帰り道、
「全くもう~ウチの男子は~。」
まだイライラが収まらない瞳美とジュリアン。
けれどもそんな瞳美とジュリアンをよそに茉祐子は、にこにこ顔で…。
「…んな事…言ったって…。ねぇ~遼さん…。」
智也。
「…って…、それ…俺に振る…???」
遼。
「いやいや…、まぁまぁ…。良いじゃないの、茉祐子ちゃんが好きな彼氏~。」
智也の肩をポンポンと叩いて健文。
「それはそうと…、遼く~ん???」
瞳美。
遼、
「へっ…???な…、何…???俺…???は…あ…。いや…、その…。まぁ…。ねぇ…、お蔭様で…。」
「はい…???まさか…。遼まで…???…叶ちゃん、ジュリアン…???」
優子と香織。
「何々…、じゃ…遼ちゃんまで…。ひゃ~~。」
後ろで歩いていた園子と久美子が優子と香織に歩み寄る。
「はぁ~あ???」
顔を見合わせて口を尖らせて遼を見る克己と健文。
「どうなってんの…、プロジェクトルーム…???」
「そっか。それでか…。ふふ…。」
香織。
「何よ、それでかって…、香織~???」
優子。
「ん~~。じゃなかったら…、あんな偉業は、実現しないわ。ねぇ~克っちゃん。」
「ん~~???…。」
そして一瞬考えて克己。
「ふん。な~るほどね~。さすがは、神部ちゃん、孝さんだ。あのふたりには…敵わねぇや。」
澄ました顔で香織、
「そういうこと~。」
けれども、未だに頭の中に引っ掛かって消える事のない名前。
瞳美、頭の中で、
「…栗林…愛美。負けないって…言ったって…。…一体…、どうやって…。」
そして、将史のあの時の言葉、
「…叶の事…、好きになりたい。」
部屋で、缶ビールを飲みながらスマホを耳に、
「へっ…???言ってないの…???…って言うか…、何で…、言えなかったって…???」
翔太。
「うん。なんかさ…。言えなかった。言うタイミングも…あったんだけど…。でも…、言葉…出なかった。」
コチラも部屋の中で体育座りの愛美。
「そっか~~。」
「…翔太~~。」
「ん~???」
「彼女…、どう思う…???」
「彼女って…???」
「ば~か。彼女よ~。眞叶さん…。瞳美さんって…???」
「へっ…。眞叶さん…???…って…。」
目をキョロキョロする翔太。
「ばか。病室にお見舞いに来てた女性いたでしょ。」
「えっ!!!あの人…。」

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