「えっ…。おやおや…。これは…まぁ~。はっ。はははは。」
キョトンとした顔から、笑顔で…。
「なんと…。…で…、どちらから…???ん~~。」
にっこりとしながら、左目の目尻の皺を長くしてウィンクを…。
ヴァンダイクの髭の中で白い歯を…。大野泰三。
「お蔭様で、ツ~の方から…。ねっ。ツ~。」
笑顔で藍子。その隣で恐縮しまくっている恒夫。
「なんと、千葉様からの…プロポーズで…。うんうん。それはめでたい。…で…、日取りの方は…???…もう…???」
左手薬指の婚約指輪を目の前で眺めながら藍子、
「んふ…、知りたい…マスタ~~???」
「またまた…、笹崎さんのジョークが始まりましたか…、かかか。」
笑顔で泰三。
「なんと。」
藍子。
「なんと…???」
「クリスマスイブで~~す。」
真赤になる恒夫。
いきなり絶句する泰三。目をパチクリさせて。そして口をすぼめて、そして、
「ふぁ~~っはっはっは。」
思いっ切り顔を崩して、そして顔を下に向けて、笑いながら、
「これは、何と何と。え~~。千葉様…。くくくく。」
恒夫、
「はい。」
「何と、思い切った事を~~。」
「まさか…、クリスマスに…結婚式なんて…。…と、思ったんだけど…。」
藍子。
泰三、
「ふん。」
「なんでか分かんないけど…。それまで…気に入った都内の式場…、みんな…埋まってたの。」
「おやおや。」
「…ん、まぁ…、別に来年でもいいかな~って、思ってたんだけど…。」
「けど…???」
「どうせ、勢いでここまで来て、いきなり結婚式…もっと長くなるなんて…。そんなだったら、年内に済ませちゃったら~。…と、言う、ある方々からの…アドバイスでね~~。」
顔を傾げて泰三、
「ある方々からの…アドバイス…???ふん。」
口を一文字ににっこりと、藍子、
「私の18歳上の従姉夫婦。」
「おやおや。」
「で~~。探してみると、意外と…、クリスマスイブで空いている結婚式場が、何件か…。」
「まぁ~、世の中…クリスマスは…、やはり…、あれこれと…、パーティやら、なにやらで…。お忙しいかと…。」
髭を撫でながら…泰三。
「だから…、いっそのこと…。ってね~。」
藍子。
「うんうん。…そうですか…。」
「それに…。」
「それに…???」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。