。うんうんうん。…だって、いつもの事でしょ、モッちゃん、お店に来るの…。」

にっこりの表情のまま知寿子、
「うんうん。そうそう。そうだよね。うん。」

麻衣子、
「へ~んな人~~。チズ~~。かかかか。」

レジの捷子に、
「じゃね。」

捷子、
「うん。ありがと。」

そして、さっき来た道を戻りながら浩一、
「さすがに綺麗だわ。うん。さすがはマコだ~~。」

その時、
「へっ…???…今…、俺…。マ…コ…って…。へっ…!!!うそっ!!!」
そして、立ち止まり、今来た道を…、振り返り…、
「もしか…して…。俺…、言っちゃってた…???……わっ。」
そして…今までの事を…記憶を辿りながら…。
「…いや…、でも…、マコ…ちゃん…。今まで…通り…。…って…。へっ…???…いや…。って…。まさか…。」
黙っていた知寿子を思い出し…。
「わっ。……あぁ~~。」
頭の後ろを左手で撫でながら…。
「やっちゃったか~~。いやいや。いやいや~~。」
申し訳ない思いと…。けれども、すぐに、
「そっか…、言っちゃってたか…。マコって…。」

その時、ふと頭に浮かんだのが、悠馬の顔。
「悠さん…。はは。」








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庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。