将史、変顔で、
「悪ぃ。やっちまった。」
そう言いながら頭の後ろを左手で撫でながら…。
「もう~、びっくりさせないでよ、マ~坊。」
いきなりジュリアン。
その隣で瞳美、目を潤ませて、
「もう~バカ。」
「ふ~~。良かった。大丈夫そうで…。」
茉祐子。そう言いながら、ホッペを指で拭って…。
「へへ…。」
「ふ~。うん。」
遼。
「心配しましたよ、桐生さん。」
智也。
将史、頭を下げて、
「申し訳ない。」
「一過性脳虚血発作…。」
瞳美。
「あっ、そうそう…、そんな症状。…そう言ってた先生。」
将史。
「バカ!!!どんだけ大変な症状だと思ってんのよ。」
目を赤くしながら瞳美。
将史、
「あっ…。あ~。」
「脳梗塞の一歩手前。つまりは脳梗塞の前兆って事。」
きっぱりと将史の顔目掛けて言い放つ瞳美。
「脳に行く血液の流れが悪くなるんですって。一過性なんだけど…。でも、運動できなくなったり、つまりは麻痺したり、感覚に障害が出るんだって。」
その瞳美の話を聞いた面々、目をパチクリ。
傍にいたジュリアン、
「か…な…ちゃん…。すご。」
「もっかい。…なんて症状…???」
遼。
「一過性脳虚血発作。」
「なんでそんな難しい…、知ってんの…???」
「だって…、ゴロ~さんに…。…聞いたもん。」
「…で…???」
「…でって…。知らない症状だもん…。そ…、そりゃ…調べたわよ。」
ジュリアン、その瞳美の話を聞いて鼻の下を伸ばして、
「ふんふん、へぇ~。な~るほど…。」
と、将史の顔をチラチラと見ながら、
「まっ、ゴロ~さんの電話で私たちびっくりして、何も手に付かなかった時、叶ちゃんだけ、すぐに病院に行く。って、言ってたもんね~。」
将史、
「えっ…。」
「でも…、元気そうで安心した。」
ベッドの布団、将史の足元の方に両手を着いて茉祐子。
「おぅ。」
「それはそうと…、何か…2人…昨夜から今朝まで付き添ってたそう…だけど…。」
ジュリアン。
「それって…。もしかしたら…、さっきの…???」
「あぁ…、多分…。」
「…いや…、多分って…。」
瞳美。
「だって、俺だって分かんないさ。話によると、何度か目覚めたらしいけど…。意識は…。」

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。