将史の耳元にジュリアン、
「早く決めろ。…で、ないと…。」
将史、
「…で…、ないと…???」
将史から離れながらジュリアン、両手人差し指をクロスにしてパッテンポーズ。
そのジュリアンの素振りを見ながら将史、
「へっ…???どういう…???バッテン…???何が…、どういう…???」
船首に立ってじっくりと対岸の夜景を観ながらの瞳美、振り返り将史に手招き。
将史、
「ん~~???」
瞳美に近づき。
瞳美、
「マ~坊~。」
「ん…???」
将史の前に右手を差し出して、
「桐生将史。私の事を好きになってくださいとは言わない。でも…、私の…傍には…いて…、欲しい。」
「叶…。」
「お願いします。」
瞳美の手を握り、
「バ~カ。あったりまえだろ…。みんなの傍に…いるよ、俺は。」
東京湾から見える夜景を観ながら将史。
そんな将史の言葉に瞳美、
「うん。」
「じゃ、沢渡さん、ご馳走様でした。七海さん。またね~。」
瞳美とジュリアン。
「これから…是非、よろしく。楽しみにしてます。」
亮。
悟朗、
「ありがとうございます。」
ジュリアン、七海に。
「じゃね。」
チラリと瞳美と将史を見て、
「う~ん。楽しかった。また…会いましょう。みなさんも…また。」
埠頭に降りるメンバー。
それを見送る亮と七海。
「パパ~。眞叶さんと桐生さんの事…、知ってる~???」
七海。
「ん~~???どうかしたか~彼ら…???」
亮。
「ん~~。むふふふふ…。」
「これは、これは…。もしかして…、また例の…占星術か~。しっかし…おまえも…。ははは。けど…当たるから…凄いよな。えぇ~~。」
船内に戻って、ピアノを撫でながら七海、
「ジュリアンさん、頼むよ~。眞叶さん、頑張れ。」
「クシュン。」
「クシュン。」
立て続けにジュリアンと瞳美。
瞳美の隣に座っている茉祐子、
「えっ!!!」
そして、助手席に座っている智也、
「はぁ~???なんで2人立て続けにクシャミ…???」
「ええええ…???なんで…ジュリアンも…???」
真ん中の瞳美が…。
「うそうそうそ…、何でよ…???かかか…、私が聞きたい…。はは。」
ジュリアン。
茉祐子、
「しかも…。テンポよく…まぁ…。」
「なんか…あった~???」
左の瞳美を見てジュリアン。
「いや…、何も…。…ないよね…。うん。」
首を傾げながら瞳美。
「くく…、へ~んなの~。」
ふたりを見ながら茉祐子。

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庄司紗千 海をこえて
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。